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初台で「素人ヌード」個展 ライアン・マッギンレーのこだわりとは

初台で「素人ヌード」個展 ライアン・マッギンレーのこだわりとは

J-WAVE月曜~木曜午前の番組「POP UP!」(ナビゲーター:岡田マリア)のワンコーナー「PIN UP」。4月14日(木)のオンエアでは、個展「ライアン・マッギンレー BODY LOUD ! 」に注目しました。

これは、4月16日から「東京オペラシティ アートギャラリー」で開催されるライアン・マッギンレーの個展。ライアン・マッギンレーは、アメリカで“最も重要なアーティスト”と高く評価され、世界各地で展覧会を開催したり、シガー・ロスのアルバムジャケット写真を手掛けるなど、幅広く注目を集めてきました。今回は、初期から最新作まで約50点の作品が展示され、日本での大規模な個展は今回が初めてとなります。

マッギンレーの写真の特徴は、登場する人たちのほとんどが「服を着ていない」ことが特徴。ヌードのモデルたちが広大な草原の中を疾走していたり、木の上から飛び降りる瞬間だったり、その独特でファンタジーな作風は「ユートピア」と表現されることもあります。

そもそもなぜ「ヌード」なのでしょうか。東京オペラシティ アートギャラリーのチーフ・キュレーター、堀元彰さんに伺いました。

「服を脱いだ後にでてくる人間の本質というか、人間存在の究極的な部分というか、そういったものを撮りたいということから、服を脱いでもらっているだろうと思います。人間が生まれたとき服はなくて、本当に生まれたままの姿で自由に振る舞っている。なにもしがらみや制約が無い状態で見せる、本質的な人間のエネルギーというか……そういうものが伝わってくると思います」(堀元さん)

ちなみに起用するのは素人のモデルでプロのモデルは決して使わないそう。では、一般の素人モデルをどのように作品の世界に引き込んでいくのでしょうか。

「素人のモデルさんで初めての撮影ですし、ヌードですから、最初は緊張してうまく撮れないそうなんですね。ところがずっとそれを辛抱強く続けていると、時々モデルさんが自我とか羞恥心を忘れて思うままに行動する。それが走ったり飛び降りたり跳ね上がったりとか。そういった一瞬を逃さずに写真におさめているんですね」(堀元さん)

堀元さんによれば今回の見どころは、マッギンレーがスタジオでスカウトしたモデルのヌードを撮影し続けた「イヤーブック」からピックアップした約500点の写真をビニールステッカーで出力し、長さ30メートル、高さ6メートルの壁一面に貼っていくインスタレーション。「これが一番、見た時に圧倒されるのかなと思います」(堀本さん)。

開催期間は、4月16日〜7月10日まで。

【関連サイト】
「POP UP!」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/popup/

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