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画家レンブラントは「弟子に自分の絵を描かせていた?」

画家レンブラントは「弟子に自分の絵を描かせていた?」

J-WAVE平日20時からの番組「JAM THE WORLD」内のワンコーナー「LOHAS TALK」(ナビゲーター:小黒一三)。今週は生物学者の福岡伸一さんをゲストにお迎えしています。

8月16日(火)のオンエアは、現在、横浜・そごう美術館で開催中の「レンブラント リ・クリエイト展2016」について話を伺いました。

この「レンブラント リ・クリエイト展2016」は雑誌『ソトコト』が後援しており、小黒が福岡さんにオフィシャルサポーターを打診した当初は「少し難色を示していた」そうです。

その理由を聞いてみると「世の中を大きく分けると“レンブラント派”と“フェルメール派”に分かれると思うんです」と福岡さん。

「レンブラントは大きな画面にドラマチックに光と闇の対立を描いて商業的にも大成功した、権力志向の人。一方のフェルメールは、当時はまったく無名で、小さなアトリエで自分な好きな絵を丹念に描いていた、名も無き人だったわけです。絵も小ぶりで」

「弱い立場の人を応援したい」という福岡さん自身の性格から「フェルメールのような控えめな人のほうがいいな、と思って。絵も好きですし」と、福岡さんはレンブラントに対してあまり良い印象を持っていなかったのだとか。

「作品でとらえている物も、フェルメールは“女性のさりげない日常”みたいな。レンブラントは“男中心の思想”というか、まさに権力志向ですよね」と小黒。

さらにレンブラントは、有力者やお金持ち、大きな組織をクライアントとして肖像画を描くというスタイルを確立。また、50人ほどの弟子を使って大量生産を行い、「弟子に描かせて自分はサインするだけ」という、ある意味近代的なビジネスモデルを当時から実践していました。

そのため、世界にある1,000点以上のレンブラントの作品の中に「本物のレンブラントの作品」がどれだけあるのか分からないのが実情。しかし、今回はエルンスト・ファン・デ・ウェテリンク教授というレンブラント研究の権威が来日し、状況証拠や化学的根拠に基づき調査、厳選しました。

「真贋を定めるというのが難しくて…まだ議論が続いているものもあって」と福岡さん。とはいえ、展覧会で再現、複製するために選ばれた200点に関しては「レンブラント研究の第一人者のウェテリンク先生がお墨付きを与えた」ということは言えるそう。

「レンブラント リ・クリエイト展2016」オフィシャルサポーター・福岡伸一さんの話は8月19日(金)まで続きます。お楽しみに♪

【関連サイト】
「LOHAS TALK」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/blog/lohastalk/

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