
エリック・クラプトンが4月14日(月)〜27日(日)まで、来日公演「ERIC CLAPTON LIVE AT BUDOKAN 2025」を開催。初日の公演を見たというクリス・ペプラーが、その感想を語った。
この内容をお届けしたのは、4月20日(日)放送の『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。
クリス:私、1974年の初来日公演も観ていて、これまで何度か観ているんですが、今回80歳になっても全然ブレない。失礼なんですが、すごいな! と思わされました。一度だけお茶目なシーンがあって、『Wonderful Tonight』のとき、曲はギターのイントロで入るんですが、マイクから離れた後方でギターを弾いていて、「あ、やばい、歌わないと」って、小走りでマイクまで行くクラプトンが非常に微笑ましかったですね。
ライブ初日は、このコーナー同様、Cream時代の名曲『White Room』でスタートしたという。
クリス:この曲が日本で演奏されるのは22年ぶりで、オープニングからファンは大興奮。そして、来日公演は2年ぶりで、今回でなんと24回目! すごくないですか(笑)。前回の来日で日本武道館100公演を記録し、今回の8公演が終われば通算110公演を達成するということで、これは本当にすごいですよね。
ほかにも『Sunshine of Your Love』『Badge』など、ロックの礎を築いた名曲に、クラプトンが愛するブルースなど幅広く演奏されるなか、クリスはアコースティックセットのパートにグッときたと語る。
クリス:もう本当になんだろうな、いぶし銀というか、ここまでくると生き様がギタープレイに、歌に出るという感じなんですね。なかでも、いちばんグッときたのがアコースティックセットの最後のほうに演奏された『Tears in Heaven』でした。
『Tears in Heaven』は、1991年、クラプトンが40代半ばのころに、当時4歳半だった息子を事故で亡くし、その死を悼んで作られた曲だ。
クリス:クラプトンは座って目をつむりながら、天を仰いで、アコースティックギターでこの曲を演奏したんですが、もともと『Tears in Heaven』の歌詞を40代半ばで言っていて、今は80歳なんですよ。だから、もう何年かすれば息子さんに会えるわけで、クラプトンの天を仰いで目をつむって歌うシーンに本当にジーンときました。
クリス:息子さんが亡くなって、すごくふさぎ込んでいた時期があって「こんな曲を書いて大丈夫か」と思いながらも、この曲を書いたことで、彼の心の痛みをすごく癒やしてくれて、それであらためて音楽の力と喜びを知ったというんですね。まさに彼にとって大事な曲なんですが、皮肉にもエリック・クラプトン最大のヒット曲になったんですよね。
その『Tears in Heaven』をライブバージョンでオンエアした。今回、セレクトしたのは2023年12月にロンドンで開催された、ガザの子どもたちのための支援コンサート「To Save Our Child」でのライブ演奏だ。
クリス:僕が14日に観たバージョンは、若干リズムがレゲエ調で、ちょっと雰囲気を変えたようなアレンジでしたが、やっぱりメッセージはすごかったですね。クラプトンは息子さんに歌っているんだとすごく伝わってきましたし、何年か後にまた息子さんと出会えるという、そんな思いを込めながら歌っているように感じました。行かれる方はぜひ『Tears in Heaven』の歌詞をもう一度読んでから行っていただくと、よりグッとくるんじゃないかなと思います。
この内容をお届けした4月20日(日)は、クラプトンのステージはお休み。クリスは、おそらくオフであろうクラプトンの行き先を考察。
クリス:たぶん、どこかに行ってらっしゃると思うんですが、トンカツが大好きだということで、昔はよく「エリック・クラプトンカツ」とか言っていましたが、今日はどうなんでしょうか。「スター・ウォーズ・セレブレーション」にでも行っているのか、あるいは、もしかしたら六本木ヒルズでお酒……ともかく素敵なオフをエンジョイしていただきたいなと思います。
残すところ、あと3公演、4月24日(木)は17時から、当日券が日本武道館西口当日券売場にて販売される。26日(土)、27日(日)はチケット発売中だ。詳しくはエリック・クラプトン公演ページまで。
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』では、世界の音楽シーンから厳選した100曲をカウントダウン。毎週日曜13時からオンエア。
