
SUPER EIGHTの村上信五が、個人での活動やグループの今後について語った。
村上が登場したのは、9月5日(金)放送のJ-WAVE『~JK RADIO~ TOKYO UNITED』(ナビゲーター:ジョン・カビラ)の「WORDS FROM THE FIELD」。ラッパーのGAKU-MCが、さまざまなフィールドで活動している方々に話を伺うコーナーだ。
GAKU-MC:半年前くらいまでは本当に「テレビの人」という感じでしたけど、ご縁があって、今は一緒のサッカーチームでよく(お会いしている)。今朝も一緒にやっていましたね。
村上:そうですね、最後はチーム一緒でした。
GAKU-MC:いいシュートでした。オープニングゴールから、何発決めました?
村上:3発。今日のゲームでは得点王でしたからね。
GAKU-MC:今日いちばんのポイントは、コーナーキックからのロングボールを、帽子を取ってヘディングシュートという。その余裕感!
村上:キーパーに止められましたけど、枠内に飛んでて、ええとこ行きましたよね(笑)。
GAKU-MC:そうそう。帽子を取るってすごいなって。
村上:すみません、あれは無意識に思わずアイドルが出てしまった瞬間(笑)。
SUPER EIGHTとしての活動をはじめ、タレントや司会、ラジオパーソナリティ、ビジネスパーソンなど、さまざまな顔を持つ村上。現在、取締役を務めるノウタス株式会社とのご縁は、何だったのだろうか。
村上:「農業に何かを足す」で「ノウタス」というスタートアップの会社で、代表が創業後に僕は非常勤というかたちで務めて、3年目に入るときに代表から「今後もきちんとしたかたちでご一緒したいので」とオファーをいただき、取締役に就任しました。そもそも、農業とは全然、縁がなかったんですけど、今は「パープルM」というプロジェクトを立ち上げて実行中です。
村上:ぶどうというと、シャインマスカットの緑というイメージだと思うんですけど、巨峰やデラウェアなど、紫のイメージもあるじゃないですか。僕も子どものころは紫のイメージだったのですが、いつしかシャインマスカットに変わりました。でも、シャインマスカットは種や栽培方法を諸外国に持って行かれてしまって、価格競争や価格破壊が起こってしまったがゆえに、日本のぶどう農家さんの収入がなかなか厳しくなってきちゃったんですよね。ただ、長野県はクイーンルージュやナガノパープルなど、県独自のものをいろいろと作っているんですよ。「ほんなら、特許を取ったりして守ったらええじゃないですか?」って言ったら、長野県は実際にやられていて、でもやりすぎて逆に出て行けへんっていう……。
GAKU-MC:なるほどね。
村上:「ほんなら、シャインマスカットとクイーンルージュのあいだはないんですか?」「たとえば、僕の(SUPER EIGHTでの)メンバーカラーが紫やから、マスカットの“M”と村上の“M”で、新品種を作りましょうよ」って。ほんまに無知でアホで、パッと言ったアイデアでしたが、代表が「それ、やりましょう」と言ってくれた流れで、参加することになりました。
GAKU-MC:へぇー! すごいですね。会社さんの打ち合わせにも参加されますか?
村上:もちろんです。定例(会議)も出ていますし、視察も行きます。このあいだは岡山のほうにも行きました。
GAKU-MC:村上くんとしては、今後、これがどういうふうになるのが理想ですか?
村上:アイドルのセカンドキャリア。アーティストの方や俳優さんもですが、田舎で自給自足でやっていらっしゃる方がけっこう増えているじゃないですか。そういう面はちょっとずつ広がっていると思いますが、今はスパッと現在の職業から方向転換する人がけっこう多いイメージもあります。そうではなく、二毛作的じゃないですけど……。
GAKU-MC:いいことを言いますね、さすが! 好きなことがいろいろな方面にいって、それが世の中に回って、自分や携わる人の生活が豊かになったら、本当にいいですもんね。
村上:そうですね。
GAKU-MC:ただ、どうしても時間がかかるものもあるじゃないですか。たとえば、このあいだSUPER EIGHTさんのドーム公演の映像を拝見しましたが、ダンスをすごく踊るでしょう?
村上:踊るときは、踊るんですよ!
GAKU-MC:あれは基本的に、みんなでやるわけじゃないですか。
村上:フォーメーションはそうですね。でも、振りのかたちだけ入れるのは仕事の合間にやったりしますよ。今は全員そろう時間が少ないので、個々で振り付けだけ入れておいて、全員そろうときはフォーメーションだけ合わせるという感じです。演奏も同じです。
GAKU-MC:では、リハもそんなにダラダラ長くなく?
