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ファンと恋に落ちる可能性はある? 女子プロレス界の注目選手・上谷沙弥が本音を語る

ファンと恋に落ちる可能性はある? 女子プロレス界の注目選手・上谷沙弥が本音を語る

プロレス団体・スターダムの上谷沙弥が、水曜日のカンパネラ・詩羽とトークを展開。女子プロレスの歴史を深掘りし、ふたりが質問に答える「カプセルトイ・トーク」で盛り上がった。

上谷が登場したのは、6月14日(土)放送のJ-WAVE『MASSIVE HISTORIA』(ナビゲーター:水曜日のカンパネラ・詩羽)。

ユニークな経歴。もともとはダンスをやっていて…

上谷沙弥を迎えた今回のテーマは「女子プロレスの歴史」。あらゆる歴史を紐解く「歴史男(れきふみお)」の進行のもと、女子プロレスについてトークを展開した。

上谷:女子プロレス団体・スターダムのヘイト、上谷沙弥だ。詩羽に史上最大の悪夢を見せてやるよ!

詩羽:ひえー!

上谷:よろしくお願いします!

詩羽:プロレスの知識、全然ないけど、今日着てるプロレスのコスチュームもかわいい!

上谷:昔の女子プロレスのイメージだと、ピタッとしたレオタードみたいなのが多いけど、いまのコスチュームはすごくきらびやかで華やかなものを着てやってます。

上谷はプロレスだけでなく、現在はバラエティー番組に出演するなど多方面で活躍しているが、その経歴はとてもユニークだ。10年以上にわたってダンスに打ち込み、ダンス大会での優勝経験やバックダンサーとしての活動も経験。その後、時給1,000円でAKB48とともに期間限定で活動する「バイトAKB」に参加。活動終了後は太田プロダクションに所属し、演技にも挑戦したが、自分にはしっくりこないと感じるようになり、アイドルを目指すなかで、スターダムと出会い、本格的に女子プロレスの道を進むことに。2024年、女子プロレス界の頂点と呼ばれる、ワールド・オブ・スターダムの20代目チャンピオンとなった。

上谷:女子プロレス界でいちばん強いベルトを持ってます。

詩羽:かっこいい! 女子プロレスが好きな友だちがいて、一緒に観に行こうよって約束してるんですよ。だから絶対に行きたい。

始めたとき「プロレスラーってこんなこともするの!?」って

まずは、女子プロレスの歴史を深掘ることに。諸説あるが、日本における女子プロレスは1948年、東京・三鷹市の小さな道場で進駐軍相手の興業としてスタートしたと言われている。しかし、「プロレスの父」と言われる力道山の「プロレスは女子にできるものではない」という意向で圧力がかかり、1950年に禁止令が出された。

上谷:知らなかった!

歴史男:力道山さんは、そんなに激しい試合は女子にはできないんじゃないかって。おそらく、男の俺たちがやるって思ったんでしょうね。

詩羽:危ないしね。

だが、その4年後、在日米軍の慰問に訪れた女子プロレス選手のミルドレッド・バークとメイ・ヤングがアメリカからトップ選手を招いて興業を行った。その後、日本で女子プロレスに火がついたのは1970〜80年代にかけてと言われている。そのきっかけは、女子プロレスのタッグチーム、ビューティ・ペア。ジャッキー佐藤とマキ上田のふたりがタッグを組んで、その美貌と華麗な動き、そして迫力のあるファイトスタイルで多くのファンを魅了した。

歴史男:ビューティ・ペアはリングで歌ったりダンスを披露したりしていたんです。

詩羽:ええー! 私のなかではリングは戦う場所みたいなイメージしかなかったから、パフォーマンスを観たこともないですね。

上谷:私もプロレスを知らないままプロレス界に飛び込んだんですけど、入ったときにリングで歌って踊らされたんですよ。「えっ、プロレスラーってこんなこともするの!?」って。すごくびっくりしました。

女子プロレスは「怖い」イメージもあるけど…

1979年にビューティ・ペアが解散すると、女子プロレスの人気が下火に。しかし、そのあとを継ぐ新たなスターが登場した。それが、ライオネス飛鳥と長与千種のタッグチーム、クラッシュ・ギャルズだ。当時、バラエティー番組や音楽活動など幅広い分野で活躍し、女子プロレスの認知度を高めた。

歴史男:いまで言うと上谷選手ですよね。

上谷:恐れ多いですけど、そう言ってもらえるとうれしいですね。

歴史男:上谷選手はテレビやラジオなど、プロレス以外の活動も多いですが、そういったときに意識されていることはありますか?

上谷:最近はメディアとかに出させてもらっているんですけど、ちょっと前は女子プロレスを知らない、見たいことがないっていう方が多かったんです。だから、メディアに出る際は女子プロレスを観たことがない人に、ひとりでも多く「観たい」って思ってもらえるように、普段リングではイスで殴ったり怖い一面ばっかりだけど、メディアではちょっと違う一面を見せたりはしてるかな。

クラッシュ・ギャルズは、ダンプ松本率いる極悪同盟との激しすぎる抗争で日本中を熱狂させ、一時代を築いた。その後、平成から令和に変わっても、時代ごとに登場するスター選手が女子プロレス界を盛り上げている。

上谷:一般的には、女子プロレスは「怖い」ってイメージが強いかもしれないけど、いまの女子プロレスはみんなかわいくてスタイルもよくて、きらびやかで。入場の演出とかもこだわったり、戦いのなかにもストーリー性があったり、いろんな角度から楽しめると思うので、ぜひこれを聴いて「しもべ」(上谷のファンの総称)になったやつは、スターダムを観に来いよ!

