4人組ロックバンド・時速36kmの仲川慎之介(Vo/Gt)が、TVアニメ『ONE PIECE』のエンディング主題歌『その未来』の制作エピソードを語った。
仲川が登場したのは、4月13日(月)放送のJ-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)内、音楽以外の「+1」なトピックをゲストに尋ねるコーナー「MUSIC+1」だ。
サッシャ:武蔵大学が江古田にあるので、江古田発ということですね。今年、結成10周年ということで、おめでとうございます。
仲川:ありがとうございます。
サッシャ:メンバーは変わらず?
仲川:途中でリードギターが入りましたけど、誰もやめてないですね。
サッシャ:増えてはいるけど減ってはない、変わってないということですね。すごいなあ。距離感的にはどうですか?
仲川:俺はずっと友だちの感覚ではあるんですけど、みんなそれぞれちょっと違いますね。
サッシャ:みんなでごはんを食べに行ったりは?
仲川:最近はあまりないかもしれないですね。
ノイハウス:プロフェッショナルな感じで。
仲川:そんないいものではないですけど(笑)。単純にあまり時間が合わないというのもあって。
ノイハウス:忙しいですからね。
サッシャ:でも10年やってきたわけですから、すばらしいですよね。
ノイハウス:時速36kmというバンド名がやはり気になります。由来はなにかあるんですか?
仲川:いちおう、由来として言ってるのは時速36kmを秒速に直すと100メートルを10秒で走るという。
サッシャ:ようするに人類の100メートル走の最速ぐらい。
仲川:人が走力で出せる最高速度という。
ノイハウス:それで付けたんですか?
仲川:まあ、そういうイメージにしてるんですけど、これは後付けでして。付けたときはマジで適当に「時速36km」と(笑)。
ノイハウス:逆にすごいじゃないですか。
サッシャ:なんの理由もなかったんですか?
仲川:これはドラムの松本ヒデアキという男が付けたんですけど。
ノイハウス:後付けが素敵だから、すばらしいですね。
サッシャ:42kmとかだったら後付けでも理由がなかったからね。
仲川:今ではヒデアキが「ダサいから変えよう」と言ってるんですけど(笑)。もう無理だなとは思いつつ。
サッシャ:『ONE PIECE』と聞いたときはどうでしたか?
仲川:30秒ぐらいフリーズはしましたね(笑)。「こういう名前のなにかがあるのかな?」「『ONE PIECE』なわけが……」みたいな。
サッシャ:たしか、『ONE PIECE』は作者の尾田栄一郎さんが音楽大好きなので、尾田さんがOKしたものが採用されているはずなんですよね。
仲川:そこまでは知らなかったです。
サッシャ:尾田さんに認められたと。
仲川:いやあ、うれしいですね。シンプルに『ONE PIECE』は、最初に好きになった漫画なんです。『ジャンプ』は今でも大好きで、幼少のころから今までずっと好きな漫画というのはなかなか『ONE PIECE』ぐらいしかなくて。その漫画に携われたのが本当にうれしかったなと、それに尽きます。
ノイハウス:『ジャンプ』を読んでいるときも、驚きのエピソードがあったと伺ってます。
仲川:はい、4年前ぐらいかな。『ジャンプ』の巻末に作者さんがハマっているものを書くみたいなところに、尾田先生が我々の楽曲の『ハロー』を挙げてくれていて。それは友だちから「すごいことになってるよ」と連絡がきて気づいたんですけど……マジで自分で気づきたかったなというのが(笑)。
サッシャ:自分で読んでるのに、巻末を読まなかったわけでしょ?
仲川:巻末って全部読み終わってからじゃないですか。
サッシャ:いちばん最後に巻末にいきますよね。わかります。
仲川:本当にすぐに連絡がきちゃったから。
ノイハウス:間に合わなかったのか。
仲川:一生の悔いでもあって、自分で「あ!」となりたかったなと。友だちが報告してくれたのもうれしいんですけど。
サッシャ:やっぱり尾田さんが好きな音楽しか主題歌になってない証拠ですよね。
仲川:本当にありがたい話です。超うれしいです。
サッシャ:そして、どんな曲を作ったんですか?
