J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」。11月26日(月)のオンエアでは、この日が「いい風呂の日」であることにちなみ、銭湯の仕事の裏側に注目。寺岡が銭湯に潜入取材した模様をお届けしました。
■若いスタッフが熱意をもって営業
JR川口駅から、のんびり歩いて15分の「喜楽湯」は、川口市でも歴史の古い建物です。数年前に浴室・脱衣場を一新し、20代〜30代の若いスタッフが熱い思いで運営しています。番頭の湊研雄さんにお話を伺いました。
80年近い歴史があるといわる喜楽湯。湊さんは家業を継いだわけではなく、オーナーに誘われてこの仕事をはじめました。若い湊さんたちが入ってから、のれんを変えたり、置いているものを変え、色使いもポップでデザインにもこだわった銭湯になりました。
湊:若い人にも来てもらえるようなお風呂にしていこうというのが大前提にあります。僕らが来た頃は、20代、30代は1日ひとりくらいだったのが、最近は若い人が本当に増えました。当事は若い人が来たらびっくりして話しかけていたんですが、今は若い人が来ても当たり前の雰囲気になりました。
寺岡:グッズがあったり、とても可愛いキャップ、CDや本もありますが、PRとして若い人に提供しているのですか?
湊:そういうのもありますね。(入浴料が)400何十円という商売なので、そこだけで収入を得ていくのは難しいので、物販をやってみたり、さまざまなことをやっています。うちの会社をやっている社長がデザイナーなので、その特性を活かしてデザインしてもらったTシャツを置いてみたり、お客さんにポイントカードで配ってみたりしています。
その他にも漫画や本を置いて、長居できる空間としての工夫も。「お風呂に入りに行くだけでなく、違う付加価値を付けられれば」とはじめたと教えてくれました。
■フェス出店など新しい試みも
喜楽湯はSNSでも積極的に情報を発信しています。
湊:最近では、「りんご音楽祭」という長野で行われている音楽フェスがあったんですが、そこに物販として出店しました。たぶんフェスに銭湯が出店するのは今までなかったと思うので、みんなすごく注目してくださって、たくさんお客さんが来てくれました。そこで「銭湯の引きはすごいんだな」と思いました。
寺岡:最近の銭湯事情は変わってきていますか?
湊:銭湯がどんどん潰れていっているという現状は変わらないのですが、4代目くらいまで続いている銭湯で、30代〜40代のご主人がやっているところは頑張っているところが多いですね。僕らもそうですけど、外部から入ってきて銭湯をやる人もいますし、「やりたい」という人がすごく増えたと思います。
銭湯が好きな湊さんは、さまざまなお風呂をまわっていたところ、やめていくお風呂屋さんをみて「まだやれることがあるのでは」と感じたそう。そこで、まだできることがあると、自身で証明できたらという思いでこの業界に入ったとも教えてくれました。
■薪で沸かした柔らかなお湯が魅力
喜楽湯の最大のポイントは、今も薪でお湯を沸かしていることです。お昼くらいに火を入れて、お湯を暖めて15時にオープン。営業中は1時間に1回のペースで温度を確かめながら、薪を調整します。冬は温かいですが、夏は地獄なのだとか。
湊:薪でたいたお湯は柔らかく、じわじわくる温かさが魅力です。うちは水も井戸水を汲み上げているので、昔からのやり方を変えず、昔ながらの銭湯体験ができます。
古き良き銭湯体験に加え、iPadでお客さんの性別や年齢などをデータ化したり、備え付けのシャンプー・トリートメント以外にもオーガニックのものを用意するなど、新しい試みも続けています。お風呂以外のコミュニケーションも楽しめる場を提供している喜楽湯。看板猫のタタミくんもさまざま場所に出没し出迎えてくれます。ぜひチェックしてみてください!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
明日(26日)の#jwave STEP ONEは、いい風呂の日SP
— J-WAVE STEP ONE (@stepone813) 2018年11月25日
テリー@sugar_me_is_me が銭湯のお仕事の【裏側】に迫ります
より銭湯通いが楽しくなるかも
朝9:35頃からの「BEHIND THE SCENE」お聞き逃しなく#sento #銭湯 #喜楽湯 #いい風呂の日 #stepone813 #お風呂 #温泉 #tokyosento pic.twitter.com/BhfzlBBuOs
■若いスタッフが熱意をもって営業
JR川口駅から、のんびり歩いて15分の「喜楽湯」は、川口市でも歴史の古い建物です。数年前に浴室・脱衣場を一新し、20代〜30代の若いスタッフが熱い思いで運営しています。番頭の湊研雄さんにお話を伺いました。
80年近い歴史があるといわる喜楽湯。湊さんは家業を継いだわけではなく、オーナーに誘われてこの仕事をはじめました。若い湊さんたちが入ってから、のれんを変えたり、置いているものを変え、色使いもポップでデザインにもこだわった銭湯になりました。
湊:若い人にも来てもらえるようなお風呂にしていこうというのが大前提にあります。僕らが来た頃は、20代、30代は1日ひとりくらいだったのが、最近は若い人が本当に増えました。当事は若い人が来たらびっくりして話しかけていたんですが、今は若い人が来ても当たり前の雰囲気になりました。
寺岡:グッズがあったり、とても可愛いキャップ、CDや本もありますが、PRとして若い人に提供しているのですか?
