YOASOBIのAyaseとKing Gnuの新井和輝がJ-WAVEで対談。Ayaseが、音楽的ルーツを振り返り、食生活にまつわるエピソードを語った。
Ayaseが登場したのは、6月9日(火)放送のJ-WAVE『SPARK』(ナビゲーター:King Gnu・新井和輝)。注目のアーティストが曜日ごとにナビゲーターを務める音楽番組だ。ナビゲーターは、月曜 sumika、火曜 新井和輝(King Gnu)、水曜 秦 基博、木曜 杉本ラララが担当している。
新井がナビゲートする火曜日の『SPARK』では、オンエアの内容をポッドキャストでも配信している。
・ポッドキャストページ
さらに2023年4月には、テレビアニメ『【推しの子】』のオープニング主題歌『アイドル』をリリース。米ビルボードのグローバルチャート「Global Excl. U.S.」をはじめ、Apple Music「トップ100:グローバル」、YouTube Music Charts「TOP 100 Songs Global」などで首位を獲得し、世界的なヒットを記録した。
今回は、Ayaseと新井による対談が実現。音楽制作の話からプライベートな一面まで、多彩なテーマでトークを展開した。冒頭では、Ayaseのソロ活動について聞いた。
新井:Ayase君はソロ活動をずっと続けてきたと思うんだけど、ここにきてまた一段階ギアを上げてやっていこうという感じなんですか?
Ayase:そういう感じです。EPをリリースさせていただいて。もちろん、YOASOBIも本気でずっとやっているのでソロで歌いたい気持ちはあったんですけど、YOASOBIを100パーセント、Ayaseのソロも100パーセントでやるのは無理だろうなと思っていたんです。スケジュール的にも制作的にも。YOASOBIでつかめるかもしれないチャンスを逃すのも嫌だったので、ずっと気持ちを押し殺してました。でも、1回やらないと後悔しそうだなと思って。人生のなかで、どっちも100パーセントでやれるだけやってみようと最近決意して、今は本格的にソロもやっています。
新井:それはいつごろから具体的に思い始めたんですか?
Ayase:2025年にYOASOBIでホールツアーをまわらせていただいて。YOASOBIとしては過去最大規模で、3~4カ月で40本くらい回りました。
新井:すごいね!
Ayase:お客さんから本当に素晴らしい景色をたくさん見せてもらったんですけど、体力的にはかなり厳しくて。半分くらいは体調を崩していましたし、そのなかで制作もしなきゃいけない。人生のウェイトがYOASOBIにものすごく傾いてた時期だったんです。もちろん、うれしいし楽しいんですけど、このままで自分は「やりたいことをやり切った人生だった」と後々言い切れるのかなと悩んでいて。そんなときにマネージャーからふと、「私はAyaseさんの歌を聴きたいですけどね」って言われたんです。
新井:そこがきっかけなんだ。
Ayase:そうなんです。ビリビリっと電撃が走るような感覚があって。こんな身近にもそう言ってくれる人がいるのに、俺は何をしているんだろうと思って、1回どっちも100パーセントでやってみようと決めました。今はめちゃくちゃ忙しいし、大変なんですけど(笑)。でも、どっちもやりたいことだから本当に楽しいんですよね。
新井:やりたいことができているのがいちばんだよね。メンタル的な健康にもいいし。
Ayase:本当にそうです。心の衛生がすごく保たれてます。
新井:スタッフのそういうひと言って、グサッとくることあるよね。うちのドラムの(勢喜)遊もソロをやっているんだけど、それもスタッフのひと言がきっかけだったりして。そういうのってあるよなって思いました。
Ayase:遊び半分というか、おばあちゃんに教えてもらうくらいの感覚でやってたら、おばあちゃんが「この子は才能がある。きっと上手になるから、私のような町の先生ではなく、本格的な環境で学ばせたほうがいい」みたいなことを言ってくれたらしくて。5歳ぐらいから、ちゃんとコンクールとかに出るようなところに通い始めたんです。それで、ピアノ自体は中1くらいまでだったんですけど、けっこうガチガチにやってましたね。
新井:そうだったんだ。
Ayase:それこそ、ここ最近の「ショパン国際ピアノコンクール」とかでしっかり結果を出されてる方のなかには、同じクラスだった人もいたりして。僕も国際コンクールとかにも出てました。だから、子どもながらになんとなく「僕はこのままピアニストになるんだろうな」って思ってましたね。
新井:めちゃくちゃ意外なルーツだなあ。
Ayase:ただ、練習が嫌いすぎて。ピアノを弾くこと自体は楽しいとは思ってたんですけど、本気でコンクールを目指すとなると練習量もすごくて。そんな小学校の2年生とか3年生、4年生くらいのときにORANGE RANGEをテレビで観たんです。
新井:そうか、世代だもんね。
Ayase:それで当時、『musiQ』っていうアルバムが出ていて、僕が初めて買ったCDなんです。
新井:急に親近感が(笑)。
Ayase:(笑)。そこからJ-ROCKやJ-POPに興味を持ち出したんです。そして、クラシックからポップスに興味を持つ決定的なきっかけは、小6のときに出会ったEXILEです。当時、『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)のオカザイルとかもやっていて。
新井:観てた~(笑)!