仲川:フリーズしたとはいえ、意外と「よし!」と思って。次の瞬間から、とにかく手は動かしてました。『ONE PIECE』はとても大事な作品だし、俺の哲学と言っても過言ではないような感じはあるので。大事すぎて妄想もしてたんですよ。「『ONE PIECE』の曲を書くならこういう感じだろうな」と、今までも別にやっていたしと。
サッシャ:へええ! 頭のなかでね。
ノイハウス:準備万端じゃないですか。
仲川:だから、フリーズしたあとは早かったというか。
サッシャ:その頭にあったアイデアを持ってきた部分もあるんですか?
仲川:若いころに「こんな感じ」とやっていたやつに対して、「あの感じは一部使えるかもな」みたいにやったりとか。
サッシャ:疾走感ありますもんね。
仲川:ありがとうございます。
サッシャ:これから聴きますが、「ここを聴いて」というところはありますか?
仲川:歌詞とサビの爆発力みたいなところでしょうか。あとは「ファー」みたいな音が鳴っているイーボウという楽器が今の俺のお気に入りなんですが、そこを聴いていただけると。あれがすごく海っぽいんです。
サッシャ:大海原に、海賊王になる感じですね。じゃあ、ニューシングル聴いていきましょう。
番組では『その未来』をオンエアした。
サッシャ:あの音、船の警笛みたいな音で面白いですね。ギターなんですか?
仲川:ギターの弦を磁力で超微振動させて、音がずっと伸びるみたいな。それで船の警笛のような、バイオリンのような音になる面白い楽器なんです。今はそればかり使ってます。
サッシャ:ライブ情報アプリ「SonicOn」とコラボ中の「MUSIC+1」ですが、仲川さんがお客さんとして観たライブで忘れられないライブを教えてください。
仲川:お客さんとして、というとちょっと違うかもしれないんですが、SuiseiNoboAzというバンドのライブです。2020年ごろ、我々との対バンのときのライブで。
サッシャ:対バンに出て、そのあと相手として観たということですね。
仲川:そうなんです。憧れのバンドで、ようやくの対バンというか、まさか対バンできるとはという日で。だからずっとライブも観ていたし、音源も聴いていたんです。もともと本当にすごい音を出すバンドだというのは、重々わかっていたつもりだったんです。自分らが演奏したあとにSuiseiNoboAzの演奏を観ると、目線が変わったのかわからないんですが、本当に食らってしまって。「こんなに俺らはこの人たちから遠い位置にいるのか」というか。
ノイハウス:比べてしまうじゃないですけど。
仲川:そうですね。今までより“すごみ”みたいな。温度とか質感を全部手触りで触らされた気分になって、「こんなにすごいのか」と。
サッシャ:生で観ると、よりそのすごさが感じられたと。
仲川:しかも自分らがやったあとに、同じステージに立っているSuiseiNoboAzを観て「マジか、こりゃダメだ」みたいな(笑)。
ノイハウス:いろいろな感動がありそうです。横のほうから観られていたんですか?
仲川:音をしっかり聴きたいので、客席まで行きました。悔しい、ダメだという気持ちもありつつも、なによりも本当にかっこよかった、かっこよすぎるという。
サッシャ:そこから6年経ちましたが、超えていますか?
仲川:いや、あれは超えてないです。本当にすごい演奏だったと思います。
サッシャ:目線が変わったということは、自分たちとしてもバンドとして変わったり進化した部分はあるんですか?
仲川:めちゃめちゃあります。
サッシャ:どんなところですか?
仲川:意識として、ライブを自分らのために内向きにやるというよりは「お客さんというのがいるな」と。そういうところに向いて「じゃあ、どうする」というふうにやるようになりました。初歩的と言えば初歩的な話なんですけど。
サッシャ:最初はやはり自分たちが演奏するだけで精一杯ですから、なかなかね。
仲川:ライブを観に来てくれる人の期待にどう応えるか、みたいな。「いいライブってなんだろうね」みたいなのを真剣に考えるようになりました。
時速36kmの最新情報は公式サイトまで。
J-WAVE『STEP ONE』のコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の11時17分ごろから。
仲川が登場したのは、4月13日(月)放送のJ-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)内、音楽以外の「+1」なトピックをゲストに尋ねるコーナー「MUSIC+1」だ。
時速36kmという名前の由来
時速36kmは、2016年に武蔵大学のサークル内で結成された、東京・江古田発の4人組ロックバンド。近年はワンマンツアーが全公演ソールドアウトするなど、ライブハウスシーンで大きな注目を集めている。サッシャ:武蔵大学が江古田にあるので、江古田発ということですね。今年、結成10周年ということで、おめでとうございます。
仲川:ありがとうございます。
サッシャ:メンバーは変わらず?
