声優の森田成一が、人生に影響を与えた言葉や、おすすめの楽曲を紹介した。
森田が登場したのは、J-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)の「Expedia LISTEN AND LEARN」。週替わりのゲストを招き、人生で得た学びや気づきを教えてもらうコーナーだ。ここでは、2月16日(月)のオンエア内容をテキストで紹介する。
【radikoで聴く】
17日(火)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20260217093544
18日(水)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20260218093533
※それぞれ再生期限はオンエアの1週間後まで
そんな彼の人生に影響を与えたのは、演出家・映画監督の深町幸男だと言う。
森田:深町監督は向田邦子先生、早坂 暁先生、なかにし礼先生、山田太一先生たちとともに、数々の名作を世に生み出しました。僕が演技を始めたのはNHKプロモーション・アクターズゼミナールというところで、深町監督はそこのメインの講師としていらっしゃいました。毎週のようにお会いしていて、「演技というものが何か」ということを、そこで初めて深町監督から教えられました。ただし「教えられる」と言っても、深町監督は多くのことは言わないんですよね。稽古のなかでダメ出しをしながら、自分たちで考えるというスタイルでした。
森田が大きな学びを得た深町監督のある言葉は、「いちばん強烈だった」と懐古する。
森田:監督から何週にもわたって「森田、お前は優しくない」って、延々と言われたんです。あれには驚きました。「どういうことなのかな」と思ったら、演技というのは優しさでできていて、演技のうえでの優しさは何かというと、人のセリフを聞くこと、人の芝居をよく見ることでした。芝居は受けることが重要だから「それができていないお前は、優しくないんだよ」ということを教えられました。それ以降、「演技においての優しさをどうやって出していけばいいのか」ということをいろいろと考えながら、今に至っています。特に深町監督が大事にしていたのは、人間の“おかしみ”です。おかしみと言っても、ただおかしいだけではなくて、「優しさや悩みなども全部深めながら人間が形成されていく。その人間のなかに“おかしみ”という非常に潤いに満ちた世界がある」ということを、教えてくださいました。僕たちのなかではこれを“深町イズム”と言うんですけど、それが僕たちの年代、特に稽古場にいたみんなの心には、しっかりと受け継がれております。
サッシャ:要は、ほかの人の演技を見る余裕がないから、自分のことに一生懸命になっちゃうわけじゃないですか。相手のことを見ているよりも、自分の演技で精一杯。それを「優しくない」と表現したと思うんですよね。たしかに、振り返ってみると演技だけではなく日ごろの私たちの生活でも、自分がいっぱいいっぱいなときは人のことなんて考えられないから、優しくなれませんよね。人に優しくなるためには、自分がある程度、余裕を持つ。その余裕を持つためには、努力をするとか準備をするとかいろいろなことがあると思います。これは、日常生活にも非常に通じる話ですね。
ノイハウス:うん、うん。本当にそうですね。
サッシャ:人の演技を見るまでの努力をすれば自分に余裕が出て、相手に対して優しくなれる。そうするとやり取りができるようになって演技が自然になったり、アドリブがきても返せるようになったりするということでしょうが、日々のやり取りに通ずる、すごく深いお話でしたね。
森田には選曲もしてもらう。この日、選んだのは橘いずみの『打ちのめされて』。1993年リリースのアルバム『どんなに打ちのめされても』に収録されている1曲だ。
森田:この曲は、今日、僕がご紹介した深町監督のもとで稽古をしている最中に、ずっと聴いていた曲です。若さゆえの猛(たけ)りというか、乾いた若者の心というか。そういう渇望している自分と重ね合わせて、よく聴いていました。(当時、)心が熱くなる曲を求めていたのだと思います。
サッシャ:人に「優しくない」と言われたら、打ちのめされますよね。でも、それだけ強い言葉を言われたからこそ、考える。それが演技の向上のきっかけにもなったそうなので、そういう言葉も逆に優しさなんですよね。
森田成一の最新情報はステイラックの公式サイトまで。
J-WAVE『STEP ONE』のコーナー「Expedia LISTEN AND LEARN」では、さまざまな業界のトップランナーが、これまでの経験から得た学びをシェアする。放送は月曜~木曜の9時35分ごろから。
森田が登場したのは、J-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)の「Expedia LISTEN AND LEARN」。週替わりのゲストを招き、人生で得た学びや気づきを教えてもらうコーナーだ。ここでは、2月16日(月)のオンエア内容をテキストで紹介する。
