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森山直太朗『生きてることが辛いなら』誕生秘話…作詞家・御徒町凧が明かす

森山直太朗『生きてることが辛いなら』誕生秘話…作詞家・御徒町凧が明かす

J-WAVEで放送中の番組『RINREI CLASSY LIVING』(ナビゲーター:村治佳織)。5月19日(土)のオンエアでは、詩人で作詞家の御徒町凧(おかちまち・かいと)さんが登場。森山直太朗さんの曲『生きてることが辛いなら』の誕生秘話などのお話しとともに、村治と御徒町さんの生セッションもお届けしました!


■詩を「音楽的に書く」

森山直太朗さんと一緒に作詞作曲を手掛けていることでも有名な御徒町さん。村治は、御徒町さんと親交が深く、詩集『人に優しく』(ナナロク社)から、好きな一遍を朗読しました。

村治:詩の朗読が好きなんです。言葉に出してみると、違う情景が浮かんだり、言葉だけじゃない空白が楽しめる感じがして。
御徒町:僕の書く詩は、長いこと音楽もやっているのが影響してしまっていると思うんだけど、すごく音楽的に書くところがある。意味よりも音。
村治:言葉にならない前に音を探っていて、そこに「言葉がハマる」みたいな?
御徒町:そうだね。さらに言うと、「音になる前」もあるんだよね。そこは自分でも上手く解析してないし、しなくてもいいかなと思ってる。でもそろそろ、そういうこともしたほうがいいのかなと、思ったり思わなかったり。


■翌日には詩が曲になる

番組では、村治のギターに合わせて、御徒町さんが『生きてることが辛いなら』の詩を朗読するというスペシャルライブを披露しました。

【放送はこちら】『生きてることが辛いなら』の朗読を聴く

御徒町:『生きてることが辛いなら』は、もともと一遍の詩だったの。自分を“御徒町凧”って名付けたくらいの時期に書いた古い詩でした。ただ、当時から直太朗と曲作りはしていて、書いた詩が曲になることもあった。「こんな詩を書いたよ」って渡すと、「曲ができたよ」ってことが度々あったんだけど、『生きてることが辛いなら』に関しては、渡したつもりで、ずっと渡してなかった。
村治:へえ。
御徒町:だから直太朗からは、なしのつぶてみたいな感じに思ってたんだけれど、30歳前後のときに俺が引っ越しすることになって、引っ越し先に手伝いに来てもらったのね。整理していたときに、当時でいう10年前に書かれた詩がポロッと出てきて、あいつが「何これ?」って。「すごく前に渡したよね」って僕が言ったら「俺、絶対見てない」「これ、もらっていい?」って言われて、翌日くらいに「曲になったんだけど」って聴かされたのが、いま世に出ている『生きてることが辛いなら』って曲です。


■最高傑作を書こうと思って…

続いて、ふたりは御徒町さんの詩『最高傑作』もギターと朗読で共演しました。

御徒町:昔は頻繁にやってたんだけど、最近は思い立ったときに詩の朗読会をしています。直近でやった詩の朗読会で、「最高傑作になる詩を書こう」って強く思ってできたのがこの『最高傑作』って詩なんですよ。

番組では他にも、御徒町凧さんの名前の由来、演出家としての活動など、たっぷりとお話しを伺いました。御徒町さんは6月1日(金)~5日(火)に、渋谷・VACANTで開催される『SETSUNA企画#1「なんかやりたい」07』に出演します。こちらもぜひチェックしてみてください!

【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『RINREI CLASSY LIVING』
放送日時:土曜 20時-20時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/classyliving/

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