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市川紗椰が楽しんだ「台湾」のアート、文学、グルメは? 『BAILA』ライターと語り合う

市川紗椰が楽しんだ「台湾」のアート、文学、グルメは? 『BAILA』ライターと語り合う

台湾の魅力やおすすめスポットについて、市川紗椰とライターの久保田梓美さんが語り合った。

ふたりがトークを展開したのは、12月23日(火)放送のJ-WAVE『MIDDAY LOUNGE』(ナビゲーター:市川紗椰)の「PICK OF THE DAY」。各曜日のナビゲーターの個性に特化した特集をお届けするコーナーだ。

『MIDDAY LOUNGE』はグローバルなルーツを持つ国際色豊かなナビゲーターたちが、リスナーと一緒に「新しい自分、新しい世界と出会う」3時間のプログラム。ナビゲーターは、月曜 ハリー杉山、火曜 市川紗椰、水曜 クリス・ペプラー、木曜 ジョン・カビラが日替わりで担当している。

人気の海外旅行先「台湾」のアートシーン

楽天トラベルによれば、海外旅行の人気先はアクセスがいいアジア圏が好調で、1位が台湾、2位が韓国、3位はハワイだそう。今回は1位の「台湾」に注目した。

先日、市川は雑誌『BAILA』の取材で台湾に行ったという。その様子は12月26日(金)発売の『BAILA』2026年2月・3月合併号の特集「旅BAILA」の「市川紗椰と行く、新しい台北」に掲載される。

市川:そもそも、「旅BAILA」って昔からある人気の高い旅企画で、私も以前行かせてもらったこともあるし、実際に旅の参考にしています。なぜなら「旅BAILA」に出ているごはん屋さんは本当においしい。これは胸を張って言えます。今回は「大人の旅は目的重視」というテーマのもと取材しました。

ここからは、市川と一緒に取材したライターの久保田梓美さんを迎えて台湾、台北の魅力を語り合った。

久保田:市川さんとは『BAILA』で長く「市川紗椰の週末アートのトビラ」という連載をやっていて、日本各地の美術館を訪れていたんですけど、今回はその最終回スペシャルということもあって。台湾のアートシーンやカルチャーシーンを市川さんならではの視点で楽しむ企画になりました。台湾といえばグルメや雑貨のイメージが強いのですが、ひと味違った旅になっています。『BAILA』の読者世代である20代の編集者が中心になって行き先をいろいろ決めてくださいましたよね。

市川:美術館を巡る連載から今回は台湾に行ったということなので、アートを大きな柱として巡りました。まず、台北ではふたつの美術館に行きました。ひとつは「富邦美術館」です。

市川:これは新しい美術館なんですよね?

久保田:2024年の5月にできて、正面にパブリックアートがあるんですけど、その前で市川さんが台風上陸直前の爽やかな風に吹かれて撮影してくださっています。

市川:建物もレンゾ・ピアノの建築ですごくかっこいいような新しい美術館でしたが、それに加えて「台北市立美術館」も行きましたね。

久保田:ここも素敵でしたね。「台北ビエンナーレ2025」が開催中で、広い公園の中にあって建物もすごく大きくて。大空間があったり植物園みたいな中庭があったり。

市川:そう。いわゆるサイト・スペシフィックな展示がたくさんあったり。我々、いろんなアートスポットを巡ってきましたけど、台湾の現代アートって日本とも違うなってすごく思いました。日本って日常の細部とかをフォーカスするけど、台湾の現代アートはアイデンティティのゆらぎというか。

久保田:そうですね。歴史の積み重ねのうえで世界に向かって広がっていくみたいな。多様性の意味でも、たとえば同性婚など進歩的な部分があるカルチャーを持っているので、そういうものが感じられましたよね。

市川:植民地の記憶とか民主化とかアイデンティティみたいなテーマで、いろんなアーティストの声明文のようなものがあって。日本では「意味はあなたにおまかせします」みたいな感じだけど、(台湾は)はっきりした作品が多いようで、なんとなく日本と台湾の現代アートの違いがあって面白かったですね。

文学からも台湾を再発見する

ほかにも、台湾の本屋も訪れたという。

市川:たくさん行きましたよね。

久保田:今回の特集で取り上げているのは3つの本屋さんですが。いわゆるアートブックやZINEを取り扱う小さな個人書店、インディペンデントブックストアと言うんでしょうか、そういった最前線を訪れました。「nos:books」で市川さんがめちゃくちゃかわいい写真を撮っています。誌面でぜひご覧ください。

