J-WAVEの番組『GYAO! CLUB INTIMATE』。アーティスト同士が本音で語り合う番組です。5月18日(金)のオンエアは、シンガーソングライター・大森靖子さんと、東京スカパラダイスオーケストラ・茂木欣一さん(Dr)の対談1週目。お互いの家族について、茂木さんが音楽で伝えたいことについて語りました。
■大森「最近になって親の影響に気づいた」
最初の話題は、茂木さんと大森さんの出会いについて。
茂木:靖子ちゃんと会ったのって?
大森:「ARABAKI ROCK FEST.」か「WORLD HAPPINESS」か。フェスの裏ですよね。
茂木:そうだね。アラバキでも会ったね。
大森:欣ちゃんはめっちゃ先輩なのに、すごく遠くから人をみつけたときに、犬みたいに手を振ってくる。
茂木:俺、手の振り方がどうもおかしいらしくて。手が思いっきり前に出る。あれは何の影響なんだろう。
大森:誰か、(同じ人が)いらっしゃるんですかね?
茂木:これが、どうも茂木家の遺伝みたいで、ウチの姉も全く同じように手を振るってことを、妻に言われて。「手の振り方が変だよ」って。あるときにそう言われて、茂木家に問題があるんじゃないかって話になった。
家族の話になると、大森さんは「反抗期を30歳くらいまで引きずってて」と告白。
大森:ずっとお父さんが苦手だなと思ってたんですよ。でも最近、お父さんだけがCDを集めてくれたり、特典会に来てくれたりとかするんですよ。よくよく考えたら、音楽が好きなんじゃなくて、電化製品が好きで、CD自体が好きだったんですよ(笑)。電化製品マニアなんですよ。
茂木:それでCD買ってるの? 絶対、靖子ちゃんの作品が聴きたくて買ってるでしょ。
大森:私が小さいとき、お父さんがCDを集めてて、私がそれを聴いていたんです。お父さんは、別に音楽が好きってわけじゃなくて。
茂木:でも、そのCDには影響を受けそうじゃん。
大森:私は、そのCDに影響を受けて、音楽をはじめたので、最近になって(親の影響に)気づいた。
茂木:親の影響って、知らず知らずのうちにものすごく大きなウェイトを占めているよね。お父さんだって「将来こうなりたい」とか、夢みたいなものは絶対あったわけで。お父さんがどんな仕事をされているかわからないけど。だから「音楽でやっていくぜ」という靖子ちゃんに対しては、一番の理解者な気がするけどね。男としては、「夢を追い求める」というか。
大森:でも公務員になりたくて公務員になったとか。
茂木:定時に帰れるからとか?
大森:税金関係の仕事がしたくて、そういう仕事になったみたい。
茂木:逆に俺がそういうことを言えたらなぁ(笑)。
大森:家族全員がそんな感じだから、私が一番変みたいに言われます。
茂木:いいじゃん、カッコいいじゃん。家族の中でひとり。
大森:今でも理解はないです。
茂木:でも、靖子ちゃんが活動していることで、靖子ちゃんのメッセージが、たくさんの人たちの気持ちを勇気づけているとか、非常にポジティブなものにしているとか、そういうことがご家族に伝わっていると思うよ。そこを何回でも言っていったほうがいいと思うよ。
■「なにかいいことありそう」というムードを伝えたい
大森さんは、スカパラについて以下のように話します。
大森:スカパラさんは、後輩に対しても「大丈夫だよ、それでいいよ」と言ってくれる。スカパラさんに勇気づけられた後輩とかバンドマンが周りにいっぱいいると思うんですよ。そのスタンスがすごいですよね。
茂木:おかげさまで30年くらいやっていて、いろんな体験をしているなかで、「やっぱり楽しいんだよね」ということを、どんどん伝えていければ。20代のミュージシャンとか、ミュージシャン以外の人でも、そういう人たちに「なにかいいことありそう」みたいなムードが伝わったらいいなと。俺たちが音楽でできるのはそこだよなと思っているから。
大森:あと、スカパラがずっとスカなのを、みんな当たり前と思っているかもしれないですけど、すごいですよね。「こういうこともしてみたい」「自分のバンドはこれで売れたけど、本当はこういう活動をしたかったんだ」って解散になってしまうバンドもあるじゃないですか。でも、ずっとスカをやってくれている。
茂木:やってるね。でも、俺は靖子ちゃんのステージを観たときに、ものすごく心を揺さぶられた。順調にものごとが進むことに抵抗しているというか。
大森:してるつもりないんですよ(笑)。むしろ順調にいきたいんですよ。みんなは順調にできるんだろうけど、違和感をもったら、その違和感のほうを大事にせずにいられない自分にむしろ悩んでるくらいです。
茂木:お互いに羨ましいと思う場面って、いっぱいあると思うな。
大森:そうですね。
番組では他にも、大森さんのプライベートや、子育てについて、茂木さんのスカパラでのライブ衣装にまつわる裏話など、さまざまな話題で盛り上がりました。次回も引き続き、大森さんと茂木さんの対談後編をお送りします。お楽しみに!
