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渡辺直美が語る、「1週ごとに日本とNYを行き来する」メリットとは?

渡辺直美が語る、「1週ごとに日本とNYを行き来する」メリットとは?

J-WAVEで放送中の番組『UR LIFESTYLE COLLEGE』(ナビゲーター:吉岡里帆)。10月13日(日)のオンエアでは、お笑い芸人・渡辺直美が登場。ビヨンセのパフォーマンス誕生秘話や、おすすめの名古屋めしを紹介した。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年10月20日28時59分まで)


■男性モデルと女性モデルの違い

渡辺は日本とニューヨークを1週ごとに行き来している。そうした生活に、周囲からは「大変では?」と言われるが、それぞれのいいところを楽しんでいるという。

渡辺:日本でずっと仕事していてもいいけど、そこにニューヨークが入ってくるから自分の表現も変わってくる。日本で経験したものをニューヨークで表現して、いいとこ取りみたいな感じがして、あまり疲れを感じないですね。
吉岡:かっこいい!

渡辺は「ミラノ・ファッション・ウィーク」に出演したため、ミラノから帰ってきたばかり。そこで体感した男性モデルと女性モデルの違いを話した。

渡辺:2カ月前に、あるブランドのコレクションに行かせてもらって「メンズモデルってこんなに穏やかなの?」って驚くほど、メンズモデルはお互いを褒めあってるんだけど、女性モデルは「私が一番よ」っていう人がいっぱい集まってた。
吉岡:そんなにヒリヒリする瞬間があるんですね。
渡辺:違うジャンルでやってるのに、上から下まで見てくるからね。

明るいキャラクターで知られる渡辺だが、学生の頃は自分の意見を押し殺すタイプだったという。母が厳しく「自分の意見を言っても無駄だった」と明かす。

渡辺:基本的に意見を言えない環境だったから、若い子たちにはもっと意見を言ってほしいと思うし、意見を言ってきた人に対して「おまえ、何言ってんだよ」って言うような人が減ったらいいなって思います。
吉岡:めちゃめちゃ説得力がありますね。


⬛︎ビヨンセのパフォーマンス誕生のきっかけ

吉岡は、初めて渡辺が演じるビヨンセのパフォーマンスを見たときに、今までに見たことがない新鮮な雰囲気に衝撃を受けたそうだ。

吉岡:自分を表に出す感じや爆発力、新しい目線で新しいパフォーマンスを出していくエネルギーは、どういうところから生まれるんですか?
渡辺:ビヨンセのネタをやるつもりはなかったんですよ。あれは10代のときとかに親の前でやったら怒られるから、親がいないときに自分の部屋で好きなアーティストの曲をかけて、自分がそのアーティストのライブかのように演じるっていうのをずっとやってたんです。でも、あれが自分の唯一の表現の仕方だったんだよね。それから芸人になってコントをやってたけど、あるライブで特技を披露するオーディションがあって、特技といってもなかったから、大好きなビヨンセの曲をかけて歌ってるように見せればいいかと思って、苦し紛れに出したのがアレで。
吉岡:へえ~!
渡辺:それをライブでやったらめっちゃウケたんです。今までは、自分のストレス発散という感じでエネルギーを放出していたものだったから、みんなが笑っているのを見て最初は何がおもしろいのかわからなかったから。でも、そこから舞台での経験を積むことで「ここがおもしろんだ」って勉強していって、いつの日かビヨンセのネタがおもしろいパフォーマンスとして自分の中で完成していったんです。
吉岡:自分のことをきちんと削って、自分の核の部分を見せていくということですね。でも、核の部分を出して否定されたらどうしようと思うし、勇気がいるじゃないですか。そこを突破していくパワーがありますよね。
渡辺:私は31歳で、ここからさらに挑戦していって自分の本質みたいなのを出していかないといけなくなる。その出し方はいろいろあると思うけど。今後、挑戦しないことはないだろうし、傷つかないこともないと思う。吉岡さんもこれまでに傷つくことがたくさんあったと思うのよ。でもそれがわからない人とか「かわいいし女優さんだし、キラキラした仕事をしてていいよね~」とか言ってくる人はいると思う。いろいろと傷ついてるけど、そこに立ち向かっていったら、きっとまた新しい自分とも会えるんだろうなというワクワクを感じながら生きてますよ。
吉岡:だからかっこいいんだ!
渡辺:いや、かっこよくないよ。ニューヨークで家から出なかったときに「何しにニューヨークに来たんだろう」って思ったもん(笑)。でも、挑戦したいと思ったときに動けたかなって思います。


⬛︎オススメの名古屋めし

渡辺がお気に入りの街は名古屋だ。テレビの仕事でよく訪れており、東海3県のおいしい店を食べ尽くしていると話す。

渡辺:人がとにかく優しくておもしろいのよ。みんな超ボケてくるのね。おいしい食べ物も多いし、こんな街をもっと盛り上げていかないとって思った。
吉岡:確かに名古屋めしって前衛的でおもしろいんですよね。印象に残っているお店はありますか?
渡辺:豊田市のホテルの中にある「げんき食堂 WAKU家」のカレーもつ鍋! トロトロのカレー鍋にキャベツやジャガイモ、大ぶりのもつがたくさん入っていて、最終的にもつの脂とカレーの出汁が重なったところに麺を入れて、そのあとにリゾットにするの。


⬛︎昔のものを大事にする文化

渡辺のニューヨークの家の様子を訊いた。

渡辺:もともとスタジオだったところで、天井が高くてすごく広いところ。窓も大きくてレンガみたいな壁。すごく古いけど、アメリカもヨーロッパも築何年という概念がないから、古い建物に住むことがおしゃれで、それがかっこいいみたいな考え方なんだよね。今の人が昔を大事にしているという文化かな。
吉岡:いいな~!

そのような部屋なので、小物は可愛いものを選ぶそうだ。

吉岡:最近買ったお気に入りのものは?
渡辺:イタリアの「セレッティ(SELETTI)」。金継ぎを活かしたブランドです。全く違うお皿を金継ぎで表現してて、これが超可愛いの。コップもいろいろなコップを合わせてるから、飲みづらいけど可愛い。
吉岡:オシャレのためなら飲みづらくてもいいってなりますよね。

渡辺はこれからもコントをつくり続けていき、英語や中国語でも笑いを届けられるようにしたいと、今後の抱負を語った。これからの渡辺の活躍にも期待したい。

J-WAVE『UR LIFESTYLE COLLEGE』では、吉岡がゲストとともに、より豊かなライフスタイル、よりいい生き方を考える。放送は毎週日曜の18時から。お楽しみに!

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年10月20日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『UR LIFESTYLE COLLEGE』
放送日時:毎週日曜18時-18時54分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/lscollege/

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