音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」
竹内まりや×生田絵梨花が対談。曲が生まれる場所はピアノの前よりも…楽曲制作を語る

竹内まりや×生田絵梨花が対談。曲が生まれる場所はピアノの前よりも…楽曲制作を語る

竹内まりやが、生田絵梨花がナビゲーターを務めるJ-WAVEの番組『Volkswagen DRIVING WITH YOU』にゲスト出演。地元島根の魅力や、新曲『歌を贈ろう』の制作エピソードを語った。

本番組は、生田がトークと音楽で、ドライブ気分、ホリディー気分をお届けするプログラムだ。竹内が登場したのは、9月8日(日)のオンエア。ポッドキャストでは、ラジオオンエアでは未公開のトークも配信している。

生まれ育った出雲大社の近くは「本当にいいところ」

今回、番組初となるゲストに竹内まりやが出演。竹内は生田が主演を務めるドラマ『素晴らしき哉、先生!』(ABCテレビ・テレビ朝日系)の主題歌『歌を贈ろう』を、8月28日にリリースしたばかりだ。

竹内:いくちゃん(生田のあだ名)、よろしくお願いします。楽しみにして来ました。

生田:この番組では毎週さまざまなスポットのドライブ情報、観光情報、グルメ情報をリスナーのみなさんとシェアしています。今週は竹内まりやさんが島根出身ということで、島根をドライブしていきたいと思います。リスナーからオススメをいただいております。

「竹内まりやさんのご実家の竹野屋旅館さんに二度泊まったことがあります。出雲は本当にいいところですね。出雲日御碕灯台も登ることができて嬉しかったのですが、7月の崖崩れで道路がまだ開通できていないそうです」

生田:まりやさんのご実家の近くは、どんなところですか?

竹内:お家から歩いて1分以内に出雲大社があるんですよ。私の小さい頃は出雲大社の境内を庭のようにして過ごしていました。今考えるとなんていいところに生まれたんだと思いますね。そのときそのときのお祭りは参加していましたし、拝みに行ったり。縁結びの神様の近くにずっと住んでいたから、いくちゃんとも会えたのかな。

生田:引き合わせてくださったんですね!

竹内:人々とのご縁が繋がるたびに感謝だなと思っています。あと、自然が綺麗で海も山もあるし、島根和牛、お魚、宍道湖のしじみ、海苔などおいしいものがたくさんあります。いいところに育ったなと思いますね(笑)。

生田:実は、私のお爺ちゃんが島根県出身なんです。

竹内:島根のどちらですか?

生田:安来市です。ただ、私は一度も行ったことがないんですよ。

竹内:安来には足立美術館があるんですけど、とてもいい場所です。安来節という民謡が生まれた土地でもありますね。

生田:音楽も有名なんですね。

竹内:まさかお爺ちゃんが島根出身なんて。やっぱりご縁があるのね。嬉しい!

出雲にはパワースポットが盛りだくさん

続けて、リスナーから寄せられた「神社」に関するメッセージを紹介した。

「私は島根県浜田市に住んでいます。オススメは神社巡りです。出雲大社をはじめ、和歌の誕生地である八重垣神社、日本最古の大社造である神魂神社がおよそ1時間内のドライブで参拝することができます」

竹内:八重垣神社も神魂神社も松江市にあるんですけど、私も大好きな神社です。松江に行くと私も巡りますね。

生田:まりやさんも神社巡りをされるんですね!

竹内:八重垣神社は本殿のうしろに池があるんですけど、占い用紙に10円玉など乗せて沈めるんですね。早く池に落ちたら早く縁結びができたり、素敵な人に巡り会えたりすると言われています。浮かべた紙には「東に良縁がある」といった文字が浮かびあがって、若い女性たちが集まる神社ですね。

生田:ロマンチックですね! 出雲は神々が集う場所と知られているそうですね。

竹内:神無月と言われる旧暦の10月は、出雲では神在月と呼ばれています。全国の神様が出雲に集合して、みなさんの縁結びを会議する期間なんですね。

生田:すごい。パワースポットなんですね。リスナーのみなさんもぜひ島根県に行ってみてください!

