J-WAVE土曜午前の番組「SURF&CARAVAN」(ナビゲーター:井上ジョー)のワンコーナー「MY FAVORITE GEAR」。5月31日のオンエアでは、BBQで使いたい、とっておきの「炭」が話題に。岩手県が認定するチャコールマイスターのひとり、大島竹さんに話を聞きました。
まず、「いい炭」とはどういうものなのかを大島さんに聞いてみると、次のような説明が。
「製造過程で、きちんとして炭になっていない炭というのは、どうしても炎があがったり、匂いが出たり、煙がでたり。あと、未炭化で湿気たりなんかする炭はどうしても火移りが悪くて、全体の火のまわりが遅い。あとは立ち消えがする。そういうことがほとんどないのが、いい炭ですね」(大島さん)
では、そのいい炭は一体どこ産のものなのか。実はこれが、岩手県なんです。岩手県は国内の木炭生産量のおよそ26パーセントを占めている、木炭王国。その木炭王国で10年以上の経験をもち、試験をパスして特別な研修を受けた「木炭の達人」が、大島さんたちチャコールマイスターなのです。
岩手県木炭協会では、登録している生産者がつくった炭を「岩手切炭」の名前で販売しています。この炭の魅力を、大島さんは「岩手の炭の特徴は、火付きがよくて、 火も2時間~3時間は充分もって、使いやすいんですよね。すごい火力も強くて」と話します。
また、この岩手切炭、BBQ番長の間では「BBQに向いている」ということで人気なのだとか。炭といえば備長炭が有名ですが、岩手切炭はまた違った特徴を持っていることなどが「BBQ向き」の理由なのだそう。
「備長炭の場合は燃焼時間が長いんですよ。たとえばうなぎ屋さん。朝から晩まで営業しているうなぎ屋さんなんかの業務用には適しているんですけど、着火させるのが非常に難しいんですよ。 業務用として使っている方は、1回着火させると、1日いっぱい燃焼させておくのでいいんでしょうけど、アウトドアなんかだと1日いっぱい炭を使うことはないですよね。岩手の木炭のほうが火付きも良くて、ある程度の燃焼時間が得られるので、BBQには使いやすいということになります」(大島さん)
なるほど、用途に合わせて炭の特徴を見極める必要があるんですね。ちょっとした知識ですが、これを知っているだけでBBQ番長としての信頼度は格段にアップしそう。これからのレジャーシーズン、BBQの際にはこの知識を披露してみては?
【関連サイト】
「SURF&CARAVAN」
https://www.j-wave.co.jp/original/surfcaravan/
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