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一流クリエイターの創作現場ってどうなってるの?

一流クリエイターの創作現場ってどうなってるの?

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「ACOUSTIC COUNTY」(ナビゲーター:坂倉アコ)のワンコーナー「LINES SING」。今週は、「創作の現場を読む」をテーマに紹介しています。作家や芸術家など、表現者たちが普段どのような現場で仕事をしているのか。3月6日(月)のオンエアでは、ポール・バーベラ著『WHERE THEY CREATE: JAPAN』を取り上げました。

オランダ・アムステルダムを拠点とするアート系の出版社フレームから出された一冊の分厚い洋書『WHERE THEY CREATE: JAPAN』。「彼らがクリエイトする現場:日本編」という意味ですが、写真家でこの本の企画者であるポール・バーベラさんのコメントを交え、ご紹介します。

建築家、芸術家、グラフィックデザイナー、ウェブデザイン事務所、クリエイティブ集団まで、日本の様々なクリエイターたちの創作の現場、オフィスを訪問し、その仕事風景を撮影。インタビュー記事と共に紹介している本書。いったいなぜこのような本を作ろうと思ったのでしょうか?

「いろんなクリエイターたちの仕事場をドキュメントするサイトを10年くらい前からやっていて、少し前に本にまとめたんだ。そのときはどこかの国というくくりはなかった。旅の中で何か興味あることに触れたいと思うよね? 仕事柄いろんな場所に旅をするんだけど、僕の場合は、その土地のクリエイティブな現場に触れること、クリエイターに会うのが旅の楽しみなんだ。僕は日本が大好きで、何度も訪れている。それでパートナーからある日、こう言われたんだ。『そんなに好きなら、その本の日本人バージョンを作ったら?』って。それがこの本が生まれたきっかけ」(ポールさん、以下同)

オーストラリア生まれで、今はニューヨークを拠点に活動するポールさん。本書では隈研吾、安藤忠雄、吉岡徳仁ら、かなり著名な日本人クリエイターも登場していますが…

「日本はいろんなことにやたらと時間がかかるよね。取材まではかなり大変だったよ(笑)。たとえば安藤忠雄さんは、メールも電話も受けつけない。手書きのファックスか手紙だけがOK。日本では有名な話かもしれないけど、僕は知らなかった(笑)。それで、15年ぶりくらいにファックスを使ったんだ。『安藤忠雄様へ』って手紙を書いて…。絶対返事がないと思っていたら、驚いたことに「どうぞ取材にいらしてください」って返事がきたんだ! あれは本当にすばらしい出来事だったよ」

次回7日(火)は、『WHERE THEY CREATE: JAPAN』の後編をお届けします。どうぞお楽しみに。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聞き直せます。

【番組情報】
番組名:「ACOUSTIC COUNTY」
放送日時:月・火・水・木曜 14時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/acoustic/

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