新曲『歌を贈ろう』の制作秘話

番組では、竹内の楽曲『歌を贈ろう』をオンエア。楽曲では生田がコーラスとして参加している。

竹内:いくちゃん、『素晴らしき哉、先生!』は本当に素晴らしいドラマだと思う。

生田:ありがとうございます!

竹内:いくちゃんの演技がすごくナチュラルなんですよ。第2話では最後のほうですごく長いセリフを喋っていましたけど、あれってテイク1で撮れるものなの?

生田:実はすっごく重ねました! 10ページぐらいのセリフ量を一発で撮るんですけど、最初は思うように感情がコネクトしなくって。昼の15時ぐらいから夜の20時ぐらいまで繰り返し撮りました。

竹内:本当!? あのシーンは感動しちゃって、泣きましたね。また、いいところでこの曲を流してくれるんですよ(笑)。

生田:そうなんです(笑)! このドラマのいいところでかかるんですよね。

竹内:この曲を書けてよかったなって思ったし、いくちゃんの演じる笹岡りお先生の背中を押してあげられている感じが私もして嬉しい。なおかつ、いくちゃんの声も入って一緒に歌えたし、MVにも出てくださって。ありがとうございます。嬉しかったです。

生田:まりやさんとはドラマがインする前にレコーディングでご一緒させていただきました。そのときに「りお先生を励ますような曲ができたら」とおっしゃってくださって。実際、私も撮影期間中に何度もこの曲を聴いてすごく励みになりました。

竹内:よかったです。監督さんとプロデューサーの方から「もうダメだと思っている方を励ますような歌にしてください」ということをおっしゃって、それで、りお先生を励ます歌にしようと思いました。私、普段曲を書くときってだいたい先にコード進行とかメロを考えて、そのあとに詞を当てはめていくんですね。だけど、今回ははっきりと、りお先生を励ます歌だって決まっていたから、2日ぐらいで書けたんですよ。

生田:ええ~! 早い!

竹内:最後に自分でデモを出したとき、「一緒に歌って」と歌っているから、「LaLaLaLa」以降は主人公である絵梨花ちゃんの声が入ったらいいなと思ったんです。スケジュール的に無理かもしれないと思ったんですけど、頼んでみたらすぐに来てくださったんですよね。

生田:もちろんです! それはもう、飛んでいきます。

竹内:ありがとうございました。三度上をハモってくれているんですよね。

生田:最初は同じメロディーだったんですけど、まりやさんが私の高い声を活かしたいと言ってくださって、急遽一緒に音を録ってくれたんですよね。

竹内:楽しいコラボができました。
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竹内まりや

生田のツアーライブを観た感想は「学びが多かった」

番組では、生田の楽曲『No one compares』がオンエアされた。楽曲は生田がコロナ禍のステイホーム期間中に初めて作詞・作曲を手掛けたものだ。

竹内:いい曲。初めて作った曲とは思えないよね。「比べられるものはない」というメッセージを伝えたいと思ってコロナ禍でメロディーを探して作ったの?

生田:はい。最初、1曲目は何について書いていいのかわからなかったんですね。それで、ノートに自分が大切に感じていることやものについて書いていこうと思ったら、けっこうネガティブなワードが出たんです。やっぱり比べちゃったりするからかな、という思いからだんだんと繋げていきました。

竹内:このタイトルにするのが素敵だなって思いました。

生田:私は現在全国ツアー中なのですが、先日のLINE CUBE SHIBUYAの公演にまりやさんが来てくださいました!

竹内:ど真ん中で見ましたよ(笑)。

生田:ステージからまりやさんの姿がバッチリと見えていました!

