中村佳穂が、金沢やヨーロッパを旅行した際のエピソードなどを語った。
中村が出演したのはJ-WAVEで放送された『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。オンエアは8月6日(日)。
クリス:今年の夏は観測史上最も暑い夏と言われています。夏は得意な人ですか?
中村:昼、一切(外に)出られなくなっちゃって。
クリス:半端ないですよね。
中村:夜に散歩する感じです。
クリス:僕も先週はフジロックフェスティバルに行っていたんですけど、フジロックの苗場でさえ30度以上ですからね。
中村:えー! 本当ですか。
【関連記事】フジロックの生みの親・日高正博氏×クリス・ペプラー、現地で暑さを語る
クリス:むちゃくちゃ暑かったです。暑さを乗り越えるため、先ほど「昼間は外に出ない」と言っていましたが、なにかやっていることはありますか? 食べるものとか暑さしのぎのなにか、体力アップするとか。
中村:涼しくなるもの、トマトとかキュウリとかミントとか、最近食べ物で涼しさをとっているような気がします。
クリス:なるほどね。ミントはどうやって?
中村:今日はジュースにして飲んでいました。
クリス:ミントにはなにを入れるんですか?
中村:ミントとレモンとライムとかキウイを入れてジューサーで。そういうのはすごく元気になります。
クリス:清涼感ありますね。僕もミントが大好きでサラダに入れたりしています。
クリス:(リターナブル瓶は)瓶を回収して使う、循環させることで環境への負荷を減らそうという取り組みです。中村さんはそういうことをやっていますか?
中村:なるべくごみが出ないような、荷物を少なくするのが好きでなんです。ペットボトルというよりは水筒を持って歩いたり、服とかも1着買うと1着誰かにあげるクセがあります。
クリス:じゃあ身軽で。ものにあまり執着がない?
中村:ないですね。
クリス:昔からですか?
中村:さらに拍車がかかっている気がします。大事なものがあったら“割って”、その欠片だけを持っています。
クリス:どういうこと?
中村:服とかでも、長そでを半そでにしちゃって一部をお守りみたいに自分で小さくして。
クリス:本当に好きなものは持っておくと。
中村:一部だけにして、それをずっとミサンガみたいにしたりして身につけて。あとは人にあげてしまう。
クリス:それはすごく賢い。僕は全然断捨離できないタイプなので、どんどん増えていくのでどうやって減らそうかと。でもそれはいいですね。面影みたいなものがあればいいと。
中村:思い出せるので。本体は1個持っていて、誰かに会ったら「これいる?」ってあげちゃう。
クリス:小さいころから身軽なわけですね。機材に対してもそうですか?
中村:私は家にピアノを置いてないんです。
クリス:置いてないの!? じゃあどうやって作曲しているんですか?
中村:作曲しようとなったときに誰かの家に行く(笑)。
クリス:アイデアが沸いたらどうするの?
中村:どうしようもなくなったらスタジオに行くんですけど、大体メロディはボイスメモで録ったらあとは普通にすごし、人にものをあげています(笑)。
クリス:それで友だちの家で「ちょっと借りていい?」って弾きながらメロディにコードをつけていくっていう感じなんだ。
中村:「最近こんなの考えていて」って弾いて、そこから曲を作ったりしています。
クリス:ピアノとか練習しないの?
中村:「したほうがいい」って10年間ぐらい思っています(笑)。先ほど(番組内でジャズピアニストの)上原ひろみちゃんのお話していましたが、彼女とかとご一緒したら「練習しておけばよかった」ってメチャクチャ思う。
クリス:あの人は練習の鬼ですからね。その2人が連弾したわけですもんね。
中村:はい。練習しようって思いました(笑)。
クリス:ある種、対極同士が絡むというのはすごく面白いのかもしれません。
中村:そうだったらいいんですけど(笑)。
中村:金沢21世紀美術館に行こうと思って。働いてらっしゃる方と仲よくなって、一緒に展示を探検しました。
クリス:僕も金沢はすごく好きで、21世紀美術館もすごく大好きな美術館のひとつです。金沢は食もおいしいですしね。
中村:本当に楽しかったです。いいスポットだなと。宿も思ったより安い値段でいいホテルに泊まれて、ギャラリーもたくさんあって楽しかったです。
クリス:いろいろなものがありますよね。その前は5月にヨーロッパに、これもオフで行かれたんですか?
中村:前半はライブで誘っていただいてライブをしていたんですが、後半はバックパックで1人で1週間ぐらい旅していました。
クリス:知らない国でのバックパックは平気なんですか?
中村:意外と平気でした。
クリス:どこに行ったんですか?
中村:ドイツのベルリンと、オランダのアムステルダムに。
クリス:お友だちとかできました?
中村:事前に行くと言ったら紹介してもらって、初めて会う人もいて。現代音楽の方の家に泊めていただいたんです。日本人のピアニストだったんですが、アムステルダムに30年ぐらい住んでらっしゃる方で。その方の住み方は日本と全然違いました。
クリス:どんな住み方をしているんですか?