この内容をお届けしたのは、4月20日(日)放送の『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。
目を閉じて天を仰いで演奏された『Tears in Heaven』
Creamの『WHITE ROOM(LIVE 1991)』でコーナーは幕を開けた。Eric Clapton - White Room (Live at The Royal Albert Hall)
ライブ初日は、このコーナー同様、Cream時代の名曲『White Room』でスタートしたという。
クリス:この曲が日本で演奏されるのは22年ぶりで、オープニングからファンは大興奮。そして、来日公演は2年ぶりで、今回でなんと24回目! すごくないですか(笑)。前回の来日で日本武道館100公演を記録し、今回の8公演が終われば通算110公演を達成するということで、これは本当にすごいですよね。
ほかにも『Sunshine of Your Love』『Badge』など、ロックの礎を築いた名曲に、クラプトンが愛するブルースなど幅広く演奏されるなか、クリスはアコースティックセットのパートにグッときたと語る。
クリス:もう本当になんだろうな、いぶし銀というか、ここまでくると生き様がギタープレイに、歌に出るという感じなんですね。なかでも、いちばんグッときたのがアコースティックセットの最後のほうに演奏された『Tears in Heaven』でした。
『Tears in Heaven』は、1991年、クラプトンが40代半ばのころに、当時4歳半だった息子を事故で亡くし、その死を悼んで作られた曲だ。
クリス:クラプトンは座って目をつむりながら、天を仰いで、アコースティックギターでこの曲を演奏したんですが、もともと『Tears in Heaven』の歌詞を40代半ばで言っていて、今は80歳なんですよ。だから、もう何年かすれば息子さんに会えるわけで、クラプトンの天を仰いで目をつむって歌うシーンに本当にジーンときました。
エリック・クラプトン、音楽の力を再認識する
そしてクリスは、この曲に関して、クラプトン自身が語っていたというエピソードを披露する。クリス:息子さんが亡くなって、すごくふさぎ込んでいた時期があって「こんな曲を書いて大丈夫か」と思いながらも、この曲を書いたことで、彼の心の痛みをすごく癒やしてくれて、それであらためて音楽の力と喜びを知ったというんですね。まさに彼にとって大事な曲なんですが、皮肉にもエリック・クラプトン最大のヒット曲になったんですよね。
その『Tears in Heaven』をライブバージョンでオンエアした。今回、セレクトしたのは2023年12月にロンドンで開催された、ガザの子どもたちのための支援コンサート「To Save Our Child」でのライブ演奏だ。
クリス:僕が14日に観たバージョンは、若干リズムがレゲエ調で、ちょっと雰囲気を変えたようなアレンジでしたが、やっぱりメッセージはすごかったですね。クラプトンは息子さんに歌っているんだとすごく伝わってきましたし、何年か後にまた息子さんと出会えるという、そんな思いを込めながら歌っているように感じました。行かれる方はぜひ『Tears in Heaven』の歌詞をもう一度読んでから行っていただくと、よりグッとくるんじゃないかなと思います。
この内容をお届けした4月20日(日)は、クラプトンのステージはお休み。クリスは、おそらくオフであろうクラプトンの行き先を考察。
クリス:たぶん、どこかに行ってらっしゃると思うんですが、トンカツが大好きだということで、昔はよく「エリック・クラプトンカツ」とか言っていましたが、今日はどうなんでしょうか。「スター・ウォーズ・セレブレーション」にでも行っているのか、あるいは、もしかしたら六本木ヒルズでお酒……ともかく素敵なオフをエンジョイしていただきたいなと思います。
残すところ、あと3公演、4月24日(木)は17時から、当日券が日本武道館西口当日券売場にて販売される。26日(土)、27日(日)はチケット発売中だ。詳しくはエリック・クラプトン公演ページまで。
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』では、世界の音楽シーンから厳選した100曲をカウントダウン。毎週日曜13時からオンエア。
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- SAISON CARD TOKIO HOT 100
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クリス・ペプラー