詩羽:たしかに、プロレスを知らないと、ただ人が戦って、人が負けて、それを観に行ってるって何が面白いんだろうって思う人もたくさんいると思うんだけど、そのギャップだったり、前は負けたけどここで勝つみたいなストーリーを長く観れば観るほど面白さが増すはずですよね。これはみんな観たほうがいいと思った。観に行きます。

しもべたちは、いじめたくなる系

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番組後半には「カプセルトイ・トーク」のコーナーに。カプセルトイから出た質問に上谷と詩羽が答えた。なぜか普段よりも踏み込んだ質問が多く、上谷と詩羽を困惑させるひと幕も。

Q:SとMならどっち?

上谷:恥ずかしいね(笑)。

詩羽:どっちですか(笑)?

上谷:そうだな……Sかな。でも、ときと場合によるかもしれない。ナヨナヨした弱そうな男に対してはSになる。でも。強そうな男だとちょっとMな自分が出て。だいたい、プロレスを観に来るしもべたちはM男が多いからいじめたくなる系かな(笑)。詩羽ちゃんはどっち?

詩羽:意外とMかも。イジられるのは嫌いじゃないし、振り回すのが好きだけど、振り回してくれる人がいたらうれしくて尻尾を振ってついていくタイプ。

上谷:かわいい。小動物みたい(笑)。

詩羽:普段、破天荒に振り回しちゃうからこそ、「この私を振り回してくれる男か!」って、その人に興味が湧いてイジられちゃうかな。

Q:ファンと恋に落ちる可能性は?

詩羽:えっ、実際どうですか?

上谷:それこそプロレスってサイン会もあるから、直接対面する機会が多くて。「あ、いつも来てくれる人だ」とか「ちょっとカッコいいな」とか「優しいな」とか、「どこまでも応援するよ」とか言われると「信じてくれてるんだな」って思ったりするよね。ズキュンみたいな(笑)。詩羽ちゃんはどうですか?

詩羽:私は……ない! 私が好きになるタイプは、私に興味がない人なんですよ。だから、私を好きでいてくれる、興味がある人に恋をすることってないかも。

Q:年内に成し遂げたいことは?

詩羽:私は温泉旅行に行きたい(笑)。

上谷:かわいい。いいな、温泉。

詩羽:最近は海外に行ったり、いろいろあるからこそ逆に温泉旅行に行きたい。

上谷:私は今年、「女子プロレスブームがきてる」って言われているから、もっとメディアにバンバン出て、女子プロレスをたくさんの人に届けたいですね。

どんな自分でも受け止めてほしい

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今回、番組スタッフがプロレスの聖地、東京・後楽園ホールで街頭インタビューを実施。上谷のファンからのメッセージを紹介した。

ファン:結婚に対してどういう考えですか?

詩羽:今日は質問、踏み込むな。

上谷:結婚はいつかしたいなっていう願望はありますね。普段、戦って体もキツかったり、けっこう心のダメージも大きいんです。ひとりの時間も多かったり、孤独を感じることもすごく多いので、誰かに甘えてみたいなっていうのはめっちゃ思うかもしれない。普段は甘えられないから。

詩羽:私は、最近友だちとそういうことを話していて、私はいままでまったく結婚願望がなかったけど、「全部を捨てても養います」って人がいたらアリだなって(笑)。私に全部なくなっても、私のことを支えるくらい好きだって人が現れたら、私は全部を捨てて結婚するかな。

上谷:めっちゃわかる! 「愛してる」って言うんだったら、一生愛し遂げてほしい。どんな自分でも受け止めてほしいし。

詩羽:やっぱりこの仕事してると、プロレスラーだったりミュージシャンだったりっていう前提があって出会うけど、その前提がなくなってもその人が私のことを好きでいれるのかっていう覚悟を知りたいですね。

上谷:沁みる! めっちゃ深い。わかる! 表に出てるときっていちばん輝いてるときだけど、ひとりで家でいろんな考え事をしたりしていると「自分なんてちっぽけだな」とか思ったりする弱い一面ってあるじゃないですか。そういうみんな知らない一面を知っても、本当に好きでいてくれるのかなってちょっと思っちゃう。全部受け入れてほしい。

たくさんの話題で盛り上がった今回。上谷は「めっちゃ楽しかった!」と笑う。

上谷:初対面でこういう話って普通しないよ(笑)。

詩羽:でも、こういう話を聞けたからこそ、この番組のリスナーも「えっ、こんなにかわいいギャル。しもべになりたい!」って絶対に増えたんじゃないかなって思います。私もみなさんも女子プロレスを観に行きましょう!

上谷は、6月21日(土)に東京・国立代々木競技場 第二体育館で開催されるスターダムのビッグマッチ「STARDOM THE CONVERSION 2025」に出場。上谷沙弥の最新情報はスターダムの公式サイトまで。

カラフル歴史バラエティ配信中!

J-WAVE『MASSIVE HISTORIA』は「森羅万象」をテーマに、知っているようで知らなかった歴史や情報を楽しく学ぶ、カラフル歴史バラエティ。オンエアは毎週土曜24時から。過去のオンエアはポッドキャストでも配信中。

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