J-WAVEで放送中の番組『UR LIFESTYLE COLLEGE』(ナビゲーター:吉岡里帆)。7月8日(日)のオンエアでは、アートディレクター・アーティストの増田セバスチャンさんをゲストにお招きしました。
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■幼い頃から仕掛け人だった
増田さんは、きゃりーぱみゅぱみゅさんのミュージックビデオや美術をはじめ、原宿でご自身のショップ「6%DOKIDOKI」を手掛けるなど、「kawaii」を世界に発信し続けています。
吉岡:きゃりーさんと私は同い年です。きゃりーさんは、「6%DOKIDOKI」の常連さんだったんですよね?
増田:毎週のように大きなリボンをつけた可愛い子が通っているって聞いてたんです。で、どんな子なのかなって思っていて、ブログとか見たら、すごく元気で、原宿らしい自由な発想を持った子だなと思ったので、きゃりーちゃんがデビューするって報告に来てくれたときに一緒にやろうってことになったんです。
増田さんは、どんな子ども時を過ごしたのでしょうか。
増田:人生のピークは小学生だと思っていました。その頃は自分の能力やいろんなものが、自由に何の弊害もなく発揮できたんじゃないかなと思っています。
吉岡:著書『世界にひとつだけの「カワイイ」の見つけ方』の中にも、「子ども心の感性を取り戻せ」と書かれていましたね。
増田:小学生のときはとにかくいたずら好きで、先生が教室に入ってくる前に黒板に先生の似顔絵を書いて、先生が教室に入ってくるとその落書きを見て先生が怒るリアクションに、クラス中が「どひゃー!」となったりして、そんな風に過ごすやんちゃな男の子でした。
吉岡:小さい頃から仕掛け人だったってことは変わらないですね!
増田:言われてみるとそうかもしれないです。
自分らしさや好きなことを見せるため、持ち続けるために必要なものは何か、吉岡が質問すると……。
増田:みんなが見たいのはありふれたものじゃなくて、変わったものや1つしかないもの。そういうのは99対1になるわけだから、そこは強いハートを持って「これが絶対おもしろいんだ!」と自分に言い聞かせることが必要かもしれないですね。
■「6%DOKIDOKI」をオープンするまでの苦難
増田さんの生まれは千葉県松戸市。高校時代は毎週のように原宿に通っていました。進路を考える時期になり、両親に留学の相談をしていたものの留学する勇気がなく、大阪に行くことに。
増田:80年代の大阪は独自のカルチャーがありましたね。僕は居酒屋ランチのバイトをしていました。みんな関西弁なんですよ。それが怖くて……。
吉岡:かわいい(笑)。
増田:でもそのせいで大阪で引きこもりになっちゃったんですよ。お金もなく、することもないので図書館に通ったんです。そこでいろんな本を読んで、知識を貯めて自分のことを考える時期になったんです。それがあるから、今があると感じますね。
いろんな本を読んだ中で、寺山修司の『書を捨てよ、町へ出よう』に影響を受けた増田さん。「このままではいけない」という気持ちが湧き、劇団に入ることで自分なりの表現ができると思い、東京に戻りました。
増田:演劇時代に演出や美術をしたいと思い、自分を表現できるようになったのが、23歳くらいだったかな。はじめてプロデュースして、脚本を書いて、演出も全部したんですよ。でも見にきてくれた美術評論家やギャラリストといった業界の人から、けちょんけちょんに言われたんです。「こんな幼稚な表現が日本にあったらだめだ」「これはアートには見えない。演劇じゃない。ファッションじゃない」と散々言われて。そのときに、自分は才能がないだめな人間で、芸術をやってはいけないんだ……と考えたんです。でもちょっと時間をおいたら、やっぱり自分というものを表現したくて、自分が持っているメッセージをどうにか形にしたかったんですね。
「自分がずっと過ごした原宿の人たちだったら、自分のやっていることをわかってくれるに違いない」と思い、原宿の雑居ビルの一室をお店にして、自分の作品や友達の作品、古着や小物を並べて始めたのが「6%DOKIDOKI」だったそうです。
■部屋の中までサービス精神旺盛!?
さらにトークでは、増田さんの部屋の中について訊きました。
増田:けっこう前までは、雑誌の取材のために、部屋はド派手にしていたんですよ。
吉岡:それも、一種のサービス精神ですよね。
増田:真っ赤なエナメルを貼って、テレビの取材が来たときに、「こんな部屋で寝られるんですか!?」と言われようとしたりしていたんですけど(笑)。今の部屋は、ウッディで白い部屋です。
吉岡:安心できますよね。仕事でカラフルな世界観のなかにいたら、目を休める時間が必要といいますか……。
増田:あと、大人になったので(笑)。
吉岡:(笑)。
増田さんは、7月22日(日)から箱根のポーラ美術館で、昨年開催され好評のうちに終えた展覧会『Point-Rhythm World -モネの小宇宙-』を開催します。気になった方は公式サイトで詳細をチェックしてみてください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『UR LIFESTYLE COLLEGE』
放送日時: 毎週日曜18時-18時54分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/lscollege/
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■幼い頃から仕掛け人だった
増田さんは、きゃりーぱみゅぱみゅさんのミュージックビデオや美術をはじめ、原宿でご自身のショップ「6%DOKIDOKI」を手掛けるなど、「kawaii」を世界に発信し続けています。
吉岡:きゃりーさんと私は同い年です。きゃりーさんは、「6%DOKIDOKI」の常連さんだったんですよね?