竹内:歌がうまいことやピアノが素敵なことはわかっていたので、それを生で観られた喜びはすごく大きかったです。私が何よりも感動したのは、いくちゃんが、今の思いとかファンをどういう風に大切に思っているとか、ちゃんと自分の言葉で伝えていたこと。素晴らしいなって思いました。

生田:そんなところまで覚えてくださっているんですね。アイドルを10年間やっていたのもあるし、今は独り立ちしてこうして音楽活動ができているのは、やっぱり応援してくださるファンの方がいるからなんですよね。

竹内:本当にそうですよね。

生田:頑張れるのもその方々がいるからですし、それを少しでも言葉にできたらなと思いました。

竹内:すごく伝わったよ。それがあっての『No one compares』だったり、かわいい踊りを披露したり。みんなで楽しくやろうよっていう思いが伝わりました。それは技術、努力に裏打ちされたパフォーマンスがあってさらに光るわけで。私にとってあのライブは学びが多かったです。

無心になれる場所だと作曲が捗る

生田は竹内に「どんな場所でどういう風に曲を作られますか?」と問いかけた。

竹内:(作曲は)ほとんどピアノです。ピアノに向かってさあ作ろうってときよりも、ピアノから離れているとき、特にシャンプーをしているときはすごく作れます。

生田:シャンプーをしているとき(笑)!?

竹内:シャンプーのときってすごく無になれるんですよね。そうすると今まで出てこなかったフレーズが出てくるから、慌てて出てiPhoneとかに録音して、あとで詞をつけます。

生田:へええ!

竹内:ちゃんと作ろうとしてピアノにいるときより、ウォーキングしたり散歩をしているときにも浮かぶ場合があります。

生田:おこがましいのですが、私もすごく共感できます。「さあ作るぞ」と朝からピアノに向かった日は全然作れなくて、もう無理だと思って洗濯機を眺めながらぼーっとしているときに曲が思い浮かんだんです。ピアノの前に急いで行って伴奏をつけていったのが『Laundry』という曲になりました。

竹内:やっぱりそうでしょ。リラックスしているときにメロディーはやってくるんだと思いますよ。

10年ぶりのアルバムに込めた思い

竹内は10月16日(水)、12枚目のオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースする。2014年の『TRAD』以来、10年ぶりのオリジナルアルバムのリリースとなった。

竹内:10年もあいてしまいましたけども、私の日々書き溜めた曲が集大成となり、18曲とたっぷり入っております。

生田:どんなアルバムになっていますか?

竹内:全部通しで聴いてみると、今の世の中の不安さを払拭したい思いが自分のなかに溜まっていたのでしょうね。小さな日々を慈しむ気持ちというか、1日1日を味わって大切にしていきたいなという思いから『Precious Days』にしました。歌でみなさんが癒されたり励まされたりしてほしいなって思いがすごく詰まりましたね。

生田:私、まりやさんの楽曲を聴きながら自分の写真を見返していると泣いちゃうんですよ。そのときは何気なく過ごしたけど、すごく尊い時間だったな、大切にしたいなって思いを曲とともに思えるんです。

竹内:この10年のあいだにはコロナ禍もあったし、普通に過ごせていることが全然普通じゃなくて。健康でいて、朝から夜まで仕事ができて、おいしいご飯を食べられるってことがどれだけありがたくて尊いかってことをしみじみと感じた10年でもありました。そんなことを歌に込めて、今回のアルバムはできたかなと思っています。

生田:新しいアルバムを楽しみにしております!

竹内まりやの最新情報は、公式サイトまで。
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日曜日のお昼にぴったりのグッドミュージックでリスナーの気分に寄り添う『Volkswagen DRIVING WITH YOU』の放送は毎週日曜日の正午から。

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2024年9月15日28時59分まで

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番組情報
Volkswagen DRIVING WITH YOU
毎週日曜日
12:00-13:00