生活者一人ひとりのアクションで温室効果ガスの排出量を削減し、脱炭素社会実現を推進することを目的として、博報堂と三井物産が手掛ける共創型プラットフォーム「Earth hacks」。
サッシャとノイハウス萌菜がナビゲーターを務めるJ-WAVEの番組『STEP ONE』では毎週木曜日、この「Earth hacks」の理念に賛同した企業の担当者が電話出演し、エシカルな商品やサービスを紹介する「CHEER UP WORKERS」というコーナーを展開している。
ここでは、12月22日(木)のオンエアの模様を紹介していく。廃棄されることの多い食材・素材を有効活用した「環境に優しいジン」とは?
サッシャ:そもそも酒粕で、ジンが作れるものなんですか?
小野:ジンは、ベーススピリッツに、ジュニパーベリーと呼ばれる針葉樹の実とボタニカル数種を加え、蒸留することで生産されるお酒です。このジンの元となるベーススピリッツは、どんな原料からも作れるんですよ。
サッシャ:知らなかった! そうなんですね。
小野:はい。香りづけにジュニパーベリーさえ加えれば、米をベースとした酒粕以外にも、小麦ベースや芋ベースなど、様々な原料からお酒の要素を抽出してジンにすることができます。
サッシャ:すごい! では、酒粕からジンを作ると、やはり酒粕っぽい香りがするのでしょうか?
小野:おっしゃる通り、酒粕の持つ米の味わいは香りがジンになっても残ります。ですので、当社のクラフトジンでは、「酒粕を混ぜずに作る」というこだわりを大事にしつつも、それぞれの酒蔵さん独自の風味を楽しんでいただけるようになっています。
小野:酒粕はアルコール分として使用しているのですが、香りづけ用にも、廃棄される予定の食材を活用しています。カカオ豆の外皮「カカオハスク」、エスプレッソを抽出する際に出るコーヒーの出しガラ、間引きされた果物・野菜などがその一例です。
サッシャ:使う食材によって、いろいろな香りが楽しめそう。
小野:そうですね。柑橘系の果物をはじめ、特徴的な香りを持つ食材を利用することが多いのですが、香りの要素だけではなく、まろやかさを出すために素材を選ぶ場合もあります。一例を挙げると、ホタテを使ったこともあって。ホタテは身の部分が売られる一方で、貝殻は捨てられてしまいますよね。ホタテの貝殻はカルシウムでできているんですけど、それを利用してまろやかさを出してみたりもしました。
ノイハウス:色々なアレンジができるんですね。
サッシャ:ちなみに、このクラフトジンを展開することによって、どのくらいのCO2が削減されるのでしょうか?
小野:CO2削減率を示す「デカボスコア」で表すと、21%OFFになります。この数値は、通常の原料用アルコールから作ったジンと、当社の廃棄される予定だった酒粕をアップサイクルしたジンを比較して割り出したものとなります。
ノイハウス:では、CO2削減のために取り組まれているポイントは、どんなところでしょうか?
小野:私たちはCO2削減を目的として会社を創業したわけではなく、日本酒製造工程でどうしても生まれてしまう酒粕が産業廃棄物として扱われているという課題に対する一つのソリューションとしてクラフトジンを考案しました。今後も、それぞれの酒粕が持つ個性やストーリーをユーザーの皆様にお届けし、それによってCO2削減や循環経済の実現を目指していきたいと考えています。
エシカル・スピリッツのクラフトジンは、同社の公式オンラインストアのほか、成城石井の一部店舗などでも取り扱っているという。気になった方はチェックしてみては。
Earth hacksの詳細は、公式サイトやInstagramまで。
・Earth hacks公式サイト
https://earthhacks.jp/
・Earth hacks公式Instagram
https://www.instagram.com/earthhacks.jp
J-WAVEの番組『STEP ONE』のワンコーナー「CHEER UP WORKERS」は、月曜~木曜の11時45分~11時50分にオンエア。
(構成=小島浩平)
サッシャとノイハウス萌菜がナビゲーターを務めるJ-WAVEの番組『STEP ONE』では毎週木曜日、この「Earth hacks」の理念に賛同した企業の担当者が電話出演し、エシカルな商品やサービスを紹介する「CHEER UP WORKERS」というコーナーを展開している。
ここでは、12月22日(木)のオンエアの模様を紹介していく。廃棄されることの多い食材・素材を有効活用した「環境に優しいジン」とは?
