『呪術廻戦』などで活躍する榎木淳弥、声優人生を変えた先輩とは？

声優の榎木淳弥が、人生に影響を与えた出会いについて語り、おすすめの楽曲を紹介した。

榎木が登場したのは『STEP ONE』のワンコーナー「LISTEN AND LEARN」（ナビゲーター：サッシャ、ノイハウス萌菜）。ここでは9月11日（月）のオンエア内容をテキストで紹介する。

【radikoで聴く】
11日（月）OA分：https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20230911094026
12日（火）OA分：https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20230912093620
13日（水）OA分：https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20230913093526
14日（木）OA分：https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20230914093358
※それぞれ再生期限はオンエアの一週間後まで。

声優人生の師匠的存在

人気アニメ『呪術廻戦』の主人公・虎杖悠仁役をはじめ、『東京卍リベンジャーズ』や『イカゲーム』など、話題のアニメやドラマに吹き替えを含め多数出演する榎木。

そんな榎木の人生に影響を与えたのは、アニメ『ゴールデンカムイ』の主人公・杉元佐一などを演じる声優・小林親弘との出会いだという。

榎木：出会った頃、僕はわりと新人くらいで、自分の演技の方向性があまり定まっていなくて。元々、なんとなく実写の俳優を目指していたものですから、アニメの演技よりもそっちのほうが好きで、「俳優寄りの演技を声優でもやっていきたいな」と思っていたんですけど、なかなかうまくいかずに、うだつの上がらない声優人生でした。親弘さんと出会ってから、「こういう風に演技をやればいいんだ」「声優でもリアルな芝居をできるんだ」っていうのがなんとなくわかって。2人でお話ししているときにも「こういう風にやりたいんだけど、できないんですよ」っていっていたら「全然やっちゃっていいと思うよ」みたいなことを言っていただいて、そこからアニメのオーディションがガンガン決まるようになったので、僕の声優人生の師匠みたいな感じの方です。

サッシャ：小林さんも榎木さんと同じく俳優としてキャリアをスタートされています。確かに『ゴールデンカムイ』の杉本も朴訥（ぼくとつ）とした演技というか、俳優らしいまたちょっと違う感じがあって、そういうのもロールモデルになっているということなんでしょうかね。

ノイハウス：面白いですね。

止められない恋の未来を描く、少年少女の物語

榎木には毎日楽曲も選んでもらう。この日選曲したのは、米津玄師『地球儀』。宮崎駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』の主題歌として書き下ろした1曲だ。



榎木：いま話題のジブリ映画『君たちはどう生きるか』、観てきたんですけど、すごく感動しちゃって、僕、久々に映画館で泣いたんですよ。なので、今日は米津玄師さんを選ばせていただきました。

ノイハウス：これ聴くと、いろいろ思い返しちゃいますね。映画を観た方はきっと同じ思いでしょうね。

サッシャ：感動の瞬間がいろいろありますもんね。

そんな榎木が出演するアニメーション映画『アリスとテレスのまぼろし工場』が、9月15日（金）から全国公開される。榎木は主人公・菊入正宗役を演じる。 榎木：突然起こった製鉄所の爆発事故によりすべての出口を失い、時まで止まってしまった街が舞台です。「いつか元に戻れるように」と、何も変えてはいけないルールができてしまった変化を禁じられた世界で、止められない恋する衝動を武器に、未来へともがく少年少女の物語です。『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などの脚本家であり、監督デビュー作となった『さよならの朝に約束の花をかざろう』で国内外から高い評価を得た、岡田麿里監督の最新作です。中島みゆきさんが初めてアニメーション映画の主題歌を書き下ろした楽曲『心音（しんおん）』も必聴です。ぜひご覧ください。

J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「LISTEN AND LEARN」では、さまざまな業界のトップランナーが、これまでの経験から得た学びをシェアする。放送は月曜～木曜の9時35分ごろから。