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伝えるときに大事なのは「言葉の温度」 元・日テレアナの馬場典子が語る

伝えるときに大事なのは「言葉の温度」 元・日テレアナの馬場典子が語る

J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)。8月7日(火)のオンエアでは、フリーアナウンサーの馬場典子さんが登場。コミュニケーションをとる際に大事なことを伺いました。


■昔は「掘りたてのじゃがいもみたいでした」

馬場さんは1997年に日本テレビにアナウンサーとして入社。報道、バラエティ、スポーツまで幅広く番組を担当したお茶の間でもお馴染みのアナウンサーです。2014年に日本テレビを退社し、現在はフリーアナウンサーとして活動するほか、大阪芸術大学の放送学科アナウンスコースで講師も務めています。先日、著書『言葉の温度 話し方のプロが大切にしているたった1つのこと』も上梓しました。

馬場:まとめるのが大変でした。書くことは好きでそんなに苦じゃないんですが、構成から何から相談しながら自分で考えたので「構想何ヶ月」という感じでした。
クリス:すごく読みやすかったです。お人柄そのままにスラスラ読みながら、「本当だな」とか「こういうことを気をつけてらっしゃるんだな」とか。あと印象的だったのは、アナウンサーのご経験で、イマイチだったとか、怒られたとか……。
馬場:本当にできが悪かったんです(笑)。
クリス:みんな最初はできが悪いものですよね。
馬場:いや、最近の若い子たちとか優秀じゃないですか、メイクとか見栄えも含めて。私は掘りたてのじゃがいもみたいでした(笑)。


■20年のアナウンサー人生で大切にしてきたこと

本には、話し方のプロである馬場さんが大切にしている「言葉の温度」について、経験とともにわかりやすく書かれています。

馬場:何かを伝える際は、言葉遣い、言葉の選び方、話し方が重要です。でも、それだけではないんです。「慇懃無礼」という言葉があるように、物腰がいくら丁寧でも、すごく嫌味、傷つくということもある。反対に、「おまえさ」と言われて、乱暴な物言いに乙女心がキュンとする、なんてこともあると思います。自分がどういう思いで発したか、そして相手がそれをどう受け取ったかが大事。そのあたりを全部ひっくるめて「言葉の温度」があるんじゃないかと、タイトルをつけました。
クリス:ご自身は、話し方や言葉の温度を、どうやって身につけていったのでしょうか。
馬場:実践と失敗ですね。日々の現場で頭を打ちながら、転びながら。上手くできた仕事って1個か2個くらいしかなくて、あとは「やり直したいけども、そのチャンスはない」の繰り返しで……でも、その悔しさをバネに、どうすればよかったか考えてきました。そういった経験を一生懸命、引っ張り出してきて、一冊にまとめました。


■本気で「いいね」と思えることを探す

クリス:著書の中には、「本気のいいねで褒め上手に」というのがあります。さまざまなキャリアを持つゲストや共演者の、「いいね」を見つけるという。
馬場:その人の全てを好きになろうとしても、難しい場合もあるじゃないですか。でも、その人の一部分を切り取って「いいね」と感じるところを素直に受け止められるようになると、非常に人間関係が良好になるなと実体験で思っていて。本気で思っていることは、いくらでも自分が伝えられるし、言葉の温度が整うから、相手にもちゃんと届く。それがないと、ただの嫌味でしかならないんですよね。
クリス:自分が好きだったり、いいと思ったことにはちゃんとコメントができますからね。
馬場:伝わるんです。



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【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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