J-WAVEで放送中の番組『GROWING REED』(ナビゲーター:岡田准一)。4月8日(日)のオンエアでは、工芸家・佃 眞吾さんをゲストにお迎えし、木から作品を生み出すストーリーをお訊きしました。
■ 岡田が会いたかった伝統工芸職人は「木オタク」?
伝統工芸の枠にとらわれず現代美術作品を幅広く紹介している京都「六々堂」で、佃さんの個展を見て以来、作品の虜になってしまったと言う岡田。いつか会いたいと思っていた人だそうです。
現在、50歳になる佃さん。一度サラリーマンになったのですが、「自分で何かを作りたい」と思い、知人の家業だった家具屋に就職。その後、「せっかく京都にいるのだから、伝統的な木工作りがしたい」と、紹介してもらった指物屋で10年ほど修行します。
岡田:作品を見させていただいて、言葉が合ってるかどうか、ダメかもしれないですけど……「木オタク」ですよね?(笑)
佃:そうですね(笑)。
岡田:目の前に作品を置いていただいてますけど。この作品を作ろうと思ったときに、どこにでもある木じゃ作れないんですよね?
佃:そうですね。たとえば、このお盆でしたら栗の木でできてます。栗の木っていうのは、掘ったりするのに適しているんですよ。掘った跡がサクッと出る特徴がある木なので。だからこの木にしようと。
「栗の木」と一言で言っても、若い木や大木、木目も木によって違います。そうした違いによっても、作品をいろいろと作り分けるそうです。
作品を作るために材料となる木を買うのですが、木が大好きな佃さんは、「使う使わず関係なしに、いい木があればほしくなっちゃうんですよね(笑)」と、見事な「木オタク」ぶりを発揮しています。
佃:木目というのは人が作り出せないものだから。自然が織り成したものなので、その部分を最大限に切り取って形にするのは人間の仕事。それを形にして残したい。
■岡田が憧れる「手」
岡田が気になったのは、佃さんの手。思わず「触っていいですか?」とお願いしてしまいました。
岡田:いい手してる~。子どもの頃に憧れた手ですよ。男の人って、たぶんあると思うんだよね。お父さんの手っていうか。手仕事をやってないとできない手。
佃:そうですね。自転車屋のおじさんの手とかも、そういう感じですよね。
岡田:かっこいい手ですよね。だって、その汚れは取れないですもんね。
佃:漆を塗ったりするので、どうしても染まっちゃうんですよね。
佃さんの手を見ながら、何度も「いい手してるなぁ」とつぶやく岡田。佃さんの手の皮は、ノミを握るのでどんどん厚くなっており、今では熱い物を素手で触れる上に、少し切ったくらいではすぐに再生してしまうのだとか!
岡田は自分の手が小さく細いため、佃さんのような「職人の手」にすごく憧れると話し、「作り込んできた人間の手。使ってきた手というのは美しいですよね」と絶賛しました。
さて、そんな佃さんの作品を関東でも見ることができます。神奈川・鎌倉のギャラリー「夏椿」にて、5月19日(土)〜27日(日)に個展を開催予定。秋には、東京・銀座「日々nichi-nichi」でも個展を開催するので、ぜひチェックしてみてください。
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【番組情報】
番組名:『GROWING REED』
放送日時:日曜 24時-25時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/growingreed/
■ 岡田が会いたかった伝統工芸職人は「木オタク」?
伝統工芸の枠にとらわれず現代美術作品を幅広く紹介している京都「六々堂」で、佃さんの個展を見て以来、作品の虜になってしまったと言う岡田。いつか会いたいと思っていた人だそうです。
現在、50歳になる佃さん。一度サラリーマンになったのですが、「自分で何かを作りたい」と思い、知人の家業だった家具屋に就職。その後、「せっかく京都にいるのだから、伝統的な木工作りがしたい」と、紹介してもらった指物屋で10年ほど修行します。
岡田:作品を見させていただいて、言葉が合ってるかどうか、ダメかもしれないですけど……「木オタク」ですよね?(笑)
佃:そうですね(笑)。
岡田:目の前に作品を置いていただいてますけど。この作品を作ろうと思ったときに、どこにでもある木じゃ作れないんですよね?
佃:そうですね。たとえば、このお盆でしたら栗の木でできてます。栗の木っていうのは、掘ったりするのに適しているんですよ。掘った跡がサクッと出る特徴がある木なので。だからこの木にしようと。
「栗の木」と一言で言っても、若い木や大木、木目も木によって違います。そうした違いによっても、作品をいろいろと作り分けるそうです。
作品を作るために材料となる木を買うのですが、木が大好きな佃さんは、「使う使わず関係なしに、いい木があればほしくなっちゃうんですよね(笑)」と、見事な「木オタク」ぶりを発揮しています。
佃:木目というのは人が作り出せないものだから。自然が織り成したものなので、その部分を最大限に切り取って形にするのは人間の仕事。それを形にして残したい。
■岡田が憧れる「手」
岡田が気になったのは、佃さんの手。思わず「触っていいですか?」とお願いしてしまいました。
岡田:いい手してる~。子どもの頃に憧れた手ですよ。男の人って、たぶんあると思うんだよね。お父さんの手っていうか。手仕事をやってないとできない手。
佃:そうですね。自転車屋のおじさんの手とかも、そういう感じですよね。
岡田:かっこいい手ですよね。だって、その汚れは取れないですもんね。
佃:漆を塗ったりするので、どうしても染まっちゃうんですよね。
佃さんの手を見ながら、何度も「いい手してるなぁ」とつぶやく岡田。佃さんの手の皮は、ノミを握るのでどんどん厚くなっており、今では熱い物を素手で触れる上に、少し切ったくらいではすぐに再生してしまうのだとか!
岡田は自分の手が小さく細いため、佃さんのような「職人の手」にすごく憧れると話し、「作り込んできた人間の手。使ってきた手というのは美しいですよね」と絶賛しました。
さて、そんな佃さんの作品を関東でも見ることができます。神奈川・鎌倉のギャラリー「夏椿」にて、5月19日(土)〜27日(日)に個展を開催予定。秋には、東京・銀座「日々nichi-nichi」でも個展を開催するので、ぜひチェックしてみてください。
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