【radikoで聴く】
17日(火)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20260217093544
18日(水)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20260218093533
※それぞれ再生期限はオンエアの1週間後まで
衝撃的なひと言で“演技”との向き合い方を変えてくれた人物
実力派声優として知られる森田。アニメ『キングダム』の信や『BLEACH』の黒崎一護、『TIGER & BUNNY』のバーナビー・ブルックスJr.、リメイク版『聖闘士星矢 冥王ハーデス冥界編』のペガサス星矢など、さまざまな人気作品でキャラクターを演じている。そんな彼の人生に影響を与えたのは、演出家・映画監督の深町幸男だと言う。
森田:深町監督は向田邦子先生、早坂 暁先生、なかにし礼先生、山田太一先生たちとともに、数々の名作を世に生み出しました。僕が演技を始めたのはNHKプロモーション・アクターズゼミナールというところで、深町監督はそこのメインの講師としていらっしゃいました。毎週のようにお会いしていて、「演技というものが何か」ということを、そこで初めて深町監督から教えられました。ただし「教えられる」と言っても、深町監督は多くのことは言わないんですよね。稽古のなかでダメ出しをしながら、自分たちで考えるというスタイルでした。
森田が大きな学びを得た深町監督のある言葉は、「いちばん強烈だった」と懐古する。
森田:監督から何週にもわたって「森田、お前は優しくない」って、延々と言われたんです。あれには驚きました。「どういうことなのかな」と思ったら、演技というのは優しさでできていて、演技のうえでの優しさは何かというと、人のセリフを聞くこと、人の芝居をよく見ることでした。芝居は受けることが重要だから「それができていないお前は、優しくないんだよ」ということを教えられました。それ以降、「演技においての優しさをどうやって出していけばいいのか」ということをいろいろと考えながら、今に至っています。特に深町監督が大事にしていたのは、人間の“おかしみ”です。おかしみと言っても、ただおかしいだけではなくて、「優しさや悩みなども全部深めながら人間が形成されていく。その人間のなかに“おかしみ”という非常に潤いに満ちた世界がある」ということを、教えてくださいました。僕たちのなかではこれを“深町イズム”と言うんですけど、それが僕たちの年代、特に稽古場にいたみんなの心には、しっかりと受け継がれております。
“熱さ”を心が求めているときに聴いていた、思い出の1曲
森田の話を聞いたナビゲーターのサッシャは、「『優しくない』と言われると、ちょっとドキッとしますね」とコメントする。サッシャ:要は、ほかの人の演技を見る余裕がないから、自分のことに一生懸命になっちゃうわけじゃないですか。相手のことを見ているよりも、自分の演技で精一杯。それを「優しくない」と表現したと思うんですよね。たしかに、振り返ってみると演技だけではなく日ごろの私たちの生活でも、自分がいっぱいいっぱいなときは人のことなんて考えられないから、優しくなれませんよね。人に優しくなるためには、自分がある程度、余裕を持つ。その余裕を持つためには、努力をするとか準備をするとかいろいろなことがあると思います。これは、日常生活にも非常に通じる話ですね。
ノイハウス:うん、うん。本当にそうですね。
サッシャ:人の演技を見るまでの努力をすれば自分に余裕が出て、相手に対して優しくなれる。そうするとやり取りができるようになって演技が自然になったり、アドリブがきても返せるようになったりするということでしょうが、日々のやり取りに通ずる、すごく深いお話でしたね。
森田には選曲もしてもらう。この日、選んだのは橘いずみの『打ちのめされて』。1993年リリースのアルバム『どんなに打ちのめされても』に収録されている1曲だ。
森田:この曲は、今日、僕がご紹介した深町監督のもとで稽古をしている最中に、ずっと聴いていた曲です。若さゆえの猛(たけ)りというか、乾いた若者の心というか。そういう渇望している自分と重ね合わせて、よく聴いていました。(当時、)心が熱くなる曲を求めていたのだと思います。
サッシャ:人に「優しくない」と言われたら、打ちのめされますよね。でも、それだけ強い言葉を言われたからこそ、考える。それが演技の向上のきっかけにもなったそうなので、そういう言葉も逆に優しさなんですよね。
森田成一の最新情報はステイラックの公式サイトまで。
J-WAVE『STEP ONE』のコーナー「Expedia LISTEN AND LEARN」では、さまざまな業界のトップランナーが、これまでの経験から得た学びをシェアする。放送は月曜~木曜の9時35分ごろから。
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月・火・水・木曜9:00-13:00
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