
「大人になったら、友だちってどう作るの?」をテーマに、かが屋・加賀 翔とバイク川崎バイクがトークを展開した。
このテーマでトークを繰り広げたのは、J-WAVEの番組『GURU GURU!』(月曜ナビゲーター:かが屋・加賀 翔)。この番組は、世間の常識や多数派の声、あたりまえの事実をあえて逆の視点と発想でグルグル考えていく“逆転ラジオ”だ。ここでは、1月27日(月)にオンエアした内容をテキストで紹介する。
加賀:バイクさんは芸能界きっての友だち多い芸人なんですよね?
バイク:それは過大評価ですよ。そんなスペシャリストでやってないですから。
加賀:でも、仲がいい方はたくさんいらっしゃるイメージですよね。
バイク:芸人なんて、みんな友だちが多いと思うのよ。
加賀:同じ人と会う回数も多いですし。
バイク:ただ、俺は吉本興業だけど、楽屋とか移動のバスとかでしゃべりたがる人ではある。じっとスマホを見るタイプではなくて、せっかく会ったらちょっとしゃべりたくはなる。そういう意味では社交的ではあるけれどもっていう。
加賀:確かに、現場で一緒になったときに話しかけてくださる印象はありました。
バイク:せっかくだし言葉を交わしたい。「友だち多い芸人」ってネットニュースになったことがあるのよ。「米津玄師さんがBKBの卓球スクールに」って。俺が昔、卓球をやっていたから、UNISON SQUARE GARDENの斎藤宏介くんとか、sumikaの片岡健太くんとか、バンドマンと知り合ってその人たちが卓球が好きな時期があって。
加賀:すご!(笑)
バイク:別の現場で会ったときに、「俺が教えましょうか」って言ったらグループLINEができて、月に2回くらい教えていた時期があったんです。そこに米津さんが加わって、米津さんと俺がラリーして「肩幅までもうちょっと足を広げてください」とか言ったりして。
加賀:誰に何を言ってるんですか(笑)!
バイク:米津さんも「こうすると入りやすいですね」とか言ってくれたりして(笑)。そんなことを取材で話したら「そんなところまで友だちなんですね」って言ってくれて。だから、知り合いは多いですね。
加賀:相手もくだけて接してくれるというか。
バイク:そうそう。
リスナー:加賀さんとバイクさんの関わりというと「キングオブコント2022」の大反省会がいちばんに思い浮かびました。自分の定位置が決められていないバイクさんが「優しいかが屋の席でまったりしています」というようなことを当時SNSでつぶやかれていたのですが、バイクさんにとってかが屋はどんな印象ですか? 当時、かが屋の席を選んだということは、かが屋は友だちになりやすい雰囲気を持っているということでしょうか?
加賀:確かに、あのときはずっといてくれたんですよね。
バイク:俺は(歴代)キングオブコントのスーパー盛り上げマンみたいな感じで参加して。いろんなテーブルがあったけど、かが屋はいやすかった気がする。しゃべってもしゃべらなくてもいい空気をすごく出してくれるというか。
加賀:かが屋とバイクさんの3人でただボーッとしてる時間がありましたよね。打ち上げとは思えない(笑)。ショーレースの打ち上げの現場はピリピリしそうなのに、バイクさんがいるとみんな安心するというか。
バイク:それ言ってもらえるとすごくうれしいですね。さらば青春の光の森田(哲矢)とかニューヨークの屋敷(裕政)とか仲がいいんですけど、彼らがよく決勝に進出していた頃は「うわ、バイクさんいた。ホッとする」とか言われていたし、今年出ていたダイタクとかも、いつも劇場で会ってる人がいるぞって。しかもキングオブコントとかM-1に関して俺は敗退した側だからみんな話してくれるよね。
加賀:その安心感はあるかもしれないですね。
バイク:だから毎回チャンピオンにいちばんに「おめでとう」って言える感覚があるよね。
加賀:どんどん芸歴が若くなって、(打ち上げが)知らない人だらけになったら……。
バイク:怖いよね。でも、M-1とかキングオブコントとか、俺はほぼ前説が決まっているから、決勝メンバーが決まったときに「友だちはどれかな」って見てるかも。
加賀:ダイタクさんも後輩ですよね。
バイク:でも、仲がいいから友だちだなって。ママタルトもギリ友だちだなって。後輩だけどしゃべったことあるから。まったくしゃべったことがない人が、俺のなかで友だちではないってことだから。俺はハードルが低いかも。知り合いを友だちって呼ぶ人なのかもしれない。
リスナー:大人になってからの友だちって、気軽に友だちって呼んでもいいんでしょうか。私には共通の趣味があって、イベントで一緒に行動する人や週末に買いものに出かけたり家でゲームをしたりする同僚がいるのですが、この関係ははたして友だちと言っていいのか迷います。学生時代のクラスメイトにはそんなことは思わなかったのに、大人になってからは友だちという関係のハードルが自分のなかで上がっている気がします。
バイク:これは価値観のハードルが上がっているだけで。このリスナーさんが「この人を友だちって言っていいのか?」と言っているのは、向こうが友だちと思ってなかったらっていう恐怖しかないと思うんです。でも、そうじゃないんです。友だちなんて一方通行でもいいんです。言ったもん勝ちなので。「鏡は先に笑わない」っていう俺のいちばん好きな言葉があるんですけど……。
加賀:ちゃんと言葉をストックしていますよね(笑)。
バイク:自分が笑わなかったら相手も笑わない=自分が友だちって言わなかったら相手も友だちとは言わないんじゃないっていう。だから受け身はよくないよね。友だちって思われてなくてもそれはそれでだし。
加賀:このリスナーさんが先に「私たち友だちだよね」って言ったり、友だちだと思っている感じを出していけばってことですね。
バイク:そうそう。確認をすることでもないしね。こっちが友だちと思っていればそれでいいから。
早速、リスナーと電話をつないでチャレンジがスタート。
バイク:かが屋が好きでこの番組を聴いているんですか?
