J-WAVEで放送中の『GOLD RUSH』(ナビゲーター:渡部 建)のワンコーナー「haletto GIRL'S INFO COUNTER」。1月11日(金)のオンエアでは、肝臓専門医の浅部伸一さんに、体にいいお酒の飲み方について訊きました。
■二日酔いにならないためには…
浅部さんは、話題の本『酒好き医師が教える 最高の飲み方 太らない、翌日に残らない、病気にならない』(日経BP社)を監修。浅部さん自身もよくお酒を飲むと言います。“お酒の失敗”を経験する人も多いですが、悪酔いしない飲み方はあるのでしょうか?
浅部:最初に早いピッチで飲んでしまうと、すぐに酔いがまわり、飲み過ぎてしまいます。ですので、スタートはゆっくりするのがおすすめです。たとえば、ゆっくり吸収されるよう、何か食べる。繊維質のモノ、少し油を含んでいるようなものが胃の中に長く留まるので、そういうモノを食べてください。
翌日に残らないようにするための二日酔い対策も伺いました。
浅部:結局は、飲んだ量なんです。
渡部:どんな飲み方をしてもダメですか?
浅部:飲み方の工夫っていうのは、飲むアルコールの量をいかに抑えるか。自分の限界内に抑える。もちろん体調によって違うので、いつも同じ量じゃないんですけど、人によって大体決まっているんです。
渡部:その人に応じた量を超えちゃうと、もうダメ?
浅部:二日酔いになる可能性は高いです。だから飲み方を工夫して、楽しく飲みながらも飲む総量を抑えましょう。
水を飲めばお酒を飲んでも大丈夫とよく聞かれますが、本当なのでしょうか。
浅部:水分を摂るのは、ひとつのいい方法です。お酒を飲んだあとは脱水状態になっていて、二日酔いになりやすいので、水分を意識して補ってあげるのはいいですね。
渡部:おしっこでアルコールを出しちゃう、っていうのは?
浅部:少しは効果があるんですけど、みなさんが思っているほどは出ません。
■お酒は適量なら健康にいい…は嘘!?
「お酒は適量なら健康にいい」と言われることもありますが、実際はどうなのでしょうか?
浅部:かなり長い間、適量はいいと言われてきたんですが、どうも最近は雲行きが怪しいです。最近の研究では、飲まないほうがいいんじゃないかっていう考えが出てきました。まだ議論はありますけど。
渡部:今のところは、全く飲まないほうが体にいいですか?
浅部:どっちか選べと言われたら、たぶん飲まないほうが長生きできます。
渡部は「毎日ちょっとずつ飲むのではなく、いっぱい飲むけど休肝日をつくるのがいい、というのは本当ですか?」と、さらに質問をぶつけます。
浅部:それもいろんな意見があるんですけれども、基本的に1週間なら1週間で飲んだ総量が、その人の病気のリスクに関係します。
渡部:やっぱり総量なんですね。週6で休肝日をつくっても、1日でバカ飲みしちゃったら……。
浅部:それはかえって悪いですね。肝臓が処理できる量が決まっているので、アルコールが体の中に残っている状態になってしまいます。少しずつ飲んで休肝日をとるのが一番いいです。
■健康診断の数値はココを見よう
健康診断を受けたら、肝臓の数値が悪かった……という人は、お酒を減らすのが確実です。
浅部:一番気をつけるべき数値は「ALT」です。肝臓が壊れたときに上がってくる数値で、これが上がっている人はけっこうヤバいです。減らさなきゃダメ。その前の段階で上がってくるのが「γ-GTP」です。これは微妙で、私は「どんどん上がってきたら危ない」と言っています。数値が高くても安定している人は、減らすか減らさないか難しいです。
最後に、いつまでもお酒を楽しみたいという渡部に「ぐでんぐでんに酔うために飲むんじゃなくて、お酒を楽しむために飲んでいくのがいい。惰性で飲まない!」と浅部さんがアドバイスしました。お酒が好きな方は、ぜひ『酒好き医師が教える 最高の飲み方 太らない、翌日に残らない、病気にならない』をチェックしてみて下さい!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『GOLD RUSH』
放送日時:毎週金曜 16時30分-20時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/goldrush
■二日酔いにならないためには…
浅部さんは、話題の本『酒好き医師が教える 最高の飲み方 太らない、翌日に残らない、病気にならない』(日経BP社)を監修。浅部さん自身もよくお酒を飲むと言います。“お酒の失敗”を経験する人も多いですが、悪酔いしない飲み方はあるのでしょうか?
