緑黄色社会の小林壱誓(Gt)がバンドの今や今後、また自分の推し曲を紹介する「誰だってNeed music」について語った。
小林が登場したのはJ-WAVEで放送された『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。オンエアは1月1日(日)。
クリス:緑黄色社会は昨年7月に結成10周年を迎えました。おめでとうございます。
小林:ありがとうございます。
クリス:J-POPシーンではどうですか? 後輩もいっぱいできてみて、みたいな。
小林:どうなんですかね? バンドスタイルの後輩があまりいないので。まだ僕らは若手と言っていいんじゃないかと思っているのですが。
クリス:バンドが出てきてないんですか?
小林:もちろんいるんですけど、単純に僕が後輩との付き合い方がよくわからなくて仲良くなっていないから、出てきていないと思っているだけかもしれないです。
クリス:下からはけっこう押し上げてきていますよ。
小林:怖いのはいっぱいいます。
クリス:いまから仲良くしておいてください。
小林:そうですね(笑)。
クリス:ちなみにJ-POPシーンでは中堅どころですが、メンバーとして自覚はありますか?
小林:メンバーによると思います。僕はそろそろ自覚を持たなきゃなという感覚はあります。
クリスが「この10年間で、一番成長したメンバーは誰?」と質問すると、小林はベースの穴見真吾の名前を挙げた。その理由について「アレンジ力が格段に上がってきた」と話す。
クリス:別の方にアレンジを頼むケースが多いけれども、バンド内でアレンジをするということは、ほかのパートも熟知しないといけないですよね。
小林:僕らはアレンジャーさんとも一緒にやらせてもらってますが、最近は真吾がベーシックなアレンジを全部作ってくれて。肉付けをアレンジャーさんと一緒にやっていくみたいなスタイルになってます。
クリス:バンド全体としてはどうですか? どこが一番デビュー当時とは違うなと思いますか?
小林:分業が上手になったなというか。みんな曲を書くので、それぞれのやり方はもちろんあるんですけど。たとえばこういうアニメのタイアップがきたら、この人はこういうメロディーを作るのが得意だよなとか。そういう選定ができるようになってきたというのが大きいのかもしれないです。
クリス:適材適所ですね。初武道館にして2デイズというのはいかがでしたか?
小林:僕たちは武道館をやるなら2デイズをできるようになってからやりたい、というのはずっと言っていて。念願がかなった年が結成10周年という年も含めて、すごくいい物語になったんじゃないかと思います。
クリス:武道館というは特別ですか?
小林:僕は上京してくるまで、自分が好きなアーティストさんでも武道館に観に行ったことがなかったんです。武道館をいろいろな方が「登竜門」とおっしゃるじゃないですか。それがわかったのが、実際にライブをしたあとに、日の丸を掲げてライブをやっている感じとか、お客さんが180度以上広がっている感じとか、エネルギーみたいなものを感じて「あ、これが武道館なんだな」というのはあとから思いました。
クリス:なんといっても、ビートルズも演奏している会場ですもんね。
・「誰だってNeed music」記事一覧
https://www.thefirsttimes.jp/keywords/2586/
小林は自身の立場をもとに、音楽観と「誰だってNeed music」の取り組み方について語った。
クリス:ほかのアーティストの曲を聴きこんで分析するというのは自分的には楽しいですか?
小林:こういう機会をいただかないと、ここまでちゃんと分析したり言葉にしたりしないので楽しいです。
クリス:プロの目線というか「ここはやんわり」とか「素人さんにもわかるように」というよりは、ストレートにプロの目線で語っているような感じがします。それはひとつのスタンスとして「こういう感じでいこう」と決めていましたか?