リスナー:かが屋さんも好きなんですけど、(月曜の「GRUUVE BUNCH」のコーナーに出ている)羊文学が好きで聴くようになりました。
バイク:羊文学さんは別のラジオでご一緒したことがありまして、素敵な方だなと思っています。いいですよね、歌詞が特に刺さるというか。これ、気が合いそうですね。
リスナー:ライブもひとりで行くんですよ。
バイク:たとえば、誰かと行って失敗しちゃったこととかあるんですか?
リスナー:失敗というか、そのときの気分でふらふらといろんなところに行きたくなってしまうので、一緒に行く人に気を使ってしまうんですよ。であれば、ひとりで自由に行きたいところに行くほうが好きなので、他人に気を遣うくらいならひとりのほうがいいかなって。
バイク:けっこうアウトドアってことでいいですか?
リスナー:わりと外に出るのは好きですね。
バイク:それだと話が早くて。人にまかせるのが好きな人っているじゃないですか。その人とリスナーさんはめっちゃ相性がいいんじゃないですか? 俺もけっこう受け身なんですけど、リスナーさんと旅行に行って全部ゆだねたいですもん。
リスナー:でも、仕事柄食べ歩きに行くことがあって、1日に10軒とか細々回ったりするんです。そのときに、一緒に行きたいって言ってついてきてくれた人に、お店を回っているうちに「疲れた」「まだ食べるの?」とか言われて。じゃあ、ひとりで行ったほうがいいなって。
バイク:食べないときの旅行はないんですね?
リスナー:基本はないですね。
バイク:じゃあ、旅行は行かずに俺とオンラインで「どうぶつの森」とかしましょうか。
リスナー:それはありですね(笑)。
バイク:うれしい!
ふたりの会話を聞いた加賀は「(バイクさんの)会話の運転の切り替えがすごかった!」と絶賛。そんなバイクは最後に、大人になってからの友だち作りについてリスナーにアドバイスを送った。
バイク:マジのアドバイスは「2:6:2の法則」です。人間関係は、2割は自分に好意を持って、6割は無関心で、2割は嫌っている。これはずっと言われていることで、嫌っている人がいることは当たり前で、友だちができないことも当たり前で、2割くらいは好意的な人がいるのも当たり前で、っていうことをわかっていたら全員が嫌うことはないんですよ。でも、嫌う人はいますよって。そうしたら、いい意味で前も後も両方向ける感じがいいなって思います。
加賀:「前も後も両方向ける」って言ってくれる先輩って初めてですよ(笑)。
バイク:前だけ向いていたらしんどいからね。
加賀:素晴らしいですね。
加賀もおすすめするバイクの『BKBショートショート小説集 電話をしてるふり』(ヨシモトブックス)も絶賛発売中。
バイク川崎バイクの最新情報は、吉本興業の公式サイトまで。
J-WAVE『GURU GURU!』は、毎週月曜〜木曜の22時からオンエア。
このテーマでトークを繰り広げたのは、J-WAVEの番組『GURU GURU!』(月曜ナビゲーター:かが屋・加賀 翔)。この番組は、世間の常識や多数派の声、あたりまえの事実をあえて逆の視点と発想でグルグル考えていく“逆転ラジオ”だ。ここでは、1月27日(月)にオンエアした内容をテキストで紹介する。
米津玄師と卓球をしたことも
今回のテーマは「大人になったら、友だちってどう作るの?」。学生時代はなんとなくできていた友だち。でも大人になると、どう作っていたのかわからなくなっていないだろうか? そこで、友だち作りのスペシャリスト「BKB」ことバイク川崎バイクを迎えて一緒に考えた。加賀:バイクさんは芸能界きっての友だち多い芸人なんですよね?
