J-WAVEの番組『STEP ONE』には、ナビゲーターのサッシャ、ノイハウス萌菜が気になる海外ニュースをお伝えする「CHINTAI GLOBAL BEATS」というコーナーがある。ここでは2026年2月にオンエアした同コーナーのなかから、「ヨーロッパの街から消え始めている広告」に関するトピックをテキストで紹介する。
【オンエア:2026年2月24日(火)/ナビゲート:サッシャ、ノイハウス萌菜】
【元記事】「'The new tobacco': The cities banning fossil fuel adverts」
記事によると、オランダのハーグでは2024年に世界で初めて自治体レベルの法律として、広告規制を行ったそうだ。
ノイハウス:街の中心部のバス停やビルボードから、飛行機の格安ツアー、クルーズ船、ガソリン車など、CO2排出が多い「高排出型商品」の広告が消えているんです。
サッシャ:ワーオ!
ノイハウス:だからと言って、一般の人に「そういう商品を買うな」とか「旅行に行くな」と強く言っているわけではなく、ただ公共の空間ではそれを出さないということだそうです。今では、スウェーデンのストックホルム、イタリアのフィレンツェ、イギリス・スコットランドのエジンバラなどでも、同じ動きがじわじわと広がっています。
また、ハーグと同じオランダの首都・アムステルダムでも、2026年5月1日から同様の広告禁止の法制化が開始する。首都としては、世界初の試みとなる。
ノイハウス:ちなみに、アムステルダムはハーグよりちょっと(禁止範囲が)広く、たとえば肉類の広告も含むそうです。ビフォーアフターを感じるのは、もちろんアムステルダムに行ったことがある方や住んでいる方がいちばん大きいと思いますが、旅行で行かれる方などにも注目いただきたいところですね。
さらにノイハウスは、「このニュースで大事なのは『個人を責める』『個人に何かすることを求める』という点ではない」と続ける。
ノイハウス:「毎日、当たり前のように見ているものが、どういう基準で決まっているんだろう」ということを(記事では)問いかけています。広告はものを買うためだけではなく、「普通」や「憧れ」という感覚を作っていくものでもあります。記事によると、たとえばロンドンでは2019年に公共交通機関からジャンクフードの広告を外したところ、「家庭の買い物の中身、食事の選択肢が自然と変わった」というデータも出ています。誰かに「食べないで」と注意されたわけでもなく、我慢をしたわけでもないのに、日常的に見る情報が変わっただけで行動も変わったということですね。
ノイハウス:ちょっと強い比較かなとも思いますが、記事を引用すると、昔はタバコの広告が普通に流れていたり、街中で見かけたりすることもありました。しかし、今は「公共の場所では見ないよね」「流さないよね」という共通認識になっています。同じように、たとえば国として「気候変動に取り組みましょう」と言いながら、同時に街中では広告がその真逆を謳っているがそれはどうなのか、という問いですね。ただし「オンライン広告はどうするのか」とか、ほかにも飛行機でつながるのは町のプロモーションのような観光の広告ですし、そんなに簡単な話ではありませんよね。
サッシャ:「東京に行こう!」みたいな?
ノイハウス:そうです。「じゃあ、それはギリギリOKなのか?」など、これから広告禁止の街が増えることで、こういった議論も深まると思いますが、表現の自由とのバランスも難しいなと思いますね。
オランダ・ハーグから都市レベルで始まった広告に関する法律は、ヨーロッパ各地へ徐々に広がってきている。国全体での法律策定へと変化する可能性もある中、ノイハウスは「広告事業に関わる日本人も、注目しておきたいニュースですね」と、コメントする。
ノイハウス:「出してはいけない情報」が今までのルールと変わってきているなかで、先ほどのロンドンの例のように数字的に誰かの行動が変わるということを知ると、無意識に浴びている情報である風景(広告)を変えることが、そこまで人を変えるのだなと思います。もちろん、いい影響も受けていますが、広告による自分の行動を意識するきっかけになる記事だなと思いました。
サッシャ:たしかに、テレビでおいしそうなピザの広告とかが流れていたら「食べたい!」ってなって、3日以内くらいに食べてたりしますもんね。(広告による)影響を受けているとは思いますが、いい・悪いが明確なものだけでなく、両面あるものもあるから「どこから」という線引きは難しそうですね。
ノイハウス:そうですね……。
サッシャ:「いやいや、これは意外とこういうところもいいんですよ!」と申請するのかな?
ノイハウス:本当に、そうなってしまうのではないかなと思います。(規制によって)何も商品の広告が出せなくなる企業は大変ですし、個人の選択肢が狭まるとも言える。よし悪しあると思うので興味深いです。また、5月にはアムステルダムで初めて首都での法規制開始ということで、どういう影響があるのか、今後も追っていきたいなと思いました。
J-WAVE『STEP ONE』のコーナー「CHINTAI GLOBAL BEATS」では、番組独自の視点で世界を見渡し、国内ではまだ知られていない話題やニュース、ニューミュージックをお届け。放送は月曜~木曜の12時5分ごろから。
【オンエア:2026年2月24日(火)/ナビゲート:サッシャ、ノイハウス萌菜】
自治体の規制で街から減った広告は?