小林:素人の方にも入り口として入りやすいような語り口調にしたいと思っています。だけどあまり僕が専門的なことを言うのもおこがましくて。やっぱり作っている方が本当に一番よくわかっていて。僕はあくまでも聞いて自分の見解を述べているだけなので。あまり堅くならないようにはしています。
クリス:ミュージシャンが自分の曲のことをあまり語らないで、人の曲を語るというね。曲はできたら独り歩きしちゃって聴いてくれる人の解釈みたいなところがあるからね。ちなみに自分の音楽活動へのフィードバックにもなっているんでしょうか?
小林:あまり考えたことがないんですが、多分なっているんじゃないでしょうか(笑)。
クリス:ですよね。自分たちの音楽も分析できるようになってきたみたいなところはあるのかな?
小林:普段から楽曲を聴くときに、あまり自然体で聴くことってなくなっていたんです。どうしても分析しながら聴く耳になっていたので。そういう意味でそれを吐き出せる場所が「誰だってNeed music」という感じなんです。だから僕自身が音楽の聴き方が変わったということはあまりないかもしれないですけど、より一層自然体で曲を聴きたいなという気持ちが高まってきたかもしれないです。
小林:まずは15年目をこのメンバーで迎えたいねというのと、同じように20年目もお客さんがもっと増えた状態でライブをして、みんなでまたこうやってお酒を飲みたいね、みたいな話をしました。
クリス:この10年間で緑黄色社会はものすごく飛躍を遂げたバンドだと思います、成功のカギというのはなんだと思いますか?
小林:謙遜とかではなくて「成功した」と思うメンバーが誰もいないんです。目指している像が「国民的な存在」というところで、これって答えがないじゃないですか。多分一生これに向き合い続けるんだろうなと思いながら暮らしています。
クリス:令和の日本の国民的な音楽集団ということですよね。
小林:それになりたいです!
クリス:すばらしい。
緑黄色社会の最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から
小林が登場したのはJ-WAVEで放送された『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。オンエアは1月1日(日)。
結成10周年
緑黄色社会は、2022年に結成10年を迎えた。まず小林は自身の心境を語った。クリス:緑黄色社会は昨年7月に結成10周年を迎えました。おめでとうございます。
小林:ありがとうございます。
クリス:J-POPシーンではどうですか? 後輩もいっぱいできてみて、みたいな。
小林:どうなんですかね? バンドスタイルの後輩があまりいないので。まだ僕らは若手と言っていいんじゃないかと思っているのですが。
クリス:バンドが出てきてないんですか?
小林:もちろんいるんですけど、単純に僕が後輩との付き合い方がよくわからなくて仲良くなっていないから、出てきていないと思っているだけかもしれないです。
クリス:下からはけっこう押し上げてきていますよ。
小林:怖いのはいっぱいいます。
クリス:いまから仲良くしておいてください。
小林:そうですね(笑)。
クリス:ちなみにJ-POPシーンでは中堅どころですが、メンバーとして自覚はありますか?
小林:メンバーによると思います。僕はそろそろ自覚を持たなきゃなという感覚はあります。
クリスが「この10年間で、一番成長したメンバーは誰?」と質問すると、小林はベースの穴見真吾の名前を挙げた。その理由について「アレンジ力が格段に上がってきた」と話す。
クリス:別の方にアレンジを頼むケースが多いけれども、バンド内でアレンジをするということは、ほかのパートも熟知しないといけないですよね。
小林:僕らはアレンジャーさんとも一緒にやらせてもらってますが、最近は真吾がベーシックなアレンジを全部作ってくれて。肉付けをアレンジャーさんと一緒にやっていくみたいなスタイルになってます。
クリス:バンド全体としてはどうですか? どこが一番デビュー当時とは違うなと思いますか?
小林:分業が上手になったなというか。みんな曲を書くので、それぞれのやり方はもちろんあるんですけど。たとえばこういうアニメのタイアップがきたら、この人はこういうメロディーを作るのが得意だよなとか。そういう選定ができるようになってきたというのが大きいのかもしれないです。
クリス:適材適所ですね。初武道館にして2デイズというのはいかがでしたか?
