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大人の鉛筆って? 葛飾区にある鉛筆工場がアツい!

大人の鉛筆って? 葛飾区にある鉛筆工場がアツい!

タイムフリー

J-WAVEで放送中の「ALL GOOD FRIDAY」(ナビゲーター:LiLiCo・稲葉友)のワンコーナー「WORK INSIDE」。ナビゲーターの稲葉友が、東京の今を支える仕事の裏側を直撃するコーナーです。7月7日(金)のオンエアでは、鉛筆を作り続けて63年、葛飾区にある北星鉛筆株式会社を訪ねました。

鉛筆といえば小学生が使うというイメージですが、北星鉛筆では「鉛筆の書き心地をもう一度大人にも思い出して使って欲しい!」という思いから、シャープペンシル型で、ノックすると鉛筆の芯が出てくる「大人の鉛筆」など、様々なアイディア商品を開発しています。

まずは、北星鉛筆の杉谷和俊さんにお話を伺いました。

「人間は考えたり、思ったり、夢に描いたことしか実現できないんです。だから、何を考えるかが一番大切。自分の事だけではなく、みんなの事を考えると良い物ができます。鉛筆ひとつにしても、みんなのためにどんな形で貢献できているのか、会社は世の中に合っているのか。合っていないとしたら、世の中から希少な存在になるために、どのように会社を変えていったらいいのか…ということを考え続けます。夢を実現させるとオンリーワンになるんです。みんなの思いを商品化することによって、時代の一歩先をゆく商品を作れるんじゃないかと考えてます」(杉谷さん)

北星鉛筆のものづくり、そして会社の在り方への熱い思いが分かったところで、いよいよ、製造工程を見学。鉛筆は「スラット」と言われる2枚の板チョコサイズの木の板に、芯となる鉛を挟んでカットして作っていきます。サンドされた板から出来る鉛筆は9本。それを六角・丸・四角など形にカットし、塗料を6~7回ほど重ねて完成です。この鉛筆作りには全部で27の工程があり、機械化されたラインから毎日10万本もの鉛筆が製造されています。

そもそも、北星鉛筆は、先祖がスラットを作っていたところから始まり、筆を使う時代が終わり、鉛筆を使う時代になろうとする頃に大量に鉛筆を生産できる工場を作ったそうです。そんな北星鉛筆で代々受け継がれている思いをお聞きしました。

「次の時代を自分が生きていくにあたり、新しいアイデアを実行するのもいいけど、初代からの開拓精神や色々な人の思いが自分に伝わってきて次にいく。これが“思い”なんです。そこで切っちゃうと終わっちゃうから。やめちゃうのは簡単だけど、今までにやってきた努力がゼロになるから、あくまでも時代に合わせた中で、鉛筆をどのような形で存続できるかを考えていきます」と杉谷さん。ビジョンが明確なことに、LiLiCoも感心していました。

北星鉛筆には工場の他に、鉛筆について学べる「東京ペンシルラボ」もあります。どうぞ、チェックしてみてください。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「ALL GOOD FRIDAY」
放送日時:毎週金曜 11時30分-16時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/goodfriday/

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