バイク:それは過大評価ですよ。そんなスペシャリストでやってないですから。
加賀:でも、仲がいい方はたくさんいらっしゃるイメージですよね。
バイク:芸人なんて、みんな友だちが多いと思うのよ。
加賀:同じ人と会う回数も多いですし。
バイク:ただ、俺は吉本興業だけど、楽屋とか移動のバスとかでしゃべりたがる人ではある。じっとスマホを見るタイプではなくて、せっかく会ったらちょっとしゃべりたくはなる。そういう意味では社交的ではあるけれどもっていう。
加賀:確かに、現場で一緒になったときに話しかけてくださる印象はありました。
バイク:せっかくだし言葉を交わしたい。「友だち多い芸人」ってネットニュースになったことがあるのよ。「米津玄師さんがBKBの卓球スクールに」って。俺が昔、卓球をやっていたから、UNISON SQUARE GARDENの斎藤宏介くんとか、sumikaの片岡健太くんとか、バンドマンと知り合ってその人たちが卓球が好きな時期があって。
加賀:すご!(笑)
バイク:別の現場で会ったときに、「俺が教えましょうか」って言ったらグループLINEができて、月に2回くらい教えていた時期があったんです。そこに米津さんが加わって、米津さんと俺がラリーして「肩幅までもうちょっと足を広げてください」とか言ったりして。
加賀:誰に何を言ってるんですか(笑)!
バイク:米津さんも「こうすると入りやすいですね」とか言ってくれたりして(笑)。そんなことを取材で話したら「そんなところまで友だちなんですね」って言ってくれて。だから、知り合いは多いですね。
加賀:相手もくだけて接してくれるというか。
バイク:そうそう。
バイクさんがいると安心感がある
ここでリスナーから届いたメッセージを紹介した。リスナー:加賀さんとバイクさんの関わりというと「キングオブコント2022」の大反省会がいちばんに思い浮かびました。自分の定位置が決められていないバイクさんが「優しいかが屋の席でまったりしています」というようなことを当時SNSでつぶやかれていたのですが、バイクさんにとってかが屋はどんな印象ですか? 当時、かが屋の席を選んだということは、かが屋は友だちになりやすい雰囲気を持っているということでしょうか?
加賀:確かに、あのときはずっといてくれたんですよね。
バイク:俺は(歴代)キングオブコントのスーパー盛り上げマンみたいな感じで参加して。いろんなテーブルがあったけど、かが屋はいやすかった気がする。しゃべってもしゃべらなくてもいい空気をすごく出してくれるというか。
加賀:かが屋とバイクさんの3人でただボーッとしてる時間がありましたよね。打ち上げとは思えない(笑)。ショーレースの打ち上げの現場はピリピリしそうなのに、バイクさんがいるとみんな安心するというか。
バイク:それ言ってもらえるとすごくうれしいですね。さらば青春の光の森田(哲矢)とかニューヨークの屋敷(裕政)とか仲がいいんですけど、彼らがよく決勝に進出していた頃は「うわ、バイクさんいた。ホッとする」とか言われていたし、今年出ていたダイタクとかも、いつも劇場で会ってる人がいるぞって。しかもキングオブコントとかM-1に関して俺は敗退した側だからみんな話してくれるよね。
加賀:その安心感はあるかもしれないですね。
バイク:だから毎回チャンピオンにいちばんに「おめでとう」って言える感覚があるよね。
加賀:どんどん芸歴が若くなって、(打ち上げが)知らない人だらけになったら……。
バイク:怖いよね。でも、M-1とかキングオブコントとか、俺はほぼ前説が決まっているから、決勝メンバーが決まったときに「友だちはどれかな」って見てるかも。
加賀:ダイタクさんも後輩ですよね。
バイク:でも、仲がいいから友だちだなって。ママタルトもギリ友だちだなって。後輩だけどしゃべったことあるから。まったくしゃべったことがない人が、俺のなかで友だちではないってことだから。俺はハードルが低いかも。知り合いを友だちって呼ぶ人なのかもしれない。
自分が笑わなかったら相手も笑わない
また別のリスナーから「大人になってからの友だち」についての悩みが届いた。リスナー:大人になってからの友だちって、気軽に友だちって呼んでもいいんでしょうか。私には共通の趣味があって、イベントで一緒に行動する人や週末に買いものに出かけたり家でゲームをしたりする同僚がいるのですが、この関係ははたして友だちと言っていいのか迷います。学生時代のクラスメイトにはそんなことは思わなかったのに、大人になってからは友だちという関係のハードルが自分のなかで上がっている気がします。