村上:おっしゃるとおり! もう、集中力がもたないし……。
自宅でのピアノの個人トレーニングも欠かさない村上に、「SUPER EIGHTとして今、注力していること」を訊く。
村上:2024年は20周年で、アリーナツアーからアルバム、フェス、ドームツアーとガバッとやらせていただいて、2025年は11月に武道館公演をやります。先日、横山(裕)さんが『24時間テレビ』で走っていたあの空気も含めて、年単位ではなく「ちゃんと、今の5人でとにかく長く続ける」ことが目標です。健康じゃなかったら続けられないので、心身の健康を第一にして続けていれば、きっとまだ経験していないことや、僕らが気づいていない取りこぼしたものをできるチャンスがくると思います。
GAKU-MC:そうですね。みなさん、健康に気を遣っている感じはありますか?
村上:だいぶ変わったと思います。僕と横山は、2025年のクリスマスで芸能生活30年目に入りますが、僕は生放送も舞台も、コンサートも穴を開けたことはなかったです。でも、つい先日、体調不良になって、(体調不良での欠席は)芸能生活で初めてのことだったんです。初めて年齢を感じました。
最後に、「WORDS FROM THE FIELD」にちなみ、村上が大切にしている言葉を教えてもらった。
村上:「嘘をつかない」です。ジュニアのころに一度、嘘をついて仕事をズル休みしてしまったことがあるんですけど、そのときの背徳感たるや! ということもそうですし、小さい嘘は親にも友だちにもいっぱいついてきていますけど。特に我々は、顔と名前を晒して、お仕事をさせていただいているので、「嘘をついていたら何もかも説得力を失うよな」と思います。ですから社会人になって、ノウタスで働くようになってからなおのこと、これは大事にしています。
村上初の著書『半分論』(幻冬舎)が今年4月に出版された。独自の思考とエンタメというビジネスの世界で培った経験から習得した新・脳内ロジック、心構えをまとめた一冊だ。書籍の詳細はこちらから。
村上の最新情報はSUPER EIGHTの公式ホームページまで。
『~JK RADIO~ TOKYO UNITED』のコーナー「WORDS FROM THE FIELD」では、サッカーをはじめとするスポーツ、エンターテインメント、ビジネスなど、さまざまなフィールドで活躍するゲストを迎え、GAKU-MCが話を聞く。放送は毎週金曜の8時40分ごろから。
村上が登場したのは、9月5日(金)放送のJ-WAVE『~JK RADIO~ TOKYO UNITED』(ナビゲーター:ジョン・カビラ)の「WORDS FROM THE FIELD」。ラッパーのGAKU-MCが、さまざまなフィールドで活動している方々に話を伺うコーナーだ。
ビジネスパーソンとしての顔も持つ村上
9月5日(金)の放送では、「僕の尊敬する好きな方をお呼びしたい」というGAKU-MCの希望で、村上が登場。次週、9月12日(金)も引き続き、村上を迎えてのトークをお届けする。GAKU-MC:半年前くらいまでは本当に「テレビの人」という感じでしたけど、ご縁があって、今は一緒のサッカーチームでよく(お会いしている)。今朝も一緒にやっていましたね。
村上:そうですね、最後はチーム一緒でした。
GAKU-MC:いいシュートでした。オープニングゴールから、何発決めました?
村上:3発。今日のゲームでは得点王でしたからね。
GAKU-MC:今日いちばんのポイントは、コーナーキックからのロングボールを、帽子を取ってヘディングシュートという。その余裕感!
村上:キーパーに止められましたけど、枠内に飛んでて、ええとこ行きましたよね(笑)。
GAKU-MC:そうそう。帽子を取るってすごいなって。
村上:すみません、あれは無意識に思わずアイドルが出てしまった瞬間(笑)。
SUPER EIGHTとしての活動をはじめ、タレントや司会、ラジオパーソナリティ、ビジネスパーソンなど、さまざまな顔を持つ村上。現在、取締役を務めるノウタス株式会社とのご縁は、何だったのだろうか。
村上:「農業に何かを足す」で「ノウタス」というスタートアップの会社で、代表が創業後に僕は非常勤というかたちで務めて、3年目に入るときに代表から「今後もきちんとしたかたちでご一緒したいので」とオファーをいただき、取締役に就任しました。そもそも、農業とは全然、縁がなかったんですけど、今は「パープルM」というプロジェクトを立ち上げて実行中です。
“無知なアイデア”がプロジェクトとなった「パープルM」
ノウタスで、ぶどうブランド「パープルM」の事業管掌VP(Vice President)を務める村上。その経緯を次のように語る。村上:ぶどうというと、シャインマスカットの緑というイメージだと思うんですけど、巨峰やデラウェアなど、紫のイメージもあるじゃないですか。僕も子どものころは紫のイメージだったのですが、いつしかシャインマスカットに変わりました。でも、シャインマスカットは種や栽培方法を諸外国に持って行かれてしまって、価格競争や価格破壊が起こってしまったがゆえに、日本のぶどう農家さんの収入がなかなか厳しくなってきちゃったんですよね。ただ、長野県はクイーンルージュやナガノパープルなど、県独自のものをいろいろと作っているんですよ。「ほんなら、特許を取ったりして守ったらええじゃないですか?」って言ったら、長野県は実際にやられていて、でもやりすぎて逆に出て行けへんっていう……。
GAKU-MC:なるほどね。
村上:「ほんなら、シャインマスカットとクイーンルージュのあいだはないんですか?」「たとえば、僕の(SUPER EIGHTでの)メンバーカラーが紫やから、マスカットの“M”と村上の“M”で、新品種を作りましょうよ」って。ほんまに無知でアホで、パッと言ったアイデアでしたが、代表が「それ、やりましょう」と言ってくれた流れで、参加することになりました。
GAKU-MC:へぇー! すごいですね。会社さんの打ち合わせにも参加されますか?