仲川:途中でリードギターが入りましたけど、誰もやめてないですね。
サッシャ:増えてはいるけど減ってはない、変わってないということですね。すごいなあ。距離感的にはどうですか?
仲川:俺はずっと友だちの感覚ではあるんですけど、みんなそれぞれちょっと違いますね。
サッシャ:みんなでごはんを食べに行ったりは?
仲川:最近はあまりないかもしれないですね。
ノイハウス:プロフェッショナルな感じで。
仲川:そんないいものではないですけど(笑)。単純にあまり時間が合わないというのもあって。
ノイハウス:忙しいですからね。
サッシャ:でも10年やってきたわけですから、すばらしいですよね。
ノイハウス:時速36kmというバンド名がやはり気になります。由来はなにかあるんですか?
仲川:いちおう、由来として言ってるのは時速36kmを秒速に直すと100メートルを10秒で走るという。
サッシャ:ようするに人類の100メートル走の最速ぐらい。
仲川:人が走力で出せる最高速度という。
ノイハウス:それで付けたんですか?
仲川:まあ、そういうイメージにしてるんですけど、これは後付けでして。付けたときはマジで適当に「時速36km」と(笑)。
ノイハウス:逆にすごいじゃないですか。
サッシャ:なんの理由もなかったんですか?
仲川:これはドラムの松本ヒデアキという男が付けたんですけど。
ノイハウス:後付けが素敵だから、すばらしいですね。
サッシャ:42kmとかだったら後付けでも理由がなかったからね。
仲川:今ではヒデアキが「ダサいから変えよう」と言ってるんですけど(笑)。もう無理だなとは思いつつ。
憧れの作品の主題歌を担当
時速36kmは、4月13日(月)に両A面シングル『その未来 / ハロー』を配信リリースした。『その未来』はTVアニメ『ONE PIECE』エルバフ編のエンディング主題歌となっている。サッシャ:『ONE PIECE』と聞いたときはどうでしたか?
仲川:30秒ぐらいフリーズはしましたね(笑)。「こういう名前のなにかがあるのかな?」「『ONE PIECE』なわけが……」みたいな。
サッシャ:たしか、『ONE PIECE』は作者の尾田栄一郎さんが音楽大好きなので、尾田さんがOKしたものが採用されているはずなんですよね。
仲川:そこまでは知らなかったです。
サッシャ:尾田さんに認められたと。
仲川:いやあ、うれしいですね。シンプルに『ONE PIECE』は、最初に好きになった漫画なんです。『ジャンプ』は今でも大好きで、幼少のころから今までずっと好きな漫画というのはなかなか『ONE PIECE』ぐらいしかなくて。その漫画に携われたのが本当にうれしかったなと、それに尽きます。
ノイハウス:『ジャンプ』を読んでいるときも、驚きのエピソードがあったと伺ってます。
仲川:はい、4年前ぐらいかな。『ジャンプ』の巻末に作者さんがハマっているものを書くみたいなところに、尾田先生が我々の楽曲の『ハロー』を挙げてくれていて。それは友だちから「すごいことになってるよ」と連絡がきて気づいたんですけど……マジで自分で気づきたかったなというのが(笑)。
時速36km / ハロー 【MusicVideo】
仲川:巻末って全部読み終わってからじゃないですか。
サッシャ:いちばん最後に巻末にいきますよね。わかります。
仲川:本当にすぐに連絡がきちゃったから。
ノイハウス:間に合わなかったのか。
仲川:一生の悔いでもあって、自分で「あ!」となりたかったなと。友だちが報告してくれたのもうれしいんですけど。
サッシャ:やっぱり尾田さんが好きな音楽しか主題歌になってない証拠ですよね。
仲川:本当にありがたい話です。超うれしいです。
サッシャ:そして、どんな曲を作ったんですか?