中村:ピアノ2台を部屋に置いていて、あとは部屋にものがほとんどなくて美術作品が置いてあるだけなんです。
クリス:ものを持たない中村さんとしてはピッタリじゃないですか。
中村:確かに。「佳穂ちゃん美術館何時に行く?」と訊かれて「11時ぐらい」と言ったら「自転車貸すから。それまで朝8時ぐらいから一緒にピアノを弾こう」と言われて、朝の8時からピアノを連弾して、そのまま出かけて行ってみたいな。アートが生活に身近な人の生活で、それがかなり豊かな生活だったのですごく刺激的でした。
クリス:日本だと「この時間はこうだ」と区分けしますよね。ですけど、その方の住み方は融合しているというか。
中村:「夕飯食べたらピアノ弾こう」ぐらいのテンションでずっと住み続けてらっしゃるというのを聞いて、すごく憧れるなと思いました。
クリス:1日中、朝起きてから寝るまでクリエイティブという。
中村:あとはスカフィン(リターナブル瓶について傷)を初めて見ました。ドイツとかオランダにはリターナブル瓶がたくさんあって、スーパーにも回収ボックスが必ずあって大体瓶には傷がついていました。
クリス:日本はスカフィンないんですか?
中村:あまり見ないですね。
クリス:音楽を作られるとき、旅行に行くと自分の作品作りの糧になると思います。海外や金沢に行かれて作品はできましたか?
中村:ボイスメモは普段から録りためているので、たぶん1000個とかあるんです。その欠片は今回の旅でもたまりました。日差しの種類がまったく違って、金沢は曇りが多い土地なんです。21世紀美術館も「そもそも日光が入る設定じゃない作り方をしている」と教えてもらって。だから光の入り方が絶妙なんです。
クリス:窓がかなり多いですよね。
中村:なにか作るために行っているわけではないんですが、曲を弾いているときにそういう「光の加減」とかを思い出します。それを詞やメロディにふと入れることがあるので「行ってよかったな」と、作っている途中に思います。
中村の最新情報は、公式サイトまで。
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。
中村が出演したのはJ-WAVEで放送された『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。オンエアは8月6日(日)。
食べ物で涼しさを感じて過ごす夏
中村は『TOKIO HOT 100』には2022年3月以来、およそ1年半ぶりの出演。そんな中村に「夏のすごし方」について尋ねた。クリス:今年の夏は観測史上最も暑い夏と言われています。夏は得意な人ですか?
中村:昼、一切(外に)出られなくなっちゃって。
クリス:半端ないですよね。
中村:夜に散歩する感じです。
クリス:僕も先週はフジロックフェスティバルに行っていたんですけど、フジロックの苗場でさえ30度以上ですからね。
中村:えー! 本当ですか。
【関連記事】フジロックの生みの親・日高正博氏×クリス・ペプラー、現地で暑さを語る
クリス:むちゃくちゃ暑かったです。暑さを乗り越えるため、先ほど「昼間は外に出ない」と言っていましたが、なにかやっていることはありますか? 食べるものとか暑さしのぎのなにか、体力アップするとか。
中村:涼しくなるもの、トマトとかキュウリとかミントとか、最近食べ物で涼しさをとっているような気がします。
クリス:なるほどね。ミントはどうやって?
中村:今日はジュースにして飲んでいました。
クリス:ミントにはなにを入れるんですか?
中村:ミントとレモンとライムとかキウイを入れてジューサーで。そういうのはすごく元気になります。
クリス:清涼感ありますね。僕もミントが大好きでサラダに入れたりしています。
服は1着買ったら1着は人にあげる
中村は7月に新曲『スカフィンのうた』をリリース。この曲は「ポカリスエット リターナブル瓶」のウェブ動画のために書き下ろしたもの。そこでクリスは環境に関する質問を投げかけた。クリス:(リターナブル瓶は)瓶を回収して使う、循環させることで環境への負荷を減らそうという取り組みです。中村さんはそういうことをやっていますか?
中村:なるべくごみが出ないような、荷物を少なくするのが好きでなんです。ペットボトルというよりは水筒を持って歩いたり、服とかも1着買うと1着誰かにあげるクセがあります。
クリス:じゃあ身軽で。ものにあまり執着がない?
中村:ないですね。
クリス:昔からですか?
中村:さらに拍車がかかっている気がします。大事なものがあったら“割って”、その欠片だけを持っています。
クリス:どういうこと?
中村:服とかでも、長そでを半そでにしちゃって一部をお守りみたいに自分で小さくして。
クリス:本当に好きなものは持っておくと。
中村:一部だけにして、それをずっとミサンガみたいにしたりして身につけて。あとは人にあげてしまう。
クリス:それはすごく賢い。僕は全然断捨離できないタイプなので、どんどん増えていくのでどうやって減らそうかと。でもそれはいいですね。面影みたいなものがあればいいと。
中村:思い出せるので。本体は1個持っていて、誰かに会ったら「これいる?」ってあげちゃう。
クリス:小さいころから身軽なわけですね。機材に対してもそうですか?