なおGYAO!の特設サイトではトークの様子を動画で配信中です。こちらもぜひ、チェックしてみてください!
https://gyao.yahoo.co.jp/special/clubintimate/
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『GYAO! CLUB INTIMATE』
放送日時:金曜 23時-23時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/clubintimate/
■大森「最近になって親の影響に気づいた」
最初の話題は、茂木さんと大森さんの出会いについて。
茂木:靖子ちゃんと会ったのって?
大森:「ARABAKI ROCK FEST.」か「WORLD HAPPINESS」か。フェスの裏ですよね。
茂木:そうだね。アラバキでも会ったね。
大森:欣ちゃんはめっちゃ先輩なのに、すごく遠くから人をみつけたときに、犬みたいに手を振ってくる。
茂木:俺、手の振り方がどうもおかしいらしくて。手が思いっきり前に出る。あれは何の影響なんだろう。
大森:誰か、(同じ人が)いらっしゃるんですかね?
茂木:これが、どうも茂木家の遺伝みたいで、ウチの姉も全く同じように手を振るってことを、妻に言われて。「手の振り方が変だよ」って。あるときにそう言われて、茂木家に問題があるんじゃないかって話になった。
家族の話になると、大森さんは「反抗期を30歳くらいまで引きずってて」と告白。
大森:ずっとお父さんが苦手だなと思ってたんですよ。でも最近、お父さんだけがCDを集めてくれたり、特典会に来てくれたりとかするんですよ。よくよく考えたら、音楽が好きなんじゃなくて、電化製品が好きで、CD自体が好きだったんですよ(笑)。電化製品マニアなんですよ。
茂木:それでCD買ってるの? 絶対、靖子ちゃんの作品が聴きたくて買ってるでしょ。
大森:私が小さいとき、お父さんがCDを集めてて、私がそれを聴いていたんです。お父さんは、別に音楽が好きってわけじゃなくて。
茂木:でも、そのCDには影響を受けそうじゃん。
大森:私は、そのCDに影響を受けて、音楽をはじめたので、最近になって(親の影響に)気づいた。
茂木:親の影響って、知らず知らずのうちにものすごく大きなウェイトを占めているよね。お父さんだって「将来こうなりたい」とか、夢みたいなものは絶対あったわけで。お父さんがどんな仕事をされているかわからないけど。だから「音楽でやっていくぜ」という靖子ちゃんに対しては、一番の理解者な気がするけどね。男としては、「夢を追い求める」というか。
大森:でも公務員になりたくて公務員になったとか。
茂木:定時に帰れるからとか?
大森:税金関係の仕事がしたくて、そういう仕事になったみたい。
茂木:逆に俺がそういうことを言えたらなぁ(笑)。
大森:家族全員がそんな感じだから、私が一番変みたいに言われます。
茂木:いいじゃん、カッコいいじゃん。家族の中でひとり。
大森:今でも理解はないです。
茂木:でも、靖子ちゃんが活動していることで、靖子ちゃんのメッセージが、たくさんの人たちの気持ちを勇気づけているとか、非常にポジティブなものにしているとか、そういうことがご家族に伝わっていると思うよ。そこを何回でも言っていったほうがいいと思うよ。
■「なにかいいことありそう」というムードを伝えたい
大森さんは、スカパラについて以下のように話します。
大森:スカパラさんは、後輩に対しても「大丈夫だよ、それでいいよ」と言ってくれる。スカパラさんに勇気づけられた後輩とかバンドマンが周りにいっぱいいると思うんですよ。そのスタンスがすごいですよね。
茂木:おかげさまで30年くらいやっていて、いろんな体験をしているなかで、「やっぱり楽しいんだよね」ということを、どんどん伝えていければ。20代のミュージシャンとか、ミュージシャン以外の人でも、そういう人たちに「なにかいいことありそう」みたいなムードが伝わったらいいなと。俺たちが音楽でできるのはそこだよなと思っているから。
大森:あと、スカパラがずっとスカなのを、みんな当たり前と思っているかもしれないですけど、すごいですよね。「こういうこともしてみたい」「自分のバンドはこれで売れたけど、本当はこういう活動をしたかったんだ」って解散になってしまうバンドもあるじゃないですか。でも、ずっとスカをやってくれている。
茂木:やってるね。でも、俺は靖子ちゃんのステージを観たときに、ものすごく心を揺さぶられた。順調にものごとが進むことに抵抗しているというか。
大森:してるつもりないんですよ(笑)。むしろ順調にいきたいんですよ。みんなは順調にできるんだろうけど、違和感をもったら、その違和感のほうを大事にせずにいられない自分にむしろ悩んでるくらいです。
茂木:お互いに羨ましいと思う場面って、いっぱいあると思うな。
大森:そうですね。
番組では他にも、大森さんのプライベートや、子育てについて、茂木さんのスカパラでのライブ衣装にまつわる裏話など、さまざまな話題で盛り上がりました。次回も引き続き、大森さんと茂木さんの対談後編をお送りします。お楽しみに!
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番組名:『GYAO! CLUB INTIMATE』
放送日時:金曜 23時-23時30分
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