仲川:フリーズしたとはいえ、意外と「よし!」と思って。次の瞬間から、とにかく手は動かしてました。『ONE PIECE』はとても大事な作品だし、俺の哲学と言っても過言ではないような感じはあるので。大事すぎて妄想もしてたんですよ。「『ONE PIECE』の曲を書くならこういう感じだろうな」と、今までも別にやっていたしと。
サッシャ:へええ! 頭のなかでね。
ノイハウス:準備万端じゃないですか。
仲川:だから、フリーズしたあとは早かったというか。
サッシャ:その頭にあったアイデアを持ってきた部分もあるんですか?
仲川:若いころに「こんな感じ」とやっていたやつに対して、「あの感じは一部使えるかもな」みたいにやったりとか。
サッシャ:疾走感ありますもんね。
仲川:ありがとうございます。
サッシャ:これから聴きますが、「ここを聴いて」というところはありますか?
仲川:歌詞とサビの爆発力みたいなところでしょうか。あとは「ファー」みたいな音が鳴っているイーボウという楽器が今の俺のお気に入りなんですが、そこを聴いていただけると。あれがすごく海っぽいんです。
サッシャ:大海原に、海賊王になる感じですね。じゃあ、ニューシングル聴いていきましょう。
番組では『その未来』をオンエアした。
その未来
仲川:ギターの弦を磁力で超微振動させて、音がずっと伸びるみたいな。それで船の警笛のような、バイオリンのような音になる面白い楽器なんです。今はそればかり使ってます。
TVアニメ「ONE PIECE」エルバフ編ノンクレジットED映像/時速36km「その未来」
いまだに超えられないパフォーマンス
『STEP ONE』のコーナー「MUSIC+1」では、ここでしか聴けない「+1」な質問や話題をアーティストとお届けしている。この日は「歴代最高のライブ体験!」と題して、仲川に印象的だったライブについて語ってもらった。サッシャ:ライブ情報アプリ「SonicOn」とコラボ中の「MUSIC+1」ですが、仲川さんがお客さんとして観たライブで忘れられないライブを教えてください。
仲川:お客さんとして、というとちょっと違うかもしれないんですが、SuiseiNoboAzというバンドのライブです。2020年ごろ、我々との対バンのときのライブで。
サッシャ:対バンに出て、そのあと相手として観たということですね。
仲川:そうなんです。憧れのバンドで、ようやくの対バンというか、まさか対バンできるとはという日で。だからずっとライブも観ていたし、音源も聴いていたんです。もともと本当にすごい音を出すバンドだというのは、重々わかっていたつもりだったんです。自分らが演奏したあとにSuiseiNoboAzの演奏を観ると、目線が変わったのかわからないんですが、本当に食らってしまって。「こんなに俺らはこの人たちから遠い位置にいるのか」というか。
ノイハウス:比べてしまうじゃないですけど。
仲川:そうですね。今までより“すごみ”みたいな。温度とか質感を全部手触りで触らされた気分になって、「こんなにすごいのか」と。
サッシャ:生で観ると、よりそのすごさが感じられたと。
仲川:しかも自分らがやったあとに、同じステージに立っているSuiseiNoboAzを観て「マジか、こりゃダメだ」みたいな(笑)。
ノイハウス:いろいろな感動がありそうです。横のほうから観られていたんですか?
仲川:音をしっかり聴きたいので、客席まで行きました。悔しい、ダメだという気持ちもありつつも、なによりも本当にかっこよかった、かっこよすぎるという。
サッシャ:そこから6年経ちましたが、超えていますか?
仲川:いや、あれは超えてないです。本当にすごい演奏だったと思います。
サッシャ:目線が変わったということは、自分たちとしてもバンドとして変わったり進化した部分はあるんですか?
仲川:めちゃめちゃあります。
サッシャ:どんなところですか?
仲川:意識として、ライブを自分らのために内向きにやるというよりは「お客さんというのがいるな」と。そういうところに向いて「じゃあ、どうする」というふうにやるようになりました。初歩的と言えば初歩的な話なんですけど。
サッシャ:最初はやはり自分たちが演奏するだけで精一杯ですから、なかなかね。
仲川:ライブを観に来てくれる人の期待にどう応えるか、みたいな。「いいライブってなんだろうね」みたいなのを真剣に考えるようになりました。
時速36kmの最新情報は公式サイトまで。
J-WAVE『STEP ONE』のコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の11時17分ごろから。
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