生活者一人ひとりのアクションで温室効果ガスの排出量を削減し、脱炭素社会実現を推進することを目的として、博報堂と三井物産が手掛ける共創型プラットフォーム「Earth hacks」。
サッシャと日替わりパートナーがナビゲーターを務めるJ-WAVE『STEP ONE』のコーナー「CHEER UP WORKERS」では毎週木曜日、同曜日のパートナー・世良マリカとともに、「Earth hacks」の理念に賛同した企業の担当者に電話を繋ぎ、エシカルな商品やサービスをPRしてもらうコラボレーション企画をお届けしていたが、3月30日(木)をもって最終回を迎えた。
ここでは、改めて「Earth hacks」とは何なのか、そして、CO2削減率を表す「デカボスコア」はどのような経緯から発明されたのかについて、三井物産担当者が解説した最終回の模様をテキストにて紹介していく。
【これまでの記事一覧】
サッシャ:長い間、「Earth hacks」のコラボレーションにご尽力いただき、ありがとうございました!
飛知和:こちらこそありがとうございました! 私もいちリスナーとして楽しく事業者さまのお話を拝聴させていただいておりました。
世良:本日はどんなことをご紹介いただけるのでしょうか?
飛知和:今回は三井物産と広告会社の博報堂が共同で行っている「Earth hacks」というプロジェクトのメンバーとしてお話させていただきます。これまで、Earth hacksに参加している事業者さまにご出演いただいていたのですが、最終回ということで、改めてEarth hacksとは何か、デカボスコア開発の経緯などについてお話しできればと思っています。
サッシャ:わかりました。では、順を追ってうかがっていきます。まずは、Earth hacksについて改めて教えてください。
飛知和:はい。Earth hacksは、Z世代を中心とする脱炭素に関心がある方、まだよく知らないという方に対し、今日から無理なく取り入れられて、しかも、脱炭素に貢献できる商品やアイデアを紹介するプロジェクトです。インスタグラムやWebサイト、イベントなどの機会を通し、デザインがおしゃれだったり、味がおいしかったりすることに加え、脱炭素にも貢献できる商品を紹介しています。
世良:これまでこのコーナーでは、「Earth hacks」に参画している事業者さんのさまざまな商品を紹介させていただきましたが、仮に何か際立った特徴があるというわけではなくても、おいしくてデザインがよく、かつ脱炭素にも貢献できるというのは、すごく魅力的だなと感じていました。
飛知和:ありがとうございます!
飛知和:Earth hacksにおける特徴の一つとして、「デカボスコア」と呼ばれる数字が商品に付いていることが挙げられます。デカボというのは、デカボナイゼーション(=Decarbonization)の略称で、日本語で「脱炭素」を意味する言葉です。ある商品が従来型の商品に比べてどのくらいのCO2を削減しているのか、つまり「脱炭素に貢献しているのか」を表しています。
サッシャ:ご出演いただいた事業者の皆さんにデカボスコアをうかがうと「〇%オフです」とおっしゃっていましたが、この言い方にも何か理由があったのでしょうか?
飛知和:理由としては、大きく二つあります。まず、気候変動の分野において国が掲げている有名なゴールの一つに「2030年までに、温室効果ガスを2013年度比で46%減らす」というものがあります。この最終的なゴールと同様の表現にしているというのが、一つ目のポイントです。
サッシャ:なるほど。
飛知和:二つ目のポイントは、「%オフ」の表示が、特にお買い物をする場面において相性がいいという点です。たとえば、「これは500kcalのお菓子です」と言われると、ちょっとカロリーが高いな、という気がしますが、「この商品は500gCO2e出しています」と言われても、そのボリュームがどれほどのものなのか、いまいちイメージしにくいかと思います。
一方で、「糖質〇%オフ」といったように、%で伝えると少し想像しやすくなりますよね。あとは、セールの時などに「〇円引きです」というより、「%オフです」といった売り手と買い手のコミュニケーションがよく行われているのかなと。
サッシャ:たしかに。ご出演いただいた事業者さんは「この商品を展開することでデカボスコアが50%オフになるんです」とお話しされていましたが、「半分のCO2排出量で済むんだ」とイメージしやすかった記憶があります。
飛知和:そうおっしゃっていただけて、よかったです!
