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実は別人だった? 50人以上のシェイクスピア説

J-WAVE日曜の番組「THE HUMAN」(ナビゲーター:西尾 由佳理)。10/20のオンエアでは、ウィリアム・シェイクスピアの謎多き人生を紹介しました。

『ロミオとジュリエット』『ハムレット』『リア王』など、数々の代表作品を持つシェイクスピアは1564年、田舎町ストラトフォード・アポン・エイヴォンで生まれました。彼は18歳の夏に8歳年上の女性と結婚しますが、この頃シェイクスピアが何をしていたのかは一切不明なのだそう。今から400年以上も前に活躍した人物だけに、彼に関する事細かな記録は残っていなかったからです。

田舎で育ったシェイクスピアの名前は8年間の空白を経て、1593年に刊行された詩集の作者としてロンドンに登場します。この8年間の空白については「イタリアを旅していたらしい」「船乗りをしていたらしい」「軍隊に入って従軍していたらしい」など、さまざまな憶測が飛び交いました。分からないことが多いからこそ、さまざまな噂が生まれ、実は「戯曲家・シェイクスピアは別人だった」という説まであるそうです。

その理由というのが、田舎生まれの庶民なのに彼の残した作品には宮廷生活や医学、法律用語などの専門知識がたくさんでてくること、戯曲と詩のほかにシャイクスピアが書いたとされる手紙や日記がないこと、本人のものと思われる6つの公式文書や署名が、6つともスペルが違っていることなどで、これまで世界中でシェイクスピア別人論争が繰り広げられてきました。

では、誰がシェイクスピアだったのかというと、フランシス・ベーコン説や、オックスフォード伯爵説、クリストファー・マーロウ説など、なんと50人以上もシェイクスピアだったのではないかという人物がいるのだそうです。

今となっては、その真相を知るのはシェイクスピア本人のみ。彼が誰であったとしても、彼の作品は名作として今度も後の世に受け継がれていくのでしょうね。


【関連サイト】
「THE HUMAN」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/human/

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