酒粕がジンに生まれ変わるメカニズム
今回電話を繋いだのは、エシカル・スピリッツ株式会社、取締役COOの小野力さん。同社は、「Starring the hidden gem」をテーマに、廃棄されることの多い素材からクラフトジンの製造を行う東京・蔵前の蒸留ベンチャーだ。特に、日本酒造りの過程で生まれる酒粕をリユースしたクラフトジンは、大きな注目を集めている。サッシャ:そもそも酒粕で、ジンが作れるものなんですか?
小野:ジンは、ベーススピリッツに、ジュニパーベリーと呼ばれる針葉樹の実とボタニカル数種を加え、蒸留することで生産されるお酒です。このジンの元となるベーススピリッツは、どんな原料からも作れるんですよ。
サッシャ:知らなかった! そうなんですね。
小野:はい。香りづけにジュニパーベリーさえ加えれば、米をベースとした酒粕以外にも、小麦ベースや芋ベースなど、様々な原料からお酒の要素を抽出してジンにすることができます。
サッシャ:すごい! では、酒粕からジンを作ると、やはり酒粕っぽい香りがするのでしょうか?
小野:おっしゃる通り、酒粕の持つ米の味わいは香りがジンになっても残ります。ですので、当社のクラフトジンでは、「酒粕を混ぜずに作る」というこだわりを大事にしつつも、それぞれの酒蔵さん独自の風味を楽しんでいただけるようになっています。
ホタテの貝殻さえも原材料に!?
酒粕のほかには、どんな食材をリユースし、クラフトジン作りに役立てているのだろうか。小野:酒粕はアルコール分として使用しているのですが、香りづけ用にも、廃棄される予定の食材を活用しています。カカオ豆の外皮「カカオハスク」、エスプレッソを抽出する際に出るコーヒーの出しガラ、間引きされた果物・野菜などがその一例です。
サッシャ:使う食材によって、いろいろな香りが楽しめそう。
小野:そうですね。柑橘系の果物をはじめ、特徴的な香りを持つ食材を利用することが多いのですが、香りの要素だけではなく、まろやかさを出すために素材を選ぶ場合もあります。一例を挙げると、ホタテを使ったこともあって。ホタテは身の部分が売られる一方で、貝殻は捨てられてしまいますよね。ホタテの貝殻はカルシウムでできているんですけど、それを利用してまろやかさを出してみたりもしました。
ノイハウス:色々なアレンジができるんですね。
サッシャ:ちなみに、このクラフトジンを展開することによって、どのくらいのCO2が削減されるのでしょうか?
小野:CO2削減率を示す「デカボスコア」で表すと、21%OFFになります。この数値は、通常の原料用アルコールから作ったジンと、当社の廃棄される予定だった酒粕をアップサイクルしたジンを比較して割り出したものとなります。
小野:私たちはCO2削減を目的として会社を創業したわけではなく、日本酒製造工程でどうしても生まれてしまう酒粕が産業廃棄物として扱われているという課題に対する一つのソリューションとしてクラフトジンを考案しました。今後も、それぞれの酒粕が持つ個性やストーリーをユーザーの皆様にお届けし、それによってCO2削減や循環経済の実現を目指していきたいと考えています。
エシカル・スピリッツのクラフトジンは、同社の公式オンラインストアのほか、成城石井の一部店舗などでも取り扱っているという。気になった方はチェックしてみては。
Earth hacksの詳細は、公式サイトやInstagramまで。
・Earth hacks公式サイト
https://earthhacks.jp/
・Earth hacks公式Instagram
https://www.instagram.com/earthhacks.jp
J-WAVEの番組『STEP ONE』のワンコーナー「CHEER UP WORKERS」は、月曜~木曜の11時45分~11時50分にオンエア。
(構成=小島浩平)
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