J-WAVEで放送中の番組『ACROSS THE SKY』(ナビゲーター:玄理)のワンコーナー「LEXUS TOKYO TREASURE」。3月17日(日)のオンエアでは、銭湯の魅力を図解した『銭湯図解』が話題で、番頭としても働くイラストレーター・塩谷歩波さんが、おすすめの銭湯を紹介しました。
塩谷さんは現在28歳。東京・高円寺で86年の歴史を刻む小杉湯で番頭をしながら、全国各地の銭湯を訪ね歩いています。設計事務所で培った技術を生かして緻密に描かれた銭湯の建物や、自ら入浴した感想などを表現したイラストがSNSで話題になりました。
2月に発売された『銭湯図解』では、建物を描くにあたり実測をして、そのデータをもとに縮尺を決めて再現しています。
■銭湯にハマったきっかけ
塩谷さんが銭湯で働くようになったきっかけは、設計事務所で働いていたときに遡ります。大学時代は成績が悪く、その反動から「誰よりも早く建築家になりたい」という想いがあったそう。
塩谷:そのプレッシャーで自分を追い込んでしまったんです。精神的にも参ってしまった時期に、銭湯にハマっている友だちに案内してもらったんです。そういう時期だと、昼間に入浴しただけで気持ちいいんです。その気持ちをいろいろな人に発信したいと思って、銭湯の絵を描きました。
番頭として、番台の仕事、お風呂の準備、イベントの企画など小杉湯の全体の仕事をこなす塩谷さん。都内で創業100年以上の銭湯はある程度あるものの、築100年以上の建物というのは非常に珍しいと話します。
塩谷:銭湯がずっとその場所であり続けるのは、経営している人がその土地を持ってるからこそできるんです。
玄理:湿気がすごいと思うんですけど、築100年が経過している木造の建物って大丈夫なんですか?
塩谷:3、40年ごとに、浴室の内装をリニューアルしています。
玄理:そうなんですか。
塩谷:タイルなどは時間が経つと湿気などで浮いてきます。配管もボロボロになることがあるので、手直しをしながら保たせていくのが大事です。
維持費もかかるため、井戸水を引いている銭湯も多いのだとか。
塩谷:薪を使っている銭湯もあります。自分たちで廃材を揃えればコストは抑えられます。ただし、タオルなどの洗濯や、シャンプーなどの補充でもろもろ経費がかかってしまいます。
■おすすめの銭湯
オンエアでは、塩谷さんおすすめの銭湯を紹介。都内の銭湯で特に素晴らしいと思うのは、北千住にある「大黒湯」と墨田区向島にある「薬師湯」だそうです。
塩谷:「大黒湯」は、まさにスタンダードな日本の銭湯。木造の建物で、富士山のペンキ絵も描かれています。3つの浴槽、サウナも露天もあります。「薬師湯」は外国人におすすめです。スカイツリーのすぐ近くで観光客も行きやすいです。ここは工夫をしていて、浴槽はひとつだけなんですけど、毎日いろんなお風呂を作ってるんです。いくつかの入浴剤を混ぜて「トムヤムクン湯」を実施したりとか。
玄理:実際にトムヤムクンのにおいがするんですか?
塩谷:だいぶしますね。自分が煮込まれているような気分になります。
玄理:面白い!
最後に、今後の展望を訊きました。
塩谷:銭湯は家風呂の代わりというだけでなく、いろんな可能性があるなと、休職して出会ったときに気づきました。銭湯はいろいろな可能性があることを、もっと発信していきたいです。銭湯がイケてるカルチャーになって、もっと身近で気軽に行ける場所になったらいいなと思います。
皆さんも『銭湯図解』をチェックしてみてください。
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【番組情報】
番組名:『ACROSS THE SKY』
放送日時:日曜 9時-12時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/acrossthesky
塩谷さんは現在28歳。東京・高円寺で86年の歴史を刻む小杉湯で番頭をしながら、全国各地の銭湯を訪ね歩いています。設計事務所で培った技術を生かして緻密に描かれた銭湯の建物や、自ら入浴した感想などを表現したイラストがSNSで話題になりました。
2月に発売された『銭湯図解』では、建物を描くにあたり実測をして、そのデータをもとに縮尺を決めて再現しています。
■銭湯にハマったきっかけ
塩谷さんが銭湯で働くようになったきっかけは、設計事務所で働いていたときに遡ります。大学時代は成績が悪く、その反動から「誰よりも早く建築家になりたい」という想いがあったそう。
塩谷:そのプレッシャーで自分を追い込んでしまったんです。精神的にも参ってしまった時期に、銭湯にハマっている友だちに案内してもらったんです。そういう時期だと、昼間に入浴しただけで気持ちいいんです。その気持ちをいろいろな人に発信したいと思って、銭湯の絵を描きました。
番頭として、番台の仕事、お風呂の準備、イベントの企画など小杉湯の全体の仕事をこなす塩谷さん。都内で創業100年以上の銭湯はある程度あるものの、築100年以上の建物というのは非常に珍しいと話します。
塩谷:銭湯がずっとその場所であり続けるのは、経営している人がその土地を持ってるからこそできるんです。
玄理:湿気がすごいと思うんですけど、築100年が経過している木造の建物って大丈夫なんですか?
塩谷:3、40年ごとに、浴室の内装をリニューアルしています。
玄理:そうなんですか。
塩谷:タイルなどは時間が経つと湿気などで浮いてきます。配管もボロボロになることがあるので、手直しをしながら保たせていくのが大事です。
維持費もかかるため、井戸水を引いている銭湯も多いのだとか。
塩谷:薪を使っている銭湯もあります。自分たちで廃材を揃えればコストは抑えられます。ただし、タオルなどの洗濯や、シャンプーなどの補充でもろもろ経費がかかってしまいます。
【LEXUS TOKYO TRESURE】
— Across The Sky (@acrossthesky813) 2019年3月17日
今回は、番頭兼イラストレーターの塩谷歩波をお迎えしました!
塩谷さんが描かれた銭湯のイラストをまとめた書籍「#銭湯図解」が先日発売されました!https://t.co/8NaXwFTB5m#sky813 #jwave #radiko pic.twitter.com/PFBg2n2cF5
■おすすめの銭湯
オンエアでは、塩谷さんおすすめの銭湯を紹介。都内の銭湯で特に素晴らしいと思うのは、北千住にある「大黒湯」と墨田区向島にある「薬師湯」だそうです。
塩谷:「大黒湯」は、まさにスタンダードな日本の銭湯。木造の建物で、富士山のペンキ絵も描かれています。3つの浴槽、サウナも露天もあります。「薬師湯」は外国人におすすめです。スカイツリーのすぐ近くで観光客も行きやすいです。ここは工夫をしていて、浴槽はひとつだけなんですけど、毎日いろんなお風呂を作ってるんです。いくつかの入浴剤を混ぜて「トムヤムクン湯」を実施したりとか。
玄理:実際にトムヤムクンのにおいがするんですか?
塩谷:だいぶしますね。自分が煮込まれているような気分になります。
玄理:面白い!
最後に、今後の展望を訊きました。
塩谷:銭湯は家風呂の代わりというだけでなく、いろんな可能性があるなと、休職して出会ったときに気づきました。銭湯はいろいろな可能性があることを、もっと発信していきたいです。銭湯がイケてるカルチャーになって、もっと身近で気軽に行ける場所になったらいいなと思います。
皆さんも『銭湯図解』をチェックしてみてください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『ACROSS THE SKY』
放送日時:日曜 9時-12時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/acrossthesky
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