YOASOBIのボーカル、ikura(幾田りら)のボイストレーナーで、自身もシンガーとして活躍中の花れんが、人生に影響を与えた出会いについて語り、おすすめの楽曲を紹介した。
花れんが登場したのは『STEP ONE』のワンコーナー「LISTEN AND LEARN」(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)。ここでは7月18日(火)のオンエア内容をテキストで紹介する。
【radikoで聴く】
18日(火)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20230718093536
19日(水)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20230719093645
20日(木)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20230720093525
※それぞれ再生期限はオンエアの一週間後まで。
【関連記事】ジャズピアノの巨匠、チック・コリア氏が死去。小曽根 真が「1分の会話」で教わったことを明かす
花れん:私の夫であるピアニスト・扇谷研人が先にアメリカとチックさんと出会い、そのあとに私もお付き合いをさせていただきました。お会いするたびに軽やかさをまとっていくおふたりを見て、「年を重ねるって素敵だな」「楽しみだな」って思わせていただきました。何者でもない私たち夫婦にすごくよくしてくださって、4人だけでお話したりお食事したり、いろんなことを勝手にこっちが学ばせていただきました。チックさんがいつも口にしていたのが、「Keep creating, Be happy」っていう言葉だったんですけど、これは音楽はもちろんなんですけど、それ以外の人間関係に関してもチックさんはそうされているなっていうのを、すごく感じました。音楽に関してはいつも「プレゼントタイムにいなさい」と言っていて。音楽って流れていっちゃうじゃないですか。たとえば、「あそこ失敗しちゃった」って思った瞬間って、もう過去にいるんですよね。なので現時点、今を生きなさいっていうことを教えてもらいました。ずっと軽やかな生命力があふれているような人で、チックさんって全然疲れないんですよ。なので、過去に生きていない人、今を生きている人って疲れないのかなっていうのは、チックさんを見て思ったことでしたね。そして、すごく自然体な方です。
花れん:チックさんとゲイルさんの関係性はすごく素敵で、ピアニストとボーカリストっていう点では私たち夫婦と一緒なので、すごく参考になるというか、「こういうふうに関係性を築いていくといいんだな」って思ったんですけど。日本には「親しきなかにも礼儀あり」という言葉がありますが、それにプラスしていい関係性を作り続けているっていうイメージがあります。夫婦になったからといって、ずっとその関係性が保証されているわけじゃないじゃないですか。なので「お互いが相手を尊重して、いいコミュニケーションを心がけている」っていうのはおっしゃっていました。いつだったか、チックさんが「僕たちの関係性は、昔よりもずっと素敵なものになっていてね、いまはとても幸せだよ」って言ってくださったんですよ。もう何十年も一緒にいる方とすごくフレッシュな関係を保てていることがとても素敵で、たとえば何百回も何千回もしてきた会話もすごく自然でフレッシュだなって、マンネリっていう言葉が当てはまらない方たちだなって、私たち夫婦も実践しています。
ノイハウス:素敵だなぁ。聞き入っちゃいましたね。
サッシャ:夫婦でいながらいつまでもフレッシュで、昔よりもずっと素敵なものになっているって言えるって、すごいことですね。
ノイハウス:夫婦もそうだし、友だちの関係とかも常にアップデートしていくって、なかなか忘れちゃいますよね。
サッシャ:そうですよね。それこそマンネリというかルーティンになっちゃうところを……。映画のなかかよって思いますけどね。
ノイハウス:キラキラ感が半端ない。素敵だなぁ。
サッシャ:でも、誰に対しても分け隔てなく接しているっていう姿勢が、夫婦関係にもすごく表れているんだなって思いますね。学ぶことだらけですね。
花れんには毎日楽曲も選んでもらう。この日選曲したのは、Diana Krall『I Don't Know Enough About You』。1997年リリースのアルバム『Love Scenes』に収録されている1曲だ。
花れん:若い頃はジャズをたくさん歌っていたんですけど、その頃によく聴いていた曲です。Diana Krallはピアノを弾き語るタイプなんですが、こんなにもゴーストノートの聴こえるピアノを弾きながら、こんなにもグルーヴして、そしてリラックスした歌が歌えるということに当時ものすごく衝撃を受けました。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「LISTEN AND LEARN」では、さまざまな業界のトップランナーが、これまでの経験から得た学びをシェアする。放送は月曜~木曜の9時35分ごろから。
花れんが登場したのは『STEP ONE』のワンコーナー「LISTEN AND LEARN」(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)。ここでは7月18日(火)のオンエア内容をテキストで紹介する。
【radikoで聴く】
18日(火)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20230718093536
19日(水)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20230719093645
20日(木)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20230720093525
※それぞれ再生期限はオンエアの一週間後まで。
今を生きる人は「疲れない」?
