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秀吉のあだ名は“猿”ではなく“ハゲネズミ”…印象を覆す偉人の話

J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「ZOJIRUSHI MORNING INSIGHT」。8月9日(木)のオンエアでは『東大教授がおしえる やばい日本史』の著者、本郷和人さんをお迎えして、驚きの話をたくさん紹介していただきました。


■あの聖徳太子は別人

本郷さんは、大河ドラマ『平清盛』をはじめ、アニメ、漫画など、数々の作品の時代考証に携わってきました。歴史といえば、最近は聖徳太子の記述が消えるという話も出ています。まずはその話から。

別所:これはどういうことなんですか?
本郷:聖徳太子は当時はいませんでした。「厩戸王」という名前に切り替わっています。壱万円札といえば聖徳太子というイメージがありましたが、お札に描かれている絵は聖徳太子ではなかったんです。
別所:そうなんですか?!
本郷:諸説ありますが、聖徳太子の時代にはあの格好はしてないです。だから、明らかに違う人です。
別所:へぇ〜!
本郷:絵柄といえば、源頼朝といえばダンディな絵が思い浮かぶかもしれませんが、源頼朝ではなくて足利尊氏か、弟の(足利)直義だといわれています。
別所:違うことを指摘するにも根拠がいるんですよね。
本郷:だから「俺は認めないぞ」っていう人もいるし、戦っています。
別所:本に書いてありますが、足利尊氏はミュージカルに夢中になって、弟に怒られて逆ギレしたんですか?
本郷:当時でいえばミュージカルは“舞”とかそういうことですね。足利尊氏が夢中になって観ていたら、弟の直義が非常に真面目な政治家で「いい加減にしろ」って怒られました。


■伊藤博文、天皇に怒られる

そのほか、日本史の偉人の興味深い話をいろいろと教えていただきました。

・秀吉のあだ名は“ハゲネズミ”。

別所:これは、具体的に文献に残ってるんですか?
本郷:はい。確実な資料に残っているのは猿ではなく、ハゲネズミです。秀吉の奥さんの北政所が、亭主の浮気があまりにもひどいので、信長に「すみません、叱ってやってください」って言いました。そうしたら、信長が手紙を書いて「あのハゲネズミめ」って書いてあったんです。
別所:どうして“猿”の方が有名になっちゃったんですか?
本郷:いろいろな物語には猿と書いてあるし、そこは誰も深くは掘り下げてないんです。秀吉は日吉丸と言われいて、日吉丸は延暦寺の神社。日枝神社の神の使いは猿なんです。そういうことも含めて、何かあるんだと思います。

・伊藤博文は女性に目がなく、明治天皇に怒られたことがある。

本郷:伊藤博文はついたあだ名が「ほうき」。理由は、お世話をした女性がはいて捨てるほどいたから。とにかく女性に目がなかったから、明治の天皇陛下が「いい加減にしろ」って言ったんです。

・病気の研究に身を捧げた野口英世は、金に汚かった。

別所:どういうことですか?
本郷:要するに「お前の金は俺の金」ということなんです。自分がこれだけの金が必要だということになると、ほかの人にたかるんです。彼の恩人はみんな、彼にたかられてるんです。その金で本当に堅実にやればいいけど、「これだけみんなからもらったからには、使っちゃう」ってことになっちゃうんです。
別所:なるほど! それだけ人間味があるっていうことなんでしょうけど、野口英世のイメージがガラガラ崩れますね(笑)。

最後に、歴史の授業について提案していただきました。

本郷:僕は思い切って、暗記をやめたらいいと思うんです。暗記が嫌だから子どもたちは歴史が嫌いになっちゃうんです。面白い話をたくさん入れていけば、みんな歴史が好きになるんです。だって歴史は人がつくるんですから!

本郷さんの著書を、皆さんも手に取ってみてください。

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時ー9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/index.html

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