Ayase:あれを観て「なんてかっこいいんだ!」って衝撃を受けました。僕は歌うことも好きだったので、「EXILEになりたい」って本気で思ったんです。中学生のころには親にも「歌手になりたい」「EXILEみたいなキラキラしたステージで歌うボーカリストになりたい」と話していました。ただ、山口県宇部市というすごい田舎だったので、どうやったらそうなれるのか全然わからなくて。そんななか、中学1~2年生くらいのときにたまたま出会ったのがマキシマム ザ ホルモンで。
新井:出会うよね、ホルモンって。俺もあるときに出会った(笑)!
Ayase:もう、大衝撃を受けて。そこから「俺はバンドだ」と思って、バンドのボーカリストに憧れるようになりました。そして、そのときに初めて、「ORANGE RANGEってバンドだった」ということに気づいたんです。
新井:その感覚、すごくわかる(笑)。
Ayase:そこからONE OK ROCKも聴くようになって、いわゆる邦ロックの世界に入っていきました。
しかし、25歳ごろに転機が訪れる。Ayaseは自身の体調不良をきっかけにバンド活動が休止となり、メンバーとの関係もぎくしゃくしてしまったと振り返る。Ayaseは当時を「今まで培ってきたものがすべてなくなったような状態だった」と回想する。バンドの活動休止によって大きな喪失感を抱えるなか、新たな出会いとなったのがボーカロイドだったそう。
Ayase:妹がボカロや歌い手さんが好きで、一緒にいるときに流れてきた曲を聴いて「これ何?」と訊いたのがきっかけでした。そこでボカロPや歌い手の文化を知って、「めちゃくちゃ面白そうだな」と思ったんです。バンドを失って、自分はメンバーがいないと何もできないと思っていたんですけど、曲自体は自分で作っていたので。パソコンさえあれば、自分もまだ音楽を世に発信できるかもしれないと思いました。藁(わら)にもすがる思いで、バイトして貯めたお金で初音ミクをお迎えして、2018年末ごろにボカロPとして活動を始めました。
新井:そういう経緯なんだね! 聞いた感じ、かなり異質なルートだと思った。バンドまではわかるとして、そこから音楽的な方向性を大きく変える決断ってすごいよね。
Ayase:当時は「まだ音楽を続けられるかもしれない」というだけでめちゃくちゃうれしかったんです。バンド時代はプライドも高かったんだろうけど、もうそれどころじゃなかったというか。お金もないし、夢もなくなりそうで、どうしようもない状態でした。だからボカロに出会って、自分の力で曲を作って発表して、コメントをもらえる。そのカルチャーに入れたことが本当にうれしかったんです。
新井:2018年ごろって、音楽シーンも面白い時代だったよね。ヒップホップもジャズも盛り上がっていたし、James BlakeやBon Iverみたいなアーティストのいいアルバムもそのころに出てるからね。
Ayase:僕もボカロをやりながら、最前線のJ-POPやヒット曲はずっと聴いていたので、2018~2019年ごろの音楽シーンは本当に面白かったと思います。
新井:ちょうど俺らも出だしたタイミングだった。
Ayase:覚えてますよ。僕、『白日』が売れすぎてて悔しくて、しばらく聴けなかったんですよ。
新井:そうなんだ(笑)!