村上:もちろんです。定例(会議)も出ていますし、視察も行きます。このあいだは岡山のほうにも行きました。
GAKU-MC:村上くんとしては、今後、これがどういうふうになるのが理想ですか?
村上:アイドルのセカンドキャリア。アーティストの方や俳優さんもですが、田舎で自給自足でやっていらっしゃる方がけっこう増えているじゃないですか。そういう面はちょっとずつ広がっていると思いますが、今はスパッと現在の職業から方向転換する人がけっこう多いイメージもあります。そうではなく、二毛作的じゃないですけど……。
GAKU-MC:いいことを言いますね、さすが! 好きなことがいろいろな方面にいって、それが世の中に回って、自分や携わる人の生活が豊かになったら、本当にいいですもんね。
村上:そうですね。
心身の健康を大切に、長くグループを続けていきたい
個人、そしてグループでの活動を両立する村上は、NPO法人チャリティーサンタのプロジェクトにも参画している。多忙を極めているが、「使う脳みそがそれぞれ変わってくるというのはあるかもしれませんが、全然、苦じゃないですね」と言う。GAKU-MC:ただ、どうしても時間がかかるものもあるじゃないですか。たとえば、このあいだSUPER EIGHTさんのドーム公演の映像を拝見しましたが、ダンスをすごく踊るでしょう?
村上:踊るときは、踊るんですよ!
GAKU-MC:あれは基本的に、みんなでやるわけじゃないですか。
村上:フォーメーションはそうですね。でも、振りのかたちだけ入れるのは仕事の合間にやったりしますよ。今は全員そろう時間が少ないので、個々で振り付けだけ入れておいて、全員そろうときはフォーメーションだけ合わせるという感じです。演奏も同じです。
GAKU-MC:では、リハもそんなにダラダラ長くなく?
村上:おっしゃるとおり! もう、集中力がもたないし……。
自宅でのピアノの個人トレーニングも欠かさない村上に、「SUPER EIGHTとして今、注力していること」を訊く。
村上:2024年は20周年で、アリーナツアーからアルバム、フェス、ドームツアーとガバッとやらせていただいて、2025年は11月に武道館公演をやります。先日、横山(裕)さんが『24時間テレビ』で走っていたあの空気も含めて、年単位ではなく「ちゃんと、今の5人でとにかく長く続ける」ことが目標です。健康じゃなかったら続けられないので、心身の健康を第一にして続けていれば、きっとまだ経験していないことや、僕らが気づいていない取りこぼしたものをできるチャンスがくると思います。
GAKU-MC:そうですね。みなさん、健康に気を遣っている感じはありますか?
村上:だいぶ変わったと思います。僕と横山は、2025年のクリスマスで芸能生活30年目に入りますが、僕は生放送も舞台も、コンサートも穴を開けたことはなかったです。でも、つい先日、体調不良になって、(体調不良での欠席は)芸能生活で初めてのことだったんです。初めて年齢を感じました。
最後に、「WORDS FROM THE FIELD」にちなみ、村上が大切にしている言葉を教えてもらった。
村上:「嘘をつかない」です。ジュニアのころに一度、嘘をついて仕事をズル休みしてしまったことがあるんですけど、そのときの背徳感たるや! ということもそうですし、小さい嘘は親にも友だちにもいっぱいついてきていますけど。特に我々は、顔と名前を晒して、お仕事をさせていただいているので、「嘘をついていたら何もかも説得力を失うよな」と思います。ですから社会人になって、ノウタスで働くようになってからなおのこと、これは大事にしています。
村上初の著書『半分論』(幻冬舎)が今年4月に出版された。独自の思考とエンタメというビジネスの世界で培った経験から習得した新・脳内ロジック、心構えをまとめた一冊だ。書籍の詳細はこちらから。
村上の最新情報はSUPER EIGHTの公式ホームページまで。
『~JK RADIO~ TOKYO UNITED』のコーナー「WORDS FROM THE FIELD」では、サッカーをはじめとするスポーツ、エンターテインメント、ビジネスなど、さまざまなフィールドで活躍するゲストを迎え、GAKU-MCが話を聞く。放送は毎週金曜の8時40分ごろから。
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