浅部:最初に早いピッチで飲んでしまうと、すぐに酔いがまわり、飲み過ぎてしまいます。ですので、スタートはゆっくりするのがおすすめです。たとえば、ゆっくり吸収されるよう、何か食べる。繊維質のモノ、少し油を含んでいるようなものが胃の中に長く留まるので、そういうモノを食べてください。
翌日に残らないようにするための二日酔い対策も伺いました。
浅部:結局は、飲んだ量なんです。
渡部:どんな飲み方をしてもダメですか?
浅部:飲み方の工夫っていうのは、飲むアルコールの量をいかに抑えるか。自分の限界内に抑える。もちろん体調によって違うので、いつも同じ量じゃないんですけど、人によって大体決まっているんです。
渡部:その人に応じた量を超えちゃうと、もうダメ?
浅部:二日酔いになる可能性は高いです。だから飲み方を工夫して、楽しく飲みながらも飲む総量を抑えましょう。
水を飲めばお酒を飲んでも大丈夫とよく聞かれますが、本当なのでしょうか。
浅部:水分を摂るのは、ひとつのいい方法です。お酒を飲んだあとは脱水状態になっていて、二日酔いになりやすいので、水分を意識して補ってあげるのはいいですね。
渡部:おしっこでアルコールを出しちゃう、っていうのは?
浅部:少しは効果があるんですけど、みなさんが思っているほどは出ません。
■お酒は適量なら健康にいい…は嘘!?
「お酒は適量なら健康にいい」と言われることもありますが、実際はどうなのでしょうか?
浅部:かなり長い間、適量はいいと言われてきたんですが、どうも最近は雲行きが怪しいです。最近の研究では、飲まないほうがいいんじゃないかっていう考えが出てきました。まだ議論はありますけど。
渡部:今のところは、全く飲まないほうが体にいいですか?
浅部:どっちか選べと言われたら、たぶん飲まないほうが長生きできます。
渡部は「毎日ちょっとずつ飲むのではなく、いっぱい飲むけど休肝日をつくるのがいい、というのは本当ですか?」と、さらに質問をぶつけます。
浅部:それもいろんな意見があるんですけれども、基本的に1週間なら1週間で飲んだ総量が、その人の病気のリスクに関係します。
渡部:やっぱり総量なんですね。週6で休肝日をつくっても、1日でバカ飲みしちゃったら……。
浅部:それはかえって悪いですね。肝臓が処理できる量が決まっているので、アルコールが体の中に残っている状態になってしまいます。少しずつ飲んで休肝日をとるのが一番いいです。
■健康診断の数値はココを見よう
健康診断を受けたら、肝臓の数値が悪かった……という人は、お酒を減らすのが確実です。
浅部:一番気をつけるべき数値は「ALT」です。肝臓が壊れたときに上がってくる数値で、これが上がっている人はけっこうヤバいです。減らさなきゃダメ。その前の段階で上がってくるのが「γ-GTP」です。これは微妙で、私は「どんどん上がってきたら危ない」と言っています。数値が高くても安定している人は、減らすか減らさないか難しいです。
最後に、いつまでもお酒を楽しみたいという渡部に「ぐでんぐでんに酔うために飲むんじゃなくて、お酒を楽しむために飲んでいくのがいい。惰性で飲まない!」と浅部さんがアドバイスしました。お酒が好きな方は、ぜひ『酒好き医師が教える 最高の飲み方 太らない、翌日に残らない、病気にならない』をチェックしてみて下さい!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『GOLD RUSH』
放送日時:毎週金曜 16時30分-20時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/goldrush
この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。