J-WAVEで放送中の番組『ALL GOOD FRIDAY』(ナビゲーター:LiLiCo・稲葉 友)のワンコーナー「TOKYO SAVVY」。3月1日(金)のオンエアでは、庭師の村雨辰剛さんがオススメの庭園を紹介しました。
NHKの番組『みんなで筋肉体操』でお馴染みの村雨さんは、1988年スウェーデン生まれ。スウェーデンの高校を卒業後、日本に移住し、語学教師、通訳などの仕事を経て、23歳で庭師の道に進みました。その後、26歳のときに日本国籍を取得し、名前を「村雨辰剛」に改名。現在は庭師として活躍しながら、テレビ番組などにも出演しています。
■「回遊式庭園」「観賞式」それぞれの特徴は?
さっそくオススメの庭園を紹介してもらいました。最初は、文京区本駒込にある「六義園」です。
村雨:江戸時代の1695年に、柳沢吉保という大名によって作られた庭園です。「六義園」という名称は、和歌にある6つの分類からきています。庭園に入るとかなり広いです。公園みたいな感じなんですけど、これは「回遊式庭園」と言います。歩き回っていろんなところから観賞する庭園のことです。庭園にある大きな池とか、築山という人工的に作られた山を中心に回っていくスタイルです。
「六義園」について、村雨さんが好きなポイントを訊きました。
村雨:立派な大きな松の木とか、しだれ桜が生えています。あと、「六義園」はつつじが有名なんです。春になると綺麗に咲くので見どころです。有名な庭園なので知っている人も多いと思いますが、こういう知識を持って改めて行くといいと思います。
続いて紹介してくれたのは、神奈川県鎌倉市にある「浄土宗大本山 光明寺」の「記主庭園」です。
村雨:この庭を造ったのは、江戸時代の有名な作庭家の小堀遠州だと伝えられています。庭が好きな人のなかではすごく有名な方です。この庭は「観賞式」といって、回って見るのではなくて、決まった位置に座って眺めます。一番眺めが綺麗なスポットがあるんです。そこに座ると目の前に大きな蓮池があります。僕のオススメは夏です。花が咲いていて、とても綺麗です。背景に山があって、コンパクトな空間にしてはダイナミックなので、個人的には好きです。
■村雨さんが感動した庭園
村雨さんが感動した庭園が島根県に多くあるそうで、そのなかから、島根県安来市にある「足立美術館」の周りに広がる庭園を紹介。
村雨:ここは周りの山が全部斜傾になっていて、ビルなどが建たないようになっているので、広大に広がっています。
さらに、島根県松江市の「日本庭園 由志園」も広大な庭園で、「六義園」と同じく「回遊式庭園」だと、オススメしました。
村雨:回っていくといろんな形式の庭が見られるんです。自然風の滝がある庭もあるし、枯山水の庭もあるし、あまり詳しくない人でも勉強できる庭園です。すごく綺麗に手入れされているので、ぜひ行ってみてください。
ほかにも、村雨さんが庭師の修行をしていたという「華蔵寺」(愛知県西尾市)の庭についても話してくれました。
村雨:「華蔵寺」にもすごく素敵な庭があって、お寺を登って行くと裏にあるんです。これは、小堀遠州が作ったわけではないんですけど、小堀遠州風に作ってあります。
村雨さんは、庭師の仕事を始めてから約8年経ちます。日本庭園の社会的な需要は少ないと感じていると話す一方で、「もっと日本庭園のよさをみなさんに伝えていきたい」と庭師としての想いも明かしました。
村雨さんは、3月6日(水)に自伝的エッセイ『僕は庭師になった』(クラーケン)を発売します。こちらもチェックしてみてください!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『ALL GOOD FRIDAY』
放送日時:毎週金曜 11時30分-16時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/goodfriday/
NHKの番組『みんなで筋肉体操』でお馴染みの村雨さんは、1988年スウェーデン生まれ。スウェーデンの高校を卒業後、日本に移住し、語学教師、通訳などの仕事を経て、23歳で庭師の道に進みました。その後、26歳のときに日本国籍を取得し、名前を「村雨辰剛」に改名。現在は庭師として活躍しながら、テレビ番組などにも出演しています。
■「回遊式庭園」「観賞式」それぞれの特徴は?
さっそくオススメの庭園を紹介してもらいました。最初は、文京区本駒込にある「六義園」です。
村雨:江戸時代の1695年に、柳沢吉保という大名によって作られた庭園です。「六義園」という名称は、和歌にある6つの分類からきています。庭園に入るとかなり広いです。公園みたいな感じなんですけど、これは「回遊式庭園」と言います。歩き回っていろんなところから観賞する庭園のことです。庭園にある大きな池とか、築山という人工的に作られた山を中心に回っていくスタイルです。
「六義園」について、村雨さんが好きなポイントを訊きました。
村雨:立派な大きな松の木とか、しだれ桜が生えています。あと、「六義園」はつつじが有名なんです。春になると綺麗に咲くので見どころです。有名な庭園なので知っている人も多いと思いますが、こういう知識を持って改めて行くといいと思います。
続いて紹介してくれたのは、神奈川県鎌倉市にある「浄土宗大本山 光明寺」の「記主庭園」です。
村雨:この庭を造ったのは、江戸時代の有名な作庭家の小堀遠州だと伝えられています。庭が好きな人のなかではすごく有名な方です。この庭は「観賞式」といって、回って見るのではなくて、決まった位置に座って眺めます。一番眺めが綺麗なスポットがあるんです。そこに座ると目の前に大きな蓮池があります。僕のオススメは夏です。花が咲いていて、とても綺麗です。背景に山があって、コンパクトな空間にしてはダイナミックなので、個人的には好きです。
■村雨さんが感動した庭園
村雨さんが感動した庭園が島根県に多くあるそうで、そのなかから、島根県安来市にある「足立美術館」の周りに広がる庭園を紹介。
村雨:ここは周りの山が全部斜傾になっていて、ビルなどが建たないようになっているので、広大に広がっています。
さらに、島根県松江市の「日本庭園 由志園」も広大な庭園で、「六義園」と同じく「回遊式庭園」だと、オススメしました。
村雨:回っていくといろんな形式の庭が見られるんです。自然風の滝がある庭もあるし、枯山水の庭もあるし、あまり詳しくない人でも勉強できる庭園です。すごく綺麗に手入れされているので、ぜひ行ってみてください。
ほかにも、村雨さんが庭師の修行をしていたという「華蔵寺」(愛知県西尾市)の庭についても話してくれました。
村雨:「華蔵寺」にもすごく素敵な庭があって、お寺を登って行くと裏にあるんです。これは、小堀遠州が作ったわけではないんですけど、小堀遠州風に作ってあります。
村雨さんは、庭師の仕事を始めてから約8年経ちます。日本庭園の社会的な需要は少ないと感じていると話す一方で、「もっと日本庭園のよさをみなさんに伝えていきたい」と庭師としての想いも明かしました。
村雨さんは、3月6日(水)に自伝的エッセイ『僕は庭師になった』(クラーケン)を発売します。こちらもチェックしてみてください!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『ALL GOOD FRIDAY』
放送日時:毎週金曜 11時30分-16時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/goodfriday/
この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。