飛知和:最初は雑貨・お洋服・家具などが中心だったのですが、最近では食べ物やサービスにまで広がっています。たとえば、以前このコーナーにもご出演いただいたクラフトジンの製造を行う会社「エシカル・スピリッツ」さんが作っている、余ってしまった酒粕を蒸溜したクラフトジンのデカボスコアは21%であったり。あとは、日本航空(JAL)さんが取り組まれているA350という最新鋭機材で沖縄に飛ぶと、デカボスコアが15%といった実例があります。デカボスコアを付けた商品の最新情報はEarth hacksのインスタグラムでご確認いただけるので、ぜひフォローいただきたいなと思います!
【関連記事】酒粕やホタテの貝殻がジンに変わる!? 環境にも配慮した逸品
【関連記事】飛行機の搭乗口に5分早く到着すると、CO2削減につながる! その理由とは
サッシャ:同じような商品を使ったり、食べたりするんだったら、デカボスコアの高いものを選べば、CO2排出量の削減に貢献できると。地球環境のことを考えた商品選びのヒントになりますよね。
世良:いいことをした気になりますよね。
サッシャ:いや、本当にそうですよ。このコーナーで大変お世話になりましたけど、Earth hacksのインスタグラムを引き続き応援していきたいと思います。飛知和さん、本当にありがとうございました!
飛知和:はい!半年間ありがとうございました!
プロダクトであればデザインがおしゃれで、フードであれば味が良好、購入すれば地球環境にちょっぴりいいことをした気になれる「Earth hacks」の商品・サービス。気になる方はぜひチェックしてみては。
【これまでの記事一覧】
Earth hacksの詳細は、公式サイトやInstagramまで。
・Earth hacks公式サイト
https://earthhacks.jp/
・Earth hacks公式Instagram
https://www.instagram.com/earthhacks.jp
J-WAVEの番組『STEP ONE』のワンコーナー「CHEER UP WORKERS」は、月曜~木曜の11時45分~11時50分にオンエア。
(構成=小島浩平)
サッシャと日替わりパートナーがナビゲーターを務めるJ-WAVE『STEP ONE』のコーナー「CHEER UP WORKERS」では毎週木曜日、同曜日のパートナー・世良マリカとともに、「Earth hacks」の理念に賛同した企業の担当者に電話を繋ぎ、エシカルな商品やサービスをPRしてもらうコラボレーション企画をお届けしていたが、3月30日(木)をもって最終回を迎えた。
ここでは、改めて「Earth hacks」とは何なのか、そして、CO2削減率を表す「デカボスコア」はどのような経緯から発明されたのかについて、三井物産担当者が解説した最終回の模様をテキストにて紹介していく。
【これまでの記事一覧】
「Earth hacks」とはどんなプロジェクトか?
電話を繋いだのは、三井物産株式会社 エネルギーソリューション本部 New Downstream事業部 新事業開発室の飛知和 志帆(ひちわ しほ)さん。サッシャ:長い間、「Earth hacks」のコラボレーションにご尽力いただき、ありがとうございました!
飛知和:こちらこそありがとうございました! 私もいちリスナーとして楽しく事業者さまのお話を拝聴させていただいておりました。
世良:本日はどんなことをご紹介いただけるのでしょうか?
飛知和:今回は三井物産と広告会社の博報堂が共同で行っている「Earth hacks」というプロジェクトのメンバーとしてお話させていただきます。これまで、Earth hacksに参加している事業者さまにご出演いただいていたのですが、最終回ということで、改めてEarth hacksとは何か、デカボスコア開発の経緯などについてお話しできればと思っています。
サッシャ:わかりました。では、順を追ってうかがっていきます。まずは、Earth hacksについて改めて教えてください。
飛知和:はい。Earth hacksは、Z世代を中心とする脱炭素に関心がある方、まだよく知らないという方に対し、今日から無理なく取り入れられて、しかも、脱炭素に貢献できる商品やアイデアを紹介するプロジェクトです。インスタグラムやWebサイト、イベントなどの機会を通し、デザインがおしゃれだったり、味がおいしかったりすることに加え、脱炭素にも貢献できる商品を紹介しています。
世良:これまでこのコーナーでは、「Earth hacks」に参画している事業者さんのさまざまな商品を紹介させていただきましたが、仮に何か際立った特徴があるというわけではなくても、おいしくてデザインがよく、かつ脱炭素にも貢献できるというのは、すごく魅力的だなと感じていました。
飛知和:ありがとうございます!
