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Numéro TOKYO 注目トレンドは“規格外”

Numéro TOKYO 注目トレンドは“規格外”

タイムフリー

J-WAVEでは10月10日に「J-WAVE HOLIDAY SPECIAL H&M presents EXCITING AUTUMN」(ナビゲーター:平井理央)をオンエア。秋のファッションを中心に、秋を感じる情報をお届けした約9時間の同番組では、もちろん、この秋のトレンドについてもチェック! 雑誌『Numéro TOKYO』編集長の田中杏子さんにお伺いしました。

ここ最近、ファッションのトレンドは、大人っぽくシンプルな「引き算のファッション」から、「足し算のファッション」に移ってきているそうです。これは、普通にスタイリングした上に、コサージュ、カフス、リボンタイ、ヘッドピースなど、もう一点プラスしていく「盛りのファッション」ということ。

この流行の背景について、田中さんはSNSが大きな理由だと考えます。SNSでは、目立つものが注目されて「いいね」を押される傾向があり、フォロワーが何人いるかが、その人の価値になってきているほど。アメリカではモデルのランクを決める大きな要素が「フォロワー数」だそうで、「モデルたちは多くのフォロワーを獲得することが生命線」だと田中さん。

そんなSNSを利用してブランド側もユニークな動きをしているそうで…

田中:あるブランドは、「面白い発信をしている人たちのアイデアを、自分のブランドに反映させていきたい」という考えがあるみたいで、インスタグラムでアカウントを作ってハッシュタグのようなものを使うんです。そこに投稿された一般の人のアイデアを起用してキャットウォークに落としていく…という動きをしています。
平井:すごい柔軟ですね。
田中:「面白い」と思ってやっていることが、ブランドのデザイナーの目に止まると、それが次のシーズンには商品になって出てくるんです。
平井:ブランドにとっても新しいアイデアが入ってくるし、提案した人もブランドのファンになってくれますよね。
田中:そうなんですよ。今はアーティストにしちゃうんです。一般の人たちでも起用してアーティストとして扱うという、さらに柔軟な時代に入っています。
平井:誌面作りでも、そういった時代の流れや背景を反映させることはありますか?
田中:はい。私たちもそういう面白いことをしている人たちを探していて、イラストを描いてもらおう、何かやってもらおう、ということはよくありますね。
平井:一般の人が雑誌の情報を追いかけていた時代から、今度は雑誌側から一般の面白い人を追いかける相互的な時代に入っていているということですかね。
田中:そうですね。それがSNSが時代を大きく変えた証だと思います。

最後に、田中さんが今注目しているトレンドを聞いてみました。実はパリコレから帰ってきたばかりの田中さん。最新のパリコレだったそうですが「規格外」なものが多く出ていたそう。

田中:例えば、布団が入るような本当に大きなバックを持っていたり、コインくらいしか入らないバックの形のものを首からぶら下げていたり。「でっか!」「ちっちゃ!」みたいなものがキャットウォークで提案されていました。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。 番組放送1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聞き直せます。

【番組情報】
番組名:特別番組「J-WAVE HOLIDAY SPECIAL H&M presents EXCITING AUTUMN」
放送日時:10月10日(月・祝) 9時-17時55分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/holiday/20161010/

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