湊:そういうのもありますね。(入浴料が)400何十円という商売なので、そこだけで収入を得ていくのは難しいので、物販をやってみたり、さまざまなことをやっています。うちの会社をやっている社長がデザイナーなので、その特性を活かしてデザインしてもらったTシャツを置いてみたり、お客さんにポイントカードで配ってみたりしています。
その他にも漫画や本を置いて、長居できる空間としての工夫も。「お風呂に入りに行くだけでなく、違う付加価値を付けられれば」とはじめたと教えてくれました。
土曜日の朝風呂始まりました!
— 喜楽湯 - KIRAKU YU - (@kirakuyu_1010) 2018年11月23日
朝風呂専用スタンプカードでT-シャツなどをプレゼントしておりますので是非お越しください!#sento #銭湯 #朝風呂 #publicbath #kirakuyu #喜楽湯 #kawaguchi #川口 #tokyosento #japan #猫 #cat https://t.co/vQLwX6QDVu pic.twitter.com/2DpBgm3s3w
■フェス出店など新しい試みも
喜楽湯はSNSでも積極的に情報を発信しています。
湊:最近では、「りんご音楽祭」という長野で行われている音楽フェスがあったんですが、そこに物販として出店しました。たぶんフェスに銭湯が出店するのは今までなかったと思うので、みんなすごく注目してくださって、たくさんお客さんが来てくれました。そこで「銭湯の引きはすごいんだな」と思いました。
寺岡:最近の銭湯事情は変わってきていますか?
湊:銭湯がどんどん潰れていっているという現状は変わらないのですが、4代目くらいまで続いている銭湯で、30代〜40代のご主人がやっているところは頑張っているところが多いですね。僕らもそうですけど、外部から入ってきて銭湯をやる人もいますし、「やりたい」という人がすごく増えたと思います。
銭湯が好きな湊さんは、さまざまなお風呂をまわっていたところ、やめていくお風呂屋さんをみて「まだやれることがあるのでは」と感じたそう。そこで、まだできることがあると、自身で証明できたらという思いでこの業界に入ったとも教えてくれました。
■薪で沸かした柔らかなお湯が魅力
喜楽湯の最大のポイントは、今も薪でお湯を沸かしていることです。お昼くらいに火を入れて、お湯を暖めて15時にオープン。営業中は1時間に1回のペースで温度を確かめながら、薪を調整します。冬は温かいですが、夏は地獄なのだとか。
湊:薪でたいたお湯は柔らかく、じわじわくる温かさが魅力です。うちは水も井戸水を汲み上げているので、昔からのやり方を変えず、昔ながらの銭湯体験ができます。
古き良き銭湯体験に加え、iPadでお客さんの性別や年齢などをデータ化したり、備え付けのシャンプー・トリートメント以外にもオーガニックのものを用意するなど、新しい試みも続けています。お風呂以外のコミュニケーションも楽しめる場を提供している喜楽湯。看板猫のタタミくんもさまざま場所に出没し出迎えてくれます。ぜひチェックしてみてください!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
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