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新日本プロレス・高橋ヒロム選手、映画『13日の金曜日』を「人生とプロレスの教科書」と語る理由とは?

新日本プロレス・高橋ヒロム選手、映画『13日の金曜日』を「人生とプロレスの教科書」と語る理由とは?

新日本プロレス所属のプロレスラー・高橋ヒロムが、人生に影響を与えた作品について語り、おすすめの楽曲を紹介した。

ヒロムが登場したのは、J-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)の「Expedia LISTEN AND LEARN」。週替わりのゲストを招き、人生で得た学びや気づきを教えてもらうコーナーだ。ここでは、9月16日(火)のオンエア内容をテキストで紹介する。

【radikoで聴く】
16日(火)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20250916093451
17日(水)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20250917093416
※それぞれ再生期限はオンエアの1週間後まで

「人生とプロレスの教科書」となった人気ホラーシリーズ

IWGPジュニアヘビー級王座を5度戴冠しており、海外からも高い注目を集めるヒロム。ダイナミックな空中技や、派手なコスチュームとユニークなパフォーマンスから、国内外で人気を集めている。

そんな彼の人生に影響を与えた作品は、映画『13日の金曜日』シリーズだという。

ヒロム:この映画は、ただの「THE・王道ホラー」だと思われがちですが、僕にとっては人生の教科書なんです。舞台はキャンプ場。若者たちがワイワイ楽しんで夜更かししたり、羽目を外したりしていて、「まぁ、大丈夫でしょう」と油断したその瞬間に、ジェイソン登場! ……めちゃくちゃ怖いです。子どものころはただ、「ジェイソン、怖いけどかっこいいな」と思って見ていましたが、大人になってからは「ベタに見えるけど、実はめっちゃ深いな」と思ようになりました。

『13日の金曜日』シリーズは、「ただのホラー作品ではない」と言うヒロム。その理由を次のように語る。

ヒロム:人生でも、調子に乗ってるときや気が緩んでるときに限って、ケガをしたり失敗したりする。プロレスも同じで、僕は今年デビュー15周年で中堅どころかなというところですが、余裕を持つのと調子に乗るのは違うなと感じますね。また、『13日の金曜日』はシリーズで何作もあるのですが、ジェイソンは最初からあのホッケーマスクをしていたわけではありません。回を重ねるごとにマスクがちょっと変わっていたり、ちょっとした布や生地が変わっていたり、武器もいろいろとチョイスしてくるんですよ。最初から完璧な怪物というわけではなくて、シリーズを重ねるごとに進化して、だんだんキャラが完成していく感じにもまた学びがあります。これはプロレスラーも一緒で、自分の知らないあいだにプロレスに取り込んでいるんじゃないかなと思いましたね。デビューしたときから完成している人なんていなくて、時間をかけて積み上げて、やっと自分ができあがっていく。そう考えると、『13日の金曜日』は僕にとってホラー映画であり、人生とプロレスの教科書でもあり、ジェイソンは先生ですね。「油断したらやられる」「常に進化し続けろ」という、ジェイソン先生から学んだことはいまも大切にしています。

尊敬する“アスリートアイドル”の特にお気に入りの1曲

ヒロムの話を聞いたナビゲーターのサッシャとノイハウスは次のようにコメントした。

ノイハウス:ジェイソンが先生という、ドキドキする展開のトークでした。

サッシャ:まさか、『13日の金曜日』がプロレスに通ずるとは思いませんでしたが、あらためて観たくなりました。子ども心に「怖い」という感情はありましたが、油断したところに来るわけですから、大人になって見るとたしかにそうだなと思いますね。「おごることなかれ」みたいな、人生の教訓があるというところまで読み取っている、高橋ヒロム選手はすごい! ところで、(ジェイソンは)最初からホッケーマスクをしてないの?

ノイハウス:ホッケーマスクの印象が強かったので、私もそれは気づきませんでした。

サッシャ:チェーンソーを持って、ホッケーマスクをして立ってるイメージしかないです。

ノイハウス:マスク自体も変わってるって、詳細なところまで観ていてすごいですね。

ヒロムには選曲もしてもらう。この日、選んだのは、松浦亜弥『奇跡の香りダンス。』。12枚目のシングルとして、2004年にリリースされた楽曲だ。

松浦亜弥「奇跡の香りダンス。」Music Video

ヒロム:正直、一般的なあややさんの代表曲としてはいちばんに名前が挙がりませんが、“神曲”に挙げている人が多いイメージがあります。僕は、あややさんのことをアスリートとして本当に尊敬しているんですよ。「かわいいアイドル」という次元ではなく、マイケル・ジャクソンを見ているような、あややさんひとりで壮大なステージを成立させてしまう圧倒的な存在感や、ライブでどれだけ走り回っても一切崩れない笑顔と歌声を、本当にすごいなと思います。この曲は僕にとって、存在感で見せるアスリートアイドル・松浦亜弥の象徴なので、絶対に聴いてほしいです。

サッシャ:まさかの『13日の金曜日』の流れからのあややですか(笑)!? 「マイケル・ジャクソンを見ているような」って完全に推しですね。振り幅の広さも素敵でございました。

そんなヒロムが『MOVIE WAKER PRESS』で連載していた『それいけ! ハナゲくん』が、初の描きおろし絵本『とびだせ! ハナゲくん』(KADOKAWA)として5月28日に発売された。

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メキシコ遠征時代に出会った、同国出身のネグロ・カサス選手の鼻毛が信じられないくらい“ぶわっ!”っと生えていたが、あまりにも自然な姿に、ヒロムは「『鼻毛が出ているよ』と言いたくなる自分のほうが、変なのでは?」と思ったという。この経験から「『気にする』という感情は大切だが、もっと大らかに生きてみよう」という思いが生まれ、執筆に至ったそうだ。

高橋ヒロムの最新情報はInstagram公式アカウント(@timebomb1105)まで。

J-WAVE『STEP ONE』のコーナー「Expedia LISTEN AND LEARN」では、さまざまな業界のトップランナーが、これまでの経験から得た学びをシェアする。放送は月曜~木曜の9時35分ごろから。

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2025年9月23日28時59分まで

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月・火・水・木曜
9:00-13:00

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