Ayase:当時は足下にもおよばないぐらい、ただのアマチュアミュージシャンでしたけど、売れているものには等しく嫉妬してたので。めちゃくちゃいい曲らしいけど悔しいから聴けなくて、1年くらい経ってからようやく聴きました(笑)。
新井:(笑)。
Ayase:それで1年越しぐらいで聴いて、周りの人に「King Gnuの『白日』って曲、知ってる? めっちゃかっこいいんだよ」って言って。「お前、いつの話をしてるの」って言われましたけど(笑)。
番組では、Ayaseが5月27日にリリースしたEP『dialogue』より『うるさ』をオンエアした。
そのなかで、「Ayaseさんはポテトチップスを食べるとき、ソファに座って袋を抱えながら袋から直接ではなく箸で食べていそう」というお便りが寄せられる。この偏見に対し、Ayaseは意外な食生活を明かし、スタジオを驚かせた。
Ayase:偏見をひっくり返しちゃう話なんですけど、僕、食事をめちゃくちゃ気をつけているんですよ。そもそも、基本的に決まったものしか食べてないんです。
新井:え、そうなんだ!?
Ayase:食べるのは鶏むね肉とお米を70グラムとか150グラムとか、その時々で決めた量をきっちり計って食べてます。夜も魚や赤身肉と、食べるものを決めていて。
新井:甘いものは?
Ayase:まったく食べないです。
新井:ええ~!
Ayase:もう何年も、自分から食べてないですね。いただきものを食べることはありますけど、自発的に買って食べることはないです。めちゃくちゃ好きなんですけどボディメイクのためでもあるし、肌荒れしやすいので、乳製品もなるべく摂らないようにしてます。小麦も控えてるので、パスタなんかも基本的には食べません。
新井:じゃあ、マクドナルドも食べられない?
Ayase:マック自体は大好きなんですよ(笑)。実は、2025年めっちゃ減量して、1年間で19キロ減量したんですね。
新井:そんなに!?
Ayase:実はけっこう太っていて。お酒もすごく飲むので「これはまずいな」と思って、本気で筋トレと食事制限をして19キロ落としました。それで、自分のなかで納得できるところまでいったご褒美として、ひさしぶりにマックを食べたんです。
新井:いいねえ!
Ayase:ひとりでキッチンに立ちながら食べたんですけど、あまりにおいしすぎてガチで泣いちゃいました(笑)。それぐらい好きなので、本当のご褒美の日だけ食べています。だから正直、ポテトチップスもどうやって食べてたか覚えてないくらいです。
新井:すごいなあ。よくそれでやっていけるね。
Ayase:本当は食べたいんですけどね。
新井:制作中とか、口寂しくなったりしないの?
Ayase:僕、めちゃくちゃヘビースモーカーなんですよ。だから、タバコと水さえあれば大丈夫なんです。
新井:かなり振り切ってるなあ(笑)。
Ayase:そうですね。それに加えてお酒もありますし。僕はお酒を楽しみたいから、そのぶん日々の食事を節制しているところもあります。
新井:なるほどね! お酒を飲むために食事を気をつけて、そこでバランスを取ってるわけだ。
YOASOBIは6月26日(金)にニューEP『THE BOOK for,』をリリースする。さらに、2026年から2027年にかけて国内5都市・アジア5都市を巡る「YOASOBI ASIA 10-CITY DOME & STADIUM TOUR 2026-2027」を開催。国内公演は10月24日(日)の大阪公演を皮切りにスタートする。
そのほか、YOASOBIの最新情報は公式サイトまで。
J-WAVE『SPARK』では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストがナビゲーターを務める。放送は24時から。
Ayaseが登場したのは、6月9日(火)放送のJ-WAVE『SPARK』(ナビゲーター:King Gnu・新井和輝)。注目のアーティストが曜日ごとにナビゲーターを務める音楽番組だ。ナビゲーターは、月曜 sumika、火曜 新井和輝(King Gnu)、水曜 秦 基博、木曜 杉本ラララが担当している。
新井がナビゲートする火曜日の『SPARK』では、オンエアの内容をポッドキャストでも配信している。
・ポッドキャストページ
ソロ活動に注力するようになった経緯
YOASOBIは、コンポーザーのAyaseとボーカルのikuraによる「小説を音楽にするユニット」。2019年11月に第1弾楽曲『夜に駆ける』を発表。同曲は2020年9月にストリーミング再生2億回を突破し、Billboard Japan総合ソングチャート「JAPAN HOT 100」で2020年の年間1位を獲得した。さらに2023年4月には、テレビアニメ『【推しの子】』のオープニング主題歌『アイドル』をリリース。米ビルボードのグローバルチャート「Global Excl. U.S.」をはじめ、Apple Music「トップ100:グローバル」、YouTube Music Charts「TOP 100 Songs Global」などで首位を獲得し、世界的なヒットを記録した。
今回は、Ayaseと新井による対談が実現。音楽制作の話からプライベートな一面まで、多彩なテーマでトークを展開した。冒頭では、Ayaseのソロ活動について聞いた。
新井:Ayase君はソロ活動をずっと続けてきたと思うんだけど、ここにきてまた一段階ギアを上げてやっていこうという感じなんですか?
