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“人肌”に近い食器!? 輪島塗の老舗「輪島キリモト」から新ブランド誕生!

“人肌”に近い食器!? 輪島塗の老舗「輪島キリモト」から新ブランド誕生!

J-WAVEで放送中の番組「ACROSS THE SKY」(ナビゲーター:玄理)のワンコーナー「TOKYO TREASURE」。3月18日(日)のオンエアでは、輪島塗の老舗「輪島キリモト」が立ち上げた新しいプロダクトブランド「IKI-by KOHEI KIRIMOTO」 に注目。8代目でブランドディレクターの桐本滉平さんにお話を伺いました。


■老舗「輪島キリモト」とは

石川県輪島市の漆器の老舗である「輪島キリモト」。木に漆を塗る工芸品・輪島塗は、輪島市で取れる珪藻土を漆に混ぜて下地にすることで、丈夫な漆器ができることから、室町時代に産地が形勢されました。「輪島キリモト」は、時代にあわせて技術を応用するマインドを持ち、金属のスプーンやフォークが使える漆器を開発するなど、現代の生活に柔軟に寄り添っています。

そんな「輪島キリモト」代表・桐本泰一さんの息子である滉平さん。現在25歳です。滉平さんは、文部科学省の留学プロジェクト「トビタテ!留学JAPAN 」の4期生として、フランス・パリで「輪島キリモト」の商品を販売し、留学成果報告会で最優秀賞を受賞しました。輪島塗や漆をほとんど知らないフランスでも、その独特の艶や触感に「生まれてはじめて出会った素材」という反響が多かったそうです。


■「IKI-by KOHEI KIRIMOTO」の魅力

オンエアでは、滉平さんが新たに立ち上げたブランド「IKI-by KOHEI KIRIMOTO」について伺いました。日本古来の伝統素材である漆を、現代のクリエイターの感性を取り入れながら、科学とプロダクトデザインの側面から魅力を再定義して、プロダクトを開発したという新ブランドです。「IKI」には、「生きる」「息」「粋」3つの意味が込められています。今回お持ちいただいた第1弾プロダクトは、漆の赤や黒のイメージではなく、「人肌」を意識したキャメル色でした。

桐本:漆のイメージは固定化していて、それがもったいないという思いが昔からありまして。改めて漆という素材の、どの切り口から魅力を伝えようかと考えて。漆は人間の肌のように水分を吸ったり吐いたりしているので、人肌に近くて、人間にとって気持ちよい素材であることを伝えようと思いました。デザインについては、「IKI」の「生きる」部分から、漆は捨てるものではなく、直して何回も長く使う、まるで「生きもの」のような存在だということで、手で削って有機的なものにしました。

滉平さんは、「この魅力を海外の人にも知ってもらい、海外の文化にも寄り添ったプロダクトを作りたい」と語りました。「IKI-by KOHEI KIRIMOTO」は、現在オンラインショップの準備を進めていますが、滉平さんのインスタグラムやツイッターなどでも、注文を受け付けているそうです。ぜひチェックしてみてください。

【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:「ACROSS THE SKY」
放送日時:日曜9時-12時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/acrossthesky/

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