久保田さんは、漫画家とアーティストのカップルが運営しているお店で、市川が見つけた本が気になったそうだ。

市川:トーマス・ガイガーの『Peeing in Public』という本で、文庫本くらいでデザインもすごくかわいいんです。トイレに置くとかわいい本なんですけど、著名人とかアーティスト、たとえばローリング・ストーンズもいるし、アンディ・ウォーホルとか、彼らの放尿に関するエピソードがいっぱい入ってるっていうちょっとシャレのきいた本ですね。

久保田:黄色のカバーで、おしゃれですけど何かにおう。

市川:かもしれない。でも、本当に面白い不思議な本がたくさんあるお店でしたね。

久保田:グッズもかわいかったので、言葉がわからなくても雑貨を買ったりとかできそうですね。

久保田さんによると、近ごろは台北と東京のあいだで、対面型のトークイベントや物販イベントが盛んに行われているという。

久保田:ちゃんと情報をキャッチすると、いまはこんなに活気のあるシーンが浮かび上がるんだなって気がつきました。

市川:特におすすめの作家とか作品とかありますか?

久保田:この秋に来日した小説家の呉 明益さんですね。1971年生まれで、『歩道橋の魔術師』(河出書房新社、白水社)という短編集がとても面白かったです。あと、『複眼人』(KADOKAWA)はファンタジーと現実を行き交うような長編作品で。tai-tai books(太台本屋)という台湾文学を日本につなぐエージェントユニットがあって、いろんな作家を紹介しているんですが、彼らが主催したトークイベントもありました。『味の台湾』(みすず書房)は食のエッセイなんですけれども、詩人の焦 桐さんが書いていて、これを読むともう一度その味を求めて旅をしたくなります。

日本にありそうでないグルメがたくさん

続いて、グルメの話題に。

市川:食いしん坊の市川としては朝食、スイーツ、鍋、夜食、時間の許すかぎり、いろいろまわりました。特に印象的だったのは……火鍋。

久保田:「長白小館」の酸菜白肉鍋ですね。

市川:酸菜は発酵の白菜、ようは漬物のお鍋でこれが絶品でしたね。ペロリでした。体にもいいし。

久保田:タレをみんなで調合して、おかわりを異常にしましたよね。

市川:けっこうローカル感のあるお店で、我々が行ったときは地元の近所から来たっていう方々ばかりで。あと何食べましたっけ?

久保田:鹹豆漿(シェントウジャン)っていう豆乳の。

市川:そうだ。豆乳にちょっとお酢が入っておぼろ豆腐っぽくなる朝ごはん。おいしかった。

久保田:市川さんが衣装を脱いでランニング姿で。台湾映画とか是枝裕和監督の映画のようなドラマチックな感じがしましたね。

市川:それは写真を撮っていないオフのときですけど、本当にエドワード・ヤン監督に撮ってほしいって感じの雰囲気になってましたよね。

また、市川は「野菜まん」を挙げた。

久保田:ほかほかがおいしかったですよね。

市川:日本にありそうでない。日本に来ているものもいっぱいあるんですけど、こんなにも知らないのがあるんだって思いました。あとは夜市にも行ったし、酒場も行ったし。おしゃれでしたね。

久保田:モダンなバーってあまり台湾でイメージがなかったんですけど、最近はちょっとコンセプトがある、たとえばアールデコの空間を使ったバーだったりとか、台湾のローカルフードをおしゃれに小さいポーション(分量)で食べさせてくれるお店だったり、若い人たちが自分たちで楽しめる場所ってかたちで提案している空間も多くて。みんなバーなのによく食べましたよね。

市川:台湾のバーってこんなにも食べ物があるんだって。おいしいですよね。

12月26日(金)発売の『BAILA』には、市川が旅先で出会ったお土産も紹介されている。

雑誌『BAILA』2026年2月・3月合併号の詳細は公式サイトまで。

J-WAVE『MIDDAY LOUNGE』のコーナー「PICK OF THE DAY」は、それぞれのナビゲーターの個性に特化した特集をお届けする。放送は月曜~木曜の15時25分ごろから。

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番組情報
MIDDAY LOUNGE
月・火・水・木曜
13:30-16:30

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