Ayase:そういう感じです。EPをリリースさせていただいて。もちろん、YOASOBIも本気でずっとやっているのでソロで歌いたい気持ちはあったんですけど、YOASOBIを100パーセント、Ayaseのソロも100パーセントでやるのは無理だろうなと思っていたんです。スケジュール的にも制作的にも。YOASOBIでつかめるかもしれないチャンスを逃すのも嫌だったので、ずっと気持ちを押し殺してました。でも、1回やらないと後悔しそうだなと思って。人生のなかで、どっちも100パーセントでやれるだけやってみようと最近決意して、今は本格的にソロもやっています。
新井:それはいつごろから具体的に思い始めたんですか?
Ayase:2025年にYOASOBIでホールツアーをまわらせていただいて。YOASOBIとしては過去最大規模で、3~4カ月で40本くらい回りました。
新井:すごいね!
Ayase:お客さんから本当に素晴らしい景色をたくさん見せてもらったんですけど、体力的にはかなり厳しくて。半分くらいは体調を崩していましたし、そのなかで制作もしなきゃいけない。人生のウェイトがYOASOBIにものすごく傾いてた時期だったんです。もちろん、うれしいし楽しいんですけど、このままで自分は「やりたいことをやり切った人生だった」と後々言い切れるのかなと悩んでいて。そんなときにマネージャーからふと、「私はAyaseさんの歌を聴きたいですけどね」って言われたんです。
新井:そこがきっかけなんだ。
Ayase:そうなんです。ビリビリっと電撃が走るような感覚があって。こんな身近にもそう言ってくれる人がいるのに、俺は何をしているんだろうと思って、1回どっちも100パーセントでやってみようと決めました。今はめちゃくちゃ忙しいし、大変なんですけど(笑)。でも、どっちもやりたいことだから本当に楽しいんですよね。
新井:やりたいことができているのがいちばんだよね。メンタル的な健康にもいいし。
Ayase:本当にそうです。心の衛生がすごく保たれてます。
新井:スタッフのそういうひと言って、グサッとくることあるよね。うちのドラムの(勢喜)遊もソロをやっているんだけど、それもスタッフのひと言がきっかけだったりして。そういうのってあるよなって思いました。
【お知らせ】
— Ayase (@Ayase_0404) May 18, 2026
この度、Ayase個人の名義で初のEP作品
"dialogue"を5/27(水)にリリースすることになりました。
ボカロPとして約8年、
YOASOBIのコンポーザーとして約7年、
走り続ける中でどうしても消し去ることができなかった歌いたいという気持ち。… pic.twitter.com/Z44d8afYyJ
子どものころの夢は「EXILEのようなボーカリストになりたい」
続いての話題は、Ayaseの音楽的ルーツについて。Ayaseは、自身の原体験として「3歳ごろから始めたクラシックピアノ」を挙げた。祖母がピアノ講師だったことから、幼いころは遊び感覚でピアノに親しんでいたという。Ayase:遊び半分というか、おばあちゃんに教えてもらうくらいの感覚でやってたら、おばあちゃんが「この子は才能がある。きっと上手になるから、私のような町の先生ではなく、本格的な環境で学ばせたほうがいい」みたいなことを言ってくれたらしくて。5歳ぐらいから、ちゃんとコンクールとかに出るようなところに通い始めたんです。それで、ピアノ自体は中1くらいまでだったんですけど、けっこうガチガチにやってましたね。
新井:そうだったんだ。
Ayase:それこそ、ここ最近の「ショパン国際ピアノコンクール」とかでしっかり結果を出されてる方のなかには、同じクラスだった人もいたりして。僕も国際コンクールとかにも出てました。だから、子どもながらになんとなく「僕はこのままピアニストになるんだろうな」って思ってましたね。
新井:めちゃくちゃ意外なルーツだなあ。
Ayase:ただ、練習が嫌いすぎて。ピアノを弾くこと自体は楽しいとは思ってたんですけど、本気でコンクールを目指すとなると練習量もすごくて。そんな小学校の2年生とか3年生、4年生くらいのときにORANGE RANGEをテレビで観たんです。
新井:そうか、世代だもんね。
Ayase:それで当時、『musiQ』っていうアルバムが出ていて、僕が初めて買ったCDなんです。
新井:急に親近感が(笑)。
Ayase:(笑)。そこからJ-ROCKやJ-POPに興味を持ち出したんです。そして、クラシックからポップスに興味を持つ決定的なきっかけは、小6のときに出会ったEXILEです。当時、『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)のオカザイルとかもやっていて。
OKAXILE / ライジング 岡村サン(from EXILE LIVE TOUR 2011 TOWER OF WISH ~願いの塔~)
Ayase:あれを観て「なんてかっこいいんだ!」って衝撃を受けました。僕は歌うことも好きだったので、「EXILEになりたい」って本気で思ったんです。中学生のころには親にも「歌手になりたい」「EXILEみたいなキラキラしたステージで歌うボーカリストになりたい」と話していました。ただ、山口県宇部市というすごい田舎だったので、どうやったらそうなれるのか全然わからなくて。そんななか、中学1~2年生くらいのときにたまたま出会ったのがマキシマム ザ ホルモンで。
新井:出会うよね、ホルモンって。俺もあるときに出会った(笑)!
