チョーヒカルの原点「紙がなかったから体に描いた」

J-WAVE土曜12時からの番組「SEASONS」（ナビゲーター：マリエ）のワンコーナー「ESTEE LAUDER MAKE TOMORROW BEAUTIFUL」。6月4日のオンエアでは、“UNUSUAL（非日常）ART”をテーマに掲げ、体にリアルな目や物を描くボディペイントなどで話題のアーティスト、チョーヒカルさんをゲストにお迎えしました。

スタジオに登場したチョーさんを一目見たマリエの印象は「とってもハッピーオーラのある方ですね！」とのこと。しかし「いやいや、そんなことないですよ。すごくネガティブ野郎なんで。初めて会ったからポジティブな感じでやってるだけなんで（笑）」（チョーさん、以下同）。その返しから、とても気さくな人柄が窺えます。

チョーさんは今年、武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科大学を卒業したばかりの現在23歳。「いわゆるアーティストというやつです（笑）」。チョーさんの作品がいかにすごいかはぜひ、ネットで確認していただきたいのですが、マリエの感想は「はっきり言っていいですか？ …めちゃくちゃグロテスクかわいい！」。その感想に「グロテスクかわいい（笑）。初めて言われました！」と驚いた様子。

全てご自身の手で描かれているのですが、すごく上手く描けたときは周囲に見せても、誰も絵だと信じてもらえなかったりもするそうです。「『CGでしょ？』って言われて、逆に反応が悪いっていう（笑）」

ちょっと下手なほうが反応は良いとか。そもそもボディペイントを始めたきっかけはなんだったのでしょうか？

「その質問には、いつも恥ずかしい気持ちで答えさせていただいているんですけど…“紙がなかったから”です（笑）」。すごく面倒くさがり屋さんだそうで…「紙を外に買いに行くのが面倒臭くて、でも絵は描きたくて。『んー、もう手でいっか！』って自分の手に描き始めたのがきっかけですね」と、まさかのきっかけを語ってくれました。

「もっとかっこいい理由があると思うんですけど。“椅子に座っていたら急に、体に描かないと！ って思った”みたいなのがあったらんですけどね（笑）」

初めて手に描いたのは、友だちの目だったそう。学校帰りの電車では、ボディペイントを見せつけて、他の乗客の反応を楽しんでいたそうです。「みんなに二度見される快感を覚えながら帰ってました」とのこと。

作品のテーマに“非日常”を掲げていらっしゃるチョーさん。その理由は…

「日常って、すごくいいものがたくさん詰まっていると思うんですけど、やっぱ毎日見てると、馴染んできてしまう、忘れてしまうものだと思うんです。よく普段見ているものを、たとえば目を顔じゃない場所に描いてみると、急に目の美しさっていうのがわかったりするんです」とチョーさん。

そんなチョーヒカルさんの個展が、現在、渋谷パルコ PART1「GALLERY X」にて開催中。6月7日までの開催なので、興味のある方はお早めに！

【関連サイト】
「SEASONS」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/seasons/

「カプセルホテル」「エロい」東京で見たい建築ベスト3（2016年04月07日）
https://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/04/3-17.html

これ本物？ 世界が注目する驚愕の金魚アート誕生秘話（2016年05月15日）
https://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/post-1579.html