小林:僕たちは武道館をやるなら2デイズをできるようになってからやりたい、というのはずっと言っていて。念願がかなった年が結成10周年という年も含めて、すごくいい物語になったんじゃないかと思います。
クリス:武道館というは特別ですか?
小林:僕は上京してくるまで、自分が好きなアーティストさんでも武道館に観に行ったことがなかったんです。武道館をいろいろな方が「登竜門」とおっしゃるじゃないですか。それがわかったのが、実際にライブをしたあとに、日の丸を掲げてライブをやっている感じとか、お客さんが180度以上広がっている感じとか、エネルギーみたいなものを感じて「あ、これが武道館なんだな」というのはあとから思いました。
クリス:なんといっても、ビートルズも演奏している会場ですもんね。
より一層自然体で曲を聴きたい
小林は『SAISON CARD TOKIO HOT 100』内で自分の推し曲を紹介する「誰だってNeed music」を担当。毎回1曲ずつおすすめの楽曲を独自の視点で紹介しており、「THE FIRST TAKE」が手掛けるプラットフォーム「THE FIRST TIMES」内では、放送しきれなかった小林の言葉をノーカットで掲載している。・「誰だってNeed music」記事一覧
https://www.thefirsttimes.jp/keywords/2586/
小林は自身の立場をもとに、音楽観と「誰だってNeed music」の取り組み方について語った。
クリス:ほかのアーティストの曲を聴きこんで分析するというのは自分的には楽しいですか?
小林:こういう機会をいただかないと、ここまでちゃんと分析したり言葉にしたりしないので楽しいです。
クリス:プロの目線というか「ここはやんわり」とか「素人さんにもわかるように」というよりは、ストレートにプロの目線で語っているような感じがします。それはひとつのスタンスとして「こういう感じでいこう」と決めていましたか?
小林:素人の方にも入り口として入りやすいような語り口調にしたいと思っています。だけどあまり僕が専門的なことを言うのもおこがましくて。やっぱり作っている方が本当に一番よくわかっていて。僕はあくまでも聞いて自分の見解を述べているだけなので。あまり堅くならないようにはしています。
クリス:ミュージシャンが自分の曲のことをあまり語らないで、人の曲を語るというね。曲はできたら独り歩きしちゃって聴いてくれる人の解釈みたいなところがあるからね。ちなみに自分の音楽活動へのフィードバックにもなっているんでしょうか?
小林:あまり考えたことがないんですが、多分なっているんじゃないでしょうか(笑)。
クリス:ですよね。自分たちの音楽も分析できるようになってきたみたいなところはあるのかな?
小林:普段から楽曲を聴くときに、あまり自然体で聴くことってなくなっていたんです。どうしても分析しながら聴く耳になっていたので。そういう意味でそれを吐き出せる場所が「誰だってNeed music」という感じなんです。だから僕自身が音楽の聴き方が変わったということはあまりないかもしれないですけど、より一層自然体で曲を聴きたいなという気持ちが高まってきたかもしれないです。
目指すのは「国民的な存在」
小林は2023年度の緑黄色社会の目標について語った。小林:まずは15年目をこのメンバーで迎えたいねというのと、同じように20年目もお客さんがもっと増えた状態でライブをして、みんなでまたこうやってお酒を飲みたいね、みたいな話をしました。
クリス:この10年間で緑黄色社会はものすごく飛躍を遂げたバンドだと思います、成功のカギというのはなんだと思いますか?
小林:謙遜とかではなくて「成功した」と思うメンバーが誰もいないんです。目指している像が「国民的な存在」というところで、これって答えがないじゃないですか。多分一生これに向き合い続けるんだろうなと思いながら暮らしています。
クリス:令和の日本の国民的な音楽集団ということですよね。
小林:それになりたいです!
クリス:すばらしい。
緑黄色社会の最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から
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2023年1月8日28時59分まで
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番組情報
- SAISON CARD TOKIO HOT 100
-
毎週日曜13:00-16:54
-
クリス・ペプラー