Ayase:もう、大衝撃を受けて。そこから「俺はバンドだ」と思って、バンドのボーカリストに憧れるようになりました。そして、そのときに初めて、「ORANGE RANGEってバンドだった」ということに気づいたんです。
新井:その感覚、すごくわかる(笑)。
Ayase:そこからONE OK ROCKも聴くようになって、いわゆる邦ロックの世界に入っていきました。
『白日』の大ヒットに嫉妬していた時期があった
Ayaseは高校1年生だった16歳のときに自身のバンドを結成し、ボーカリストとして地元のライブハウスを中心に音楽活動をスタートさせる。ライブハウスの支援を受けながらツアーをまわるなど精力的に活動し、16歳から25歳ごろまで約9年間にわたり同じバンドで音楽を続けていたという。21歳で上京してからは、渋谷や新宿などのライブハウスにも数多く出演。活動の場を広げながら、音楽に打ち込む日々を送っていたと語る。しかし、25歳ごろに転機が訪れる。Ayaseは自身の体調不良をきっかけにバンド活動が休止となり、メンバーとの関係もぎくしゃくしてしまったと振り返る。Ayaseは当時を「今まで培ってきたものがすべてなくなったような状態だった」と回想する。バンドの活動休止によって大きな喪失感を抱えるなか、新たな出会いとなったのがボーカロイドだったそう。
Ayase:妹がボカロや歌い手さんが好きで、一緒にいるときに流れてきた曲を聴いて「これ何?」と訊いたのがきっかけでした。そこでボカロPや歌い手の文化を知って、「めちゃくちゃ面白そうだな」と思ったんです。バンドを失って、自分はメンバーがいないと何もできないと思っていたんですけど、曲自体は自分で作っていたので。パソコンさえあれば、自分もまだ音楽を世に発信できるかもしれないと思いました。藁(わら)にもすがる思いで、バイトして貯めたお金で初音ミクをお迎えして、2018年末ごろにボカロPとして活動を始めました。
新井:そういう経緯なんだね! 聞いた感じ、かなり異質なルートだと思った。バンドまではわかるとして、そこから音楽的な方向性を大きく変える決断ってすごいよね。
Ayase:当時は「まだ音楽を続けられるかもしれない」というだけでめちゃくちゃうれしかったんです。バンド時代はプライドも高かったんだろうけど、もうそれどころじゃなかったというか。お金もないし、夢もなくなりそうで、どうしようもない状態でした。だからボカロに出会って、自分の力で曲を作って発表して、コメントをもらえる。そのカルチャーに入れたことが本当にうれしかったんです。
新井:2018年ごろって、音楽シーンも面白い時代だったよね。ヒップホップもジャズも盛り上がっていたし、James BlakeやBon Iverみたいなアーティストのいいアルバムもそのころに出てるからね。
Ayase:僕もボカロをやりながら、最前線のJ-POPやヒット曲はずっと聴いていたので、2018~2019年ごろの音楽シーンは本当に面白かったと思います。
新井:ちょうど俺らも出だしたタイミングだった。
Ayase:覚えてますよ。僕、『白日』が売れすぎてて悔しくて、しばらく聴けなかったんですよ。
新井:そうなんだ(笑)!