中村:私は家にピアノを置いてないんです。
クリス:置いてないの!? じゃあどうやって作曲しているんですか?
中村:作曲しようとなったときに誰かの家に行く(笑)。
クリス:アイデアが沸いたらどうするの?
中村:どうしようもなくなったらスタジオに行くんですけど、大体メロディはボイスメモで録ったらあとは普通にすごし、人にものをあげています(笑)。
クリス:それで友だちの家で「ちょっと借りていい?」って弾きながらメロディにコードをつけていくっていう感じなんだ。
中村:「最近こんなの考えていて」って弾いて、そこから曲を作ったりしています。
クリス:ピアノとか練習しないの?
中村:「したほうがいい」って10年間ぐらい思っています(笑)。先ほど(番組内でジャズピアニストの)上原ひろみちゃんのお話していましたが、彼女とかとご一緒したら「練習しておけばよかった」ってメチャクチャ思う。
クリス:あの人は練習の鬼ですからね。その2人が連弾したわけですもんね。
中村:はい。練習しようって思いました(笑)。
クリス:ある種、対極同士が絡むというのはすごく面白いのかもしれません。
中村:そうだったらいいんですけど(笑)。
金沢、ヨーロッパ…旅行を満喫
以前クリスに「旅行好き」と語っていたという中村。最近も金沢やヨーロッパに足を運んだのだとか。中村:金沢21世紀美術館に行こうと思って。働いてらっしゃる方と仲よくなって、一緒に展示を探検しました。
クリス:僕も金沢はすごく好きで、21世紀美術館もすごく大好きな美術館のひとつです。金沢は食もおいしいですしね。
中村:本当に楽しかったです。いいスポットだなと。宿も思ったより安い値段でいいホテルに泊まれて、ギャラリーもたくさんあって楽しかったです。
クリス:いろいろなものがありますよね。その前は5月にヨーロッパに、これもオフで行かれたんですか?
中村:前半はライブで誘っていただいてライブをしていたんですが、後半はバックパックで1人で1週間ぐらい旅していました。
クリス:知らない国でのバックパックは平気なんですか?
中村:意外と平気でした。
クリス:どこに行ったんですか?
中村:ドイツのベルリンと、オランダのアムステルダムに。
クリス:お友だちとかできました?
中村:事前に行くと言ったら紹介してもらって、初めて会う人もいて。現代音楽の方の家に泊めていただいたんです。日本人のピアニストだったんですが、アムステルダムに30年ぐらい住んでらっしゃる方で。その方の住み方は日本と全然違いました。
クリス:どんな住み方をしているんですか?
中村:ピアノ2台を部屋に置いていて、あとは部屋にものがほとんどなくて美術作品が置いてあるだけなんです。
クリス:ものを持たない中村さんとしてはピッタリじゃないですか。
中村:確かに。「佳穂ちゃん美術館何時に行く?」と訊かれて「11時ぐらい」と言ったら「自転車貸すから。それまで朝8時ぐらいから一緒にピアノを弾こう」と言われて、朝の8時からピアノを連弾して、そのまま出かけて行ってみたいな。アートが生活に身近な人の生活で、それがかなり豊かな生活だったのですごく刺激的でした。
クリス:日本だと「この時間はこうだ」と区分けしますよね。ですけど、その方の住み方は融合しているというか。
中村:「夕飯食べたらピアノ弾こう」ぐらいのテンションでずっと住み続けてらっしゃるというのを聞いて、すごく憧れるなと思いました。
クリス:1日中、朝起きてから寝るまでクリエイティブという。
中村:あとはスカフィン(リターナブル瓶について傷)を初めて見ました。ドイツとかオランダにはリターナブル瓶がたくさんあって、スーパーにも回収ボックスが必ずあって大体瓶には傷がついていました。
クリス:日本はスカフィンないんですか?
中村:あまり見ないですね。
クリス:音楽を作られるとき、旅行に行くと自分の作品作りの糧になると思います。海外や金沢に行かれて作品はできましたか?
中村:ボイスメモは普段から録りためているので、たぶん1000個とかあるんです。その欠片は今回の旅でもたまりました。日差しの種類がまったく違って、金沢は曇りが多い土地なんです。21世紀美術館も「そもそも日光が入る設定じゃない作り方をしている」と教えてもらって。だから光の入り方が絶妙なんです。
クリス:窓がかなり多いですよね。
中村:なにか作るために行っているわけではないんですが、曲を弾いているときにそういう「光の加減」とかを思い出します。それを詞やメロディにふと入れることがあるので「行ってよかったな」と、作っている途中に思います。
中村の最新情報は、公式サイトまで。
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。
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