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知ってた? 「日本版NCAA」ができるとこう変わる!

知ってた? 「日本版NCAA」ができるとこう変わる!

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「STEP ONE」。7月3日の週は夏休み中のサッシャに代わり、グローバーがお留守番ナビゲーターとして登場、寺岡歩美とお送りしています。そんな「STEP ONE」のワンコーナー「SPORTS DIGGER」では、7月4日(火)、大学スポーツの活性化に向けた新しい動きについて紹介しました。それは“日本版NCAA創設”。一体どういうものなのでしょうか? スポーツビジネスが専門の江戸川大学社会学部教授・小林至さんにお話を伺いました。

NCAAとはアメリカの大学スポーツの中央統括機構で、日本語に訳すと“全米大学体育協会”と呼ばれ、National Collegiate Athletic Associationの頭文字を取った団体のことだそう。

グローバーはバスケットボールをしていた当時、「NBAよりNCAAを見た方がいい」と言われていてよく見ていたとのこと。アメリカではテレビでもたくさん放送され、観客も多く入っていたそうです。小林さんによるとバスケットボールとアメフトが特に人気だそうで、バスケットボールは春の全国大会で1000億円の収益をあげているのだとか!

しかし日本の場合は、ビジネスよりもまずは大学のスポーツ全体の統括と発展が目的だそう。そもそも日本には、高校では“高体連”、中学校では“中体連”があるにも関わらず、大学スポーツには統括する団体無いのだそうです。

日本版のNCAAができることで変わることを小林さんに聞いてみると、「“かたまり”を作ることによって、今までできなかった様々なことができるようになると思います。例えば安全性の向上。現在、大学スポーツというのは『課外活動』『自主活動』ということになっていますから、保険や、ケガなど何か起きた時のことは“任意”なんですね」とのこと。そのため、日本版NCAAが安全に選手を育成することにつながるそうです。

また、「大学の成績がよくないと試合に出られない」というペナルティも考えられているそう。これはアメリカのNCAAが「学業との両立」を大きく打ち出していることと、それに比べると日本の大学スポーツが学業をおざなりにしていることもあり、“社会に出てから信頼できる人材を育てる”“長い人生を守る”ということも視野に入れているのだとか。

スポーツ団体の統合をする際、連盟同士の派閥争いを耳にすることもあると思いますが、日本版NCAAについては国が推進してリーダーシップを取ることでスムーズにいくのではと小林さんは予想していました。大学スポーツが発展し、それによって日本のスポーツが底上げされていく未来が楽しみですね!

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【番組情報】
番組名:「STEP ONE」
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

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