増田:毎週のように大きなリボンをつけた可愛い子が通っているって聞いてたんです。で、どんな子なのかなって思っていて、ブログとか見たら、すごく元気で、原宿らしい自由な発想を持った子だなと思ったので、きゃりーちゃんがデビューするって報告に来てくれたときに一緒にやろうってことになったんです。
増田さんは、どんな子ども時を過ごしたのでしょうか。
増田:人生のピークは小学生だと思っていました。その頃は自分の能力やいろんなものが、自由に何の弊害もなく発揮できたんじゃないかなと思っています。
吉岡:著書『世界にひとつだけの「カワイイ」の見つけ方』の中にも、「子ども心の感性を取り戻せ」と書かれていましたね。
増田:小学生のときはとにかくいたずら好きで、先生が教室に入ってくる前に黒板に先生の似顔絵を書いて、先生が教室に入ってくるとその落書きを見て先生が怒るリアクションに、クラス中が「どひゃー!」となったりして、そんな風に過ごすやんちゃな男の子でした。
吉岡:小さい頃から仕掛け人だったってことは変わらないですね!
増田:言われてみるとそうかもしれないです。
自分らしさや好きなことを見せるため、持ち続けるために必要なものは何か、吉岡が質問すると……。
増田:みんなが見たいのはありふれたものじゃなくて、変わったものや1つしかないもの。そういうのは99対1になるわけだから、そこは強いハートを持って「これが絶対おもしろいんだ!」と自分に言い聞かせることが必要かもしれないですね。
■「6%DOKIDOKI」をオープンするまでの苦難
増田さんの生まれは千葉県松戸市。高校時代は毎週のように原宿に通っていました。進路を考える時期になり、両親に留学の相談をしていたものの留学する勇気がなく、大阪に行くことに。
増田:80年代の大阪は独自のカルチャーがありましたね。僕は居酒屋ランチのバイトをしていました。みんな関西弁なんですよ。それが怖くて……。
吉岡:かわいい(笑)。
増田:でもそのせいで大阪で引きこもりになっちゃったんですよ。お金もなく、することもないので図書館に通ったんです。そこでいろんな本を読んで、知識を貯めて自分のことを考える時期になったんです。それがあるから、今があると感じますね。
いろんな本を読んだ中で、寺山修司の『書を捨てよ、町へ出よう』に影響を受けた増田さん。「このままではいけない」という気持ちが湧き、劇団に入ることで自分なりの表現ができると思い、東京に戻りました。
増田:演劇時代に演出や美術をしたいと思い、自分を表現できるようになったのが、23歳くらいだったかな。はじめてプロデュースして、脚本を書いて、演出も全部したんですよ。でも見にきてくれた美術評論家やギャラリストといった業界の人から、けちょんけちょんに言われたんです。「こんな幼稚な表現が日本にあったらだめだ」「これはアートには見えない。演劇じゃない。ファッションじゃない」と散々言われて。そのときに、自分は才能がないだめな人間で、芸術をやってはいけないんだ……と考えたんです。でもちょっと時間をおいたら、やっぱり自分というものを表現したくて、自分が持っているメッセージをどうにか形にしたかったんですね。
「自分がずっと過ごした原宿の人たちだったら、自分のやっていることをわかってくれるに違いない」と思い、原宿の雑居ビルの一室をお店にして、自分の作品や友達の作品、古着や小物を並べて始めたのが「6%DOKIDOKI」だったそうです。
■部屋の中までサービス精神旺盛!?
さらにトークでは、増田さんの部屋の中について訊きました。
増田:けっこう前までは、雑誌の取材のために、部屋はド派手にしていたんですよ。
吉岡:それも、一種のサービス精神ですよね。
増田:真っ赤なエナメルを貼って、テレビの取材が来たときに、「こんな部屋で寝られるんですか!?」と言われようとしたりしていたんですけど(笑)。今の部屋は、ウッディで白い部屋です。
吉岡:安心できますよね。仕事でカラフルな世界観のなかにいたら、目を休める時間が必要といいますか……。
増田:あと、大人になったので(笑)。
吉岡:(笑)。
増田さんは、7月22日(日)から箱根のポーラ美術館で、昨年開催され好評のうちに終えた展覧会『Point-Rhythm World -モネの小宇宙-』を開催します。気になった方は公式サイトで詳細をチェックしてみてください。
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【番組情報】
番組名:『UR LIFESTYLE COLLEGE』
放送日時: 毎週日曜18時-18時54分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/lscollege/
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