バイク:これは価値観のハードルが上がっているだけで。このリスナーさんが「この人を友だちって言っていいのか?」と言っているのは、向こうが友だちと思ってなかったらっていう恐怖しかないと思うんです。でも、そうじゃないんです。友だちなんて一方通行でもいいんです。言ったもん勝ちなので。「鏡は先に笑わない」っていう俺のいちばん好きな言葉があるんですけど……。
加賀:ちゃんと言葉をストックしていますよね(笑)。
バイク:自分が笑わなかったら相手も笑わない=自分が友だちって言わなかったら相手も友だちとは言わないんじゃないっていう。だから受け身はよくないよね。友だちって思われてなくてもそれはそれでだし。
加賀:このリスナーさんが先に「私たち友だちだよね」って言ったり、友だちだと思っている感じを出していけばってことですね。
バイク:そうそう。確認をすることでもないしね。こっちが友だちと思っていればそれでいいから。
人間関係は「2:6:2の法則」
番組後半では、特別企画「秒で君とベストフレンドチャレンジ!」を開催。我こそは一匹狼だというリスナーと、友だち作りのスペシャリストのバイクが3分で友だちになれるかというチャレンジを実施した。早速、リスナーと電話をつないでチャレンジがスタート。
バイク:かが屋が好きでこの番組を聴いているんですか?
リスナー:かが屋さんも好きなんですけど、(月曜の「GRUUVE BUNCH」のコーナーに出ている)羊文学が好きで聴くようになりました。
バイク:羊文学さんは別のラジオでご一緒したことがありまして、素敵な方だなと思っています。いいですよね、歌詞が特に刺さるというか。これ、気が合いそうですね。
リスナー:ライブもひとりで行くんですよ。
バイク:たとえば、誰かと行って失敗しちゃったこととかあるんですか?
リスナー:失敗というか、そのときの気分でふらふらといろんなところに行きたくなってしまうので、一緒に行く人に気を使ってしまうんですよ。であれば、ひとりで自由に行きたいところに行くほうが好きなので、他人に気を遣うくらいならひとりのほうがいいかなって。
バイク:けっこうアウトドアってことでいいですか?
リスナー:わりと外に出るのは好きですね。
バイク:それだと話が早くて。人にまかせるのが好きな人っているじゃないですか。その人とリスナーさんはめっちゃ相性がいいんじゃないですか? 俺もけっこう受け身なんですけど、リスナーさんと旅行に行って全部ゆだねたいですもん。
リスナー:でも、仕事柄食べ歩きに行くことがあって、1日に10軒とか細々回ったりするんです。そのときに、一緒に行きたいって言ってついてきてくれた人に、お店を回っているうちに「疲れた」「まだ食べるの?」とか言われて。じゃあ、ひとりで行ったほうがいいなって。
バイク:食べないときの旅行はないんですね?
リスナー:基本はないですね。
バイク:じゃあ、旅行は行かずに俺とオンラインで「どうぶつの森」とかしましょうか。
リスナー:それはありですね(笑)。
バイク:うれしい!
ふたりの会話を聞いた加賀は「(バイクさんの)会話の運転の切り替えがすごかった!」と絶賛。そんなバイクは最後に、大人になってからの友だち作りについてリスナーにアドバイスを送った。
バイク:マジのアドバイスは「2:6:2の法則」です。人間関係は、2割は自分に好意を持って、6割は無関心で、2割は嫌っている。これはずっと言われていることで、嫌っている人がいることは当たり前で、友だちができないことも当たり前で、2割くらいは好意的な人がいるのも当たり前で、っていうことをわかっていたら全員が嫌うことはないんですよ。でも、嫌う人はいますよって。そうしたら、いい意味で前も後も両方向ける感じがいいなって思います。
加賀:「前も後も両方向ける」って言ってくれる先輩って初めてですよ(笑)。
バイク:前だけ向いていたらしんどいからね。
加賀:素晴らしいですね。
加賀もおすすめするバイクの『BKBショートショート小説集 電話をしてるふり』(ヨシモトブックス)も絶賛発売中。
バイク川崎バイクの最新情報は、吉本興業の公式サイトまで。
J-WAVE『GURU GURU!』は、毎週月曜〜木曜の22時からオンエア。
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2025年2月3日28時59分まで
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番組情報
- GURU GURU!
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月・火・水・木曜22:00-24:00
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かが屋・加賀 翔