PEDRO アユニ・Dが「救われっぱなし」の音楽は？ 上京当時の思い出も語る

PEDROのアユニ・D（Vo/Ba）が、「上京当時に住んでいた三軒茶屋」をテーマに曲をセレクトした。

アユニ・Dが登場したのは、9月21日（木）に放送されたJ-WAVEの番組『GRAND MARQUEE』（ナビゲーター：タカノシンヤ、Celeina Ann）のワンコーナー「RADIO ENSEMBLE」。東京のある街、ある商店街、ある路線……セレクターたちが東京のある場面をイメージした選曲をお届けするコーナーだ。

三軒茶屋から東京暮らしが始まった

北海道出身のアユニ・D。上京してはじめて一人暮らしをした街は三軒茶屋だったという。

アユニ・D：2、3年住みましたかね。右も左もわからないあの頃に、東京というキラキラ輝いている街の代表が、私にとっては三茶でした。

1曲目の選曲は、はっぴいえんどの『風をあつめて』。



アユニ・D：上京初日に一人暮らしするのが怖すぎて、お父さんが一緒に何泊か泊まりにきてくれたんですよ。私のお父さんがはっぴいえんどとビートルズが大好きで。小さい頃から、お父さんがレコードで聴いているのを見て育ちました。六畳一間、カーテンもなければベッドも布団もなくって、お父さんとふたりで上着を枕にして寝た記憶があります。窓からさす夕焼けがすごく綺麗でした。はっぴいえんどの『風をあつめて』を聴くと、当時の景色、匂い、空気が鮮明に思い出されるんですよね。

アユニ・Dはバクバクドキンの『怪造人間』をセレクト。



アユニ・D：東京って人が多いぶん、いろんな人がいるじゃないですか。そんななか、ちょっと道に躓いただけで泣きそうになっちゃうときが多々あったんですね。『怪造人間』を聴くと「私は怪造人間だ。大丈夫だ。強い。誰にも負けないぞ」という気持ちになるんですよねえ。脳内でそんな妄想をしながら聴いていた曲です。

続けての選曲は、CHEESE CAKEの『音の無い世界のうさぎ』だ。



アユニ・D：私はつい先日までBiSHという6人組で活動しておりまして、BiSHのメンバーになるオーディションのときに歌った歌です。上京のきっかけでもあるBiSHなので、このテーマには欠かせない曲だと思いました。思い入れのある楽曲です。

4曲目に選ばれたのは、コンテンポラリーな生活の『東京殺法』。



アユニ・D：街と音楽という、自分にしかない記憶と、自分のなかでしか感じたことのない音楽の感覚みたいなのを結びつけるというのは、やっぱり特別ですよね。作り手には想像できないような聴き方ができると思うので、音楽って楽しみ方が無限大だなと改めて思います。

そして、最後に選んだのは？



アユニ・D：この時間の最後にお送りするのは、ナンバーガールの『MANGA SICK』。ギターの音が日本刀のようで、ランキング上位に入るぐらい好きな曲です。私が上京して音楽を好きになったきっかけ。現在の私の音楽の原点であり頂点であるバンドはナンバーガールですね。田渕ひさ子さんのギターに、この8年間救われっぱなしです。カッコいい！

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PEDROの最新情報は、公式サイトまで。

東京のある街、ある商店街、ある路線。セレクターたちが東京のある場面をイメージした選曲をお届けするコーナー「RADIO ENSEMBLE」の放送は、毎週月曜日から木曜日の17時台から。