花れんは、先日行われたYOASOBIツアーにも同行し、人気絶頂のikuraを裏で支えるキーパーソン的存在だ。そんな花れんが学びを得た人物は、2021年に逝去したジャズ界の巨匠チック・コリアと、妻のゲイル・モランだという。【関連記事】ジャズピアノの巨匠、チック・コリア氏が死去。小曽根 真が「1分の会話」で教わったことを明かす
花れん:私の夫であるピアニスト・扇谷研人が先にアメリカとチックさんと出会い、そのあとに私もお付き合いをさせていただきました。お会いするたびに軽やかさをまとっていくおふたりを見て、「年を重ねるって素敵だな」「楽しみだな」って思わせていただきました。何者でもない私たち夫婦にすごくよくしてくださって、4人だけでお話したりお食事したり、いろんなことを勝手にこっちが学ばせていただきました。チックさんがいつも口にしていたのが、「Keep creating, Be happy」っていう言葉だったんですけど、これは音楽はもちろんなんですけど、それ以外の人間関係に関してもチックさんはそうされているなっていうのを、すごく感じました。音楽に関してはいつも「プレゼントタイムにいなさい」と言っていて。音楽って流れていっちゃうじゃないですか。たとえば、「あそこ失敗しちゃった」って思った瞬間って、もう過去にいるんですよね。なので現時点、今を生きなさいっていうことを教えてもらいました。ずっと軽やかな生命力があふれているような人で、チックさんって全然疲れないんですよ。なので、過去に生きていない人、今を生きている人って疲れないのかなっていうのは、チックさんを見て思ったことでしたね。そして、すごく自然体な方です。
自然体でフレッシュな関係性に憧れて
人生を通して、花れん夫婦にさまざまな「学び」を与えてくれたチック・コリア。人生のパートナーである妻のゲイル・モランとの関係性からも、得ることがあったという。花れん:チックさんとゲイルさんの関係性はすごく素敵で、ピアニストとボーカリストっていう点では私たち夫婦と一緒なので、すごく参考になるというか、「こういうふうに関係性を築いていくといいんだな」って思ったんですけど。日本には「親しきなかにも礼儀あり」という言葉がありますが、それにプラスしていい関係性を作り続けているっていうイメージがあります。夫婦になったからといって、ずっとその関係性が保証されているわけじゃないじゃないですか。なので「お互いが相手を尊重して、いいコミュニケーションを心がけている」っていうのはおっしゃっていました。いつだったか、チックさんが「僕たちの関係性は、昔よりもずっと素敵なものになっていてね、いまはとても幸せだよ」って言ってくださったんですよ。もう何十年も一緒にいる方とすごくフレッシュな関係を保てていることがとても素敵で、たとえば何百回も何千回もしてきた会話もすごく自然でフレッシュだなって、マンネリっていう言葉が当てはまらない方たちだなって、私たち夫婦も実践しています。
ノイハウス:素敵だなぁ。聞き入っちゃいましたね。
サッシャ:夫婦でいながらいつまでもフレッシュで、昔よりもずっと素敵なものになっているって言えるって、すごいことですね。
ノイハウス:夫婦もそうだし、友だちの関係とかも常にアップデートしていくって、なかなか忘れちゃいますよね。
サッシャ:そうですよね。それこそマンネリというかルーティンになっちゃうところを……。映画のなかかよって思いますけどね。
ノイハウス:キラキラ感が半端ない。素敵だなぁ。
サッシャ:でも、誰に対しても分け隔てなく接しているっていう姿勢が、夫婦関係にもすごく表れているんだなって思いますね。学ぶことだらけですね。
花れんには毎日楽曲も選んでもらう。この日選曲したのは、Diana Krall『I Don't Know Enough About You』。1997年リリースのアルバム『Love Scenes』に収録されている1曲だ。
花れん:若い頃はジャズをたくさん歌っていたんですけど、その頃によく聴いていた曲です。Diana Krallはピアノを弾き語るタイプなんですが、こんなにもゴーストノートの聴こえるピアノを弾きながら、こんなにもグルーヴして、そしてリラックスした歌が歌えるということに当時ものすごく衝撃を受けました。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「LISTEN AND LEARN」では、さまざまな業界のトップランナーが、これまでの経験から得た学びをシェアする。放送は月曜~木曜の9時35分ごろから。
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2023年7月25日28時59分まで
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番組情報
- STEP ONE
-
月・火・水・木曜9:00-13:00
-
サッシャ、ノイハウス萌菜