Ayase:当時は足下にもおよばないぐらい、ただのアマチュアミュージシャンでしたけど、売れているものには等しく嫉妬してたので。めちゃくちゃいい曲らしいけど悔しいから聴けなくて、1年くらい経ってからようやく聴きました(笑)。
新井:(笑)。
Ayase:それで1年越しぐらいで聴いて、周りの人に「King Gnuの『白日』って曲、知ってる? めっちゃかっこいいんだよ」って言って。「お前、いつの話をしてるの」って言われましたけど(笑)。
番組では、Ayaseが5月27日にリリースしたEP『dialogue』より『うるさ』をオンエアした。
Ayase 「うるさ」 Official Music Video
Ayaseのストイックな食生活に新井が驚愕
普段は「新井偏見選手権」としてお届けしているコーナーだが、今回は特別企画として「Ayase偏見選手権」を開催。「Ayaseは実はこんな人なのではないか」という、リスナーの偏見たっぷりのメッセージを紹介していった。そのなかで、「Ayaseさんはポテトチップスを食べるとき、ソファに座って袋を抱えながら袋から直接ではなく箸で食べていそう」というお便りが寄せられる。この偏見に対し、Ayaseは意外な食生活を明かし、スタジオを驚かせた。
Ayase:偏見をひっくり返しちゃう話なんですけど、僕、食事をめちゃくちゃ気をつけているんですよ。そもそも、基本的に決まったものしか食べてないんです。
新井:え、そうなんだ!?
Ayase:食べるのは鶏むね肉とお米を70グラムとか150グラムとか、その時々で決めた量をきっちり計って食べてます。夜も魚や赤身肉と、食べるものを決めていて。
新井:甘いものは?
Ayase:まったく食べないです。
新井:ええ~!
Ayase:もう何年も、自分から食べてないですね。いただきものを食べることはありますけど、自発的に買って食べることはないです。めちゃくちゃ好きなんですけどボディメイクのためでもあるし、肌荒れしやすいので、乳製品もなるべく摂らないようにしてます。小麦も控えてるので、パスタなんかも基本的には食べません。
新井:じゃあ、マクドナルドも食べられない?
Ayase:マック自体は大好きなんですよ(笑)。実は、2025年めっちゃ減量して、1年間で19キロ減量したんですね。
新井:そんなに!?
Ayase:実はけっこう太っていて。お酒もすごく飲むので「これはまずいな」と思って、本気で筋トレと食事制限をして19キロ落としました。それで、自分のなかで納得できるところまでいったご褒美として、ひさしぶりにマックを食べたんです。
新井:いいねえ!
Ayase:ひとりでキッチンに立ちながら食べたんですけど、あまりにおいしすぎてガチで泣いちゃいました(笑)。それぐらい好きなので、本当のご褒美の日だけ食べています。だから正直、ポテトチップスもどうやって食べてたか覚えてないくらいです。
新井:すごいなあ。よくそれでやっていけるね。
Ayase:本当は食べたいんですけどね。
新井:制作中とか、口寂しくなったりしないの?
Ayase:僕、めちゃくちゃヘビースモーカーなんですよ。だから、タバコと水さえあれば大丈夫なんです。
新井:かなり振り切ってるなあ(笑)。
Ayase:そうですね。それに加えてお酒もありますし。僕はお酒を楽しみたいから、そのぶん日々の食事を節制しているところもあります。
新井:なるほどね! お酒を飲むために食事を気をつけて、そこでバランスを取ってるわけだ。
YOASOBIは6月26日(金)にニューEP『THE BOOK for,』をリリースする。さらに、2026年から2027年にかけて国内5都市・アジア5都市を巡る「YOASOBI ASIA 10-CITY DOME & STADIUM TOUR 2026-2027」を開催。国内公演は10月24日(日)の大阪公演を皮切りにスタートする。
YOASOBI ASIA 10-CITY DOME & STADIUM TOUR 2026-2027、国内ドーム公演のオフィシャルファンクラブYOA'S 会員限定2次先行受付は本日23:59まで
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) April 19, 2026
皆さんにお会いできること楽しみにしていますhttps://t.co/XdiuMlpi1V pic.twitter.com/hMbgvjKB1X
J-WAVE『SPARK』では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストがナビゲーターを務める。放送は24時から。
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2026年6月16日28時59分まで
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番組情報
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月・火・水・木曜24:00-25:00
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月曜:sumika 火曜:新井和輝(King Gnu) 水曜:秦 基博 木曜:杉本ラララ
