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押入れでゴロゴロマンガが読める 立川まんがぱーく

押入れでゴロゴロマンガが読める 立川まんがぱーく

J-WAVE土曜午前の番組「RADIO DONUTS」(ナビゲーター:渡辺祐/山田玲奈)のワンコーナー「TOKYO GAS LIFE IS A GIFT」。8月16日のオンエアには立川まんがぱーく館長の福士真人さんがゲストに登場。まんがぱーくの魅力について話しました。

昨年3月にオープンした立川まんがぱーくは、大人から子供まで、地元を中心とした幅広い世代の人々に利用されている施設。蔵書数は3万8,000冊と、なかなかの充実ぶりです。施設内にはカフェスペースやテラス席があり、テラス席では目の前に芝生が広がる開放的な空間で、飲食をしながらマンガを読むこともできるのだそう。

館内は畳敷きで、靴を脱いで上がる仕様になっており、押し入れを模した半個室スペースでは皆さんゴロゴロしているのだとか。マンガ好きにはたまらないこの施設、いったいどんな経緯でできたのでしょうか。

「この施設はもともとは立川市役所だった建物なんですが、市役所が駅の北側に移転することになりまして、もともとの市役所が使われなくなっちゃったんです。その使われなくなった施設を利用して、立川駅南口側にもっと賑わいを持たせたいという立川市の想いがありまして、そういった施設の改修と運営をやってくれる民間企業を立川市が募集したんです。それにいくつかの民間企業が手を挙げた中から、当社、株式会社合人社計画研究所グループが立川市からお仕事をいただく形になりました」(福士さん)

では、マンガに着目した理由は何だったのでしょうか。

「我々民間企業が『立川市はこうしたら盛り上がるよ』という提案をするわけですけど、立川がどういう地域なんだろうと調査していくなかで、立川を舞台としたマンガやアニメが多くあることがわかったんです。有名どころでは『聖おにいさん』。あとこれはアニメにもなってますが『とある科学の超電磁砲S(とあるかがくのレールガン)』というのも立川が舞台になっています。立川の象徴的な存在であるモノレールがよくアニメの中に出てきます。そういった土壌があり、もともと立川の観光協会がマンガをテーマにしたイベントをしていたりしていたんです」(福士さん)

また現在31歳の福士さんは、自身も『ジョジョの奇妙な冒険』『カイジ』などのマンガを読んで育った世代。マンガと子供のかかわりについて、次のように話します。

「マンガというと、一昔前までは『子供の娯楽』『勉強のじゃまになるもの』と考えられていたときもあったかと思うんですけど、いま私がマンガと触れ合いながら仕事をしていると、まったくそうではないんだなと日々感じています。よく大人の方々が子供に『本を読め』と言います。それは、本を読むことによって自分が実生活でしないような体験を擬似的に体験したり、色んな想像力を付けたりするような意味合いもあると思うんですけど、それはマンガでも出来ることだと思うんです」(福士さん)

そしてマンガの魅力についてこう話します。

「子供たちは本だと単語の意味が分からなかったりとか、書かれている内容が想像できなかったりすることもあると思うんですが、マンガだと絵で出てくるので見て理解できる良い面があると思います。マンガを読むことで子供たちにいろんなことを体験したり学んでほしいなと考えています」(福士さん)

そう考えると、まんがぱーくは子供たちが想像力を育むのにぴったりの場所と言えるかもしれません。夏休みに親子でおとずれたいスポットのひとつですね。

【関連サイト】
「RADIO DONUTS」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/

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