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岡田准一も大絶賛「しょっぱなから面白い!」

岡田准一も大絶賛「しょっぱなから面白い!」

J-WAVEで放送中の番組「GROWING REED」(ナビゲーター:岡田准一)。12月25日(日)のオンエアでは、小説家の二宮敦人さんをゲストにお迎えしました。

二宮さんは携帯小説サイトで発表したホラー小説が話題となり、2009年に小説家デビュー。現在31歳にして新世代のミステリー作家として注目を集めています。今回のオンエアでは、そんな二宮さんが初めて描いたノンフィクション作品『最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―』についてお話をお聞きしました。

“ホラー作家”と言われると、ちょっと変わった方なのかな? と想像してしまいがちですが、とても優しい印象を受けたという岡田。「僕もゲラとか読んでると、『何を思ってこんな小説を書いたのかな…』って自分で自分に引いてしまうんですけど(笑)」と二宮さん。書いているときは別人格が出てくるのでしょうか(笑)。

岡田:なんでホラーを書こうと思ったんですか?
二宮:最初の小説を書いたのが就職活動中だったんですけれども、けっこう世の中ナメた感じの学生でして、かなり落ちたんです、就職活動の面接で。自分が悪いんですけれども、落ちてるとやっぱり心が荒んでくるじゃないですか。だから人が死にまくる小説を書こうと思いまして…。
岡田:どういうこと(笑)!?

ということで、ホラーを書いた理由は“憂さ晴らし”だったそうです(笑)。でも作品を書いたことで、「やっぱり俺が悪かったんだな」と思い直せたそうです。

そんな二宮さんが書かれたノンフィクションの話題作『最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―』。読んだ岡田は、「しょっぱなから面白いですよね! ぐんぐん読んでいける」と絶賛。この作品は、二宮さんが実際に大学に潜入して学生さんたちに、直接、お話を聞いてまとめているので、全てが事実なのだそう。

元々、この本を書くきっかけとなったのは、二宮さんの奥様。東京藝術大学の彫刻科に通っていて、とにかく面白い人なのだそう。

「僕が原稿書いている横で、でっかい木から亀を削り出して、その木屑が部屋中に散らばってて(笑)」(二宮さん)

今までそういう人に会ったことがなかったため、「君の大学は一体どういうことをしてるの?」というところから取材がスタートし、調べていくうちにどんどん面白くなって、止まらなくなったそうです。

東京藝大の入試倍率は非常に高く、なんと東大最難関と言われる理Ⅲの3倍にもなるそう! 「これでも下がったみたいですよ。昔は60倍だったそうですから」と、二宮さん。そういう意味では日本で一番入りにくい大学なのだそうです。卒業生には坂本龍一さん、村上隆さん、岡本太郎さんなど錚々たる顔ぶれが…。

アートの天才たちを輩出し続ける東京藝大ではどんな授業が行われているのか? そして天才の卵たちは何を考えているのか? 知られざる世界が詰まった、二宮さんの『最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―』。興味のある方は、ぜひその世界を覗いてみてください。

【番組情報】
番組名:「GROWING REED」
放送日時:毎週日曜 24時-25時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/growingreed/

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