今回の「CHINTAI GLOBAL BEATS」では、ノイハウスが『BBC』の記事を紹介。「ヨーロッパの街から消え始めている広告」というニュースをピックアップした。【元記事】「'The new tobacco': The cities banning fossil fuel adverts」
記事によると、オランダのハーグでは2024年に世界で初めて自治体レベルの法律として、広告規制を行ったそうだ。
ノイハウス:街の中心部のバス停やビルボードから、飛行機の格安ツアー、クルーズ船、ガソリン車など、CO2排出が多い「高排出型商品」の広告が消えているんです。
サッシャ:ワーオ!
ノイハウス:だからと言って、一般の人に「そういう商品を買うな」とか「旅行に行くな」と強く言っているわけではなく、ただ公共の空間ではそれを出さないということだそうです。今では、スウェーデンのストックホルム、イタリアのフィレンツェ、イギリス・スコットランドのエジンバラなどでも、同じ動きがじわじわと広がっています。
また、ハーグと同じオランダの首都・アムステルダムでも、2026年5月1日から同様の広告禁止の法制化が開始する。首都としては、世界初の試みとなる。
ノイハウス:ちなみに、アムステルダムはハーグよりちょっと(禁止範囲が)広く、たとえば肉類の広告も含むそうです。ビフォーアフターを感じるのは、もちろんアムステルダムに行ったことがある方や住んでいる方がいちばん大きいと思いますが、旅行で行かれる方などにも注目いただきたいところですね。
さらにノイハウスは、「このニュースで大事なのは『個人を責める』『個人に何かすることを求める』という点ではない」と続ける。
ノイハウス:「毎日、当たり前のように見ているものが、どういう基準で決まっているんだろう」ということを(記事では)問いかけています。広告はものを買うためだけではなく、「普通」や「憧れ」という感覚を作っていくものでもあります。記事によると、たとえばロンドンでは2019年に公共交通機関からジャンクフードの広告を外したところ、「家庭の買い物の中身、食事の選択肢が自然と変わった」というデータも出ています。誰かに「食べないで」と注意されたわけでもなく、我慢をしたわけでもないのに、日常的に見る情報が変わっただけで行動も変わったということですね。
どこまで規制する? 線引きが難しいという課題も…
記事では「化石燃料は“新しいタバコだ”」という表現もあると、ノイハウスは言う。ノイハウス:ちょっと強い比較かなとも思いますが、記事を引用すると、昔はタバコの広告が普通に流れていたり、街中で見かけたりすることもありました。しかし、今は「公共の場所では見ないよね」「流さないよね」という共通認識になっています。同じように、たとえば国として「気候変動に取り組みましょう」と言いながら、同時に街中では広告がその真逆を謳っているがそれはどうなのか、という問いですね。ただし「オンライン広告はどうするのか」とか、ほかにも飛行機でつながるのは町のプロモーションのような観光の広告ですし、そんなに簡単な話ではありませんよね。
サッシャ:「東京に行こう!」みたいな?
ノイハウス:そうです。「じゃあ、それはギリギリOKなのか?」など、これから広告禁止の街が増えることで、こういった議論も深まると思いますが、表現の自由とのバランスも難しいなと思いますね。
オランダ・ハーグから都市レベルで始まった広告に関する法律は、ヨーロッパ各地へ徐々に広がってきている。国全体での法律策定へと変化する可能性もある中、ノイハウスは「広告事業に関わる日本人も、注目しておきたいニュースですね」と、コメントする。
ノイハウス:「出してはいけない情報」が今までのルールと変わってきているなかで、先ほどのロンドンの例のように数字的に誰かの行動が変わるということを知ると、無意識に浴びている情報である風景(広告)を変えることが、そこまで人を変えるのだなと思います。もちろん、いい影響も受けていますが、広告による自分の行動を意識するきっかけになる記事だなと思いました。
サッシャ:たしかに、テレビでおいしそうなピザの広告とかが流れていたら「食べたい!」ってなって、3日以内くらいに食べてたりしますもんね。(広告による)影響を受けているとは思いますが、いい・悪いが明確なものだけでなく、両面あるものもあるから「どこから」という線引きは難しそうですね。
ノイハウス:そうですね……。
サッシャ:「いやいや、これは意外とこういうところもいいんですよ!」と申請するのかな?
ノイハウス:本当に、そうなってしまうのではないかなと思います。(規制によって)何も商品の広告が出せなくなる企業は大変ですし、個人の選択肢が狭まるとも言える。よし悪しあると思うので興味深いです。また、5月にはアムステルダムで初めて首都での法規制開始ということで、どういう影響があるのか、今後も追っていきたいなと思いました。
J-WAVE『STEP ONE』のコーナー「CHINTAI GLOBAL BEATS」では、番組独自の視点で世界を見渡し、国内ではまだ知られていない話題やニュース、ニューミュージックをお届け。放送は月曜~木曜の12時5分ごろから。
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