「デカボスコア」で「〇%オフ」と表現する2つの理由
「CHEER UP WORKERS」と「Earth hacks」のコラボ企画の中で、たびたび使われたCO2削減率を表す「デカボスコア」。これは、どんな意図から誕生した言葉・指標だろうか?商品・サービスのCO2e削減率が可視化できる「デカボスコア」(画像出典元)
サッシャ:ご出演いただいた事業者の皆さんにデカボスコアをうかがうと「〇%オフです」とおっしゃっていましたが、この言い方にも何か理由があったのでしょうか?
飛知和:理由としては、大きく二つあります。まず、気候変動の分野において国が掲げている有名なゴールの一つに「2030年までに、温室効果ガスを2013年度比で46%減らす」というものがあります。この最終的なゴールと同様の表現にしているというのが、一つ目のポイントです。
サッシャ:なるほど。
飛知和:二つ目のポイントは、「%オフ」の表示が、特にお買い物をする場面において相性がいいという点です。たとえば、「これは500kcalのお菓子です」と言われると、ちょっとカロリーが高いな、という気がしますが、「この商品は500gCO2e出しています」と言われても、そのボリュームがどれほどのものなのか、いまいちイメージしにくいかと思います。
一方で、「糖質〇%オフ」といったように、%で伝えると少し想像しやすくなりますよね。あとは、セールの時などに「〇円引きです」というより、「%オフです」といった売り手と買い手のコミュニケーションがよく行われているのかなと。
サッシャ:たしかに。ご出演いただいた事業者さんは「この商品を展開することでデカボスコアが50%オフになるんです」とお話しされていましたが、「半分のCO2排出量で済むんだ」とイメージしやすかった記憶があります。
飛知和:そうおっしゃっていただけて、よかったです!
デカボスコアの商品はさまざま
最後に「デカボスコアはどんな商品でみられるのか」についても、飛知和さんに聞いてみた。飛知和:最初は雑貨・お洋服・家具などが中心だったのですが、最近では食べ物やサービスにまで広がっています。たとえば、以前このコーナーにもご出演いただいたクラフトジンの製造を行う会社「エシカル・スピリッツ」さんが作っている、余ってしまった酒粕を蒸溜したクラフトジンのデカボスコアは21%であったり。あとは、日本航空(JAL)さんが取り組まれているA350という最新鋭機材で沖縄に飛ぶと、デカボスコアが15%といった実例があります。デカボスコアを付けた商品の最新情報はEarth hacksのインスタグラムでご確認いただけるので、ぜひフォローいただきたいなと思います!
【関連記事】酒粕やホタテの貝殻がジンに変わる!? 環境にも配慮した逸品
【関連記事】飛行機の搭乗口に5分早く到着すると、CO2削減につながる! その理由とは
サッシャ:同じような商品を使ったり、食べたりするんだったら、デカボスコアの高いものを選べば、CO2排出量の削減に貢献できると。地球環境のことを考えた商品選びのヒントになりますよね。
世良:いいことをした気になりますよね。
サッシャ:いや、本当にそうですよ。このコーナーで大変お世話になりましたけど、Earth hacksのインスタグラムを引き続き応援していきたいと思います。飛知和さん、本当にありがとうございました!
飛知和:はい!半年間ありがとうございました!
プロダクトであればデザインがおしゃれで、フードであれば味が良好、購入すれば地球環境にちょっぴりいいことをした気になれる「Earth hacks」の商品・サービス。気になる方はぜひチェックしてみては。
【これまでの記事一覧】
Earth hacksの詳細は、公式サイトやInstagramまで。
・Earth hacks公式サイト
https://earthhacks.jp/
・Earth hacks公式Instagram
https://www.instagram.com/earthhacks.jp
J-WAVEの番組『STEP ONE』のワンコーナー「CHEER UP WORKERS」は、月曜~木曜の11時45分~11時50分にオンエア。
(構成=小島浩平)
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