BE:FIRST・MANATO、尊敬するiriと対談「僕が曲を作るときのロールモデル」

シンガーソングライターのiriとBE:FIRST・MANATOが対談。iriの音楽のルーツや新曲について語った。

iriが登場したのはJ-WAVEで放送中の『GYAO! MILLION BILLION』（ナビゲーター：BE:FIRST）。ここでは3月11日（土）の公開収録の模様をテキストで紹介する。

iriが作曲のロールモデルに

iriをリスペクトするMANATOは、iriの楽曲に出会ったきっかけなどについて語った。

MANATO：僕はこれまでにラジオや雑誌など各方面で、iriさんや楽曲のことを勝手に話させてもらっていて。

iri：いろいろなところで紹介していただいているのをチェックしていました。

MANATO：iriさんの楽曲を聴くようになったきっかけがあって。高校2年生の16歳とか17歳ぐらいのときに、初めて『Corner』や『Watashi』のMVを観たんです。それまで出会ったことのないジャンルで、しかも女性アーティストの方にハマったことがあまりなくて。見つけられたこと自体、いまでは大きな功績だなと……自分で言うのもあれなんですけど（笑）。うれしかったなって。

iri：うれしいです。

MANATO：僕がBE:FIRSTになってから、いろいろなフェスとかでお会いする機会もありましたけど、iriさんを尊敬してというか、僕が曲を作るときにiriさんがロールモデルになっているというか、そういう存在です。

最初に目指していた職業は「カウンセラー」

続いてはiriが、アーティストを志したきっかけについて語った。

MANATO：iriさんが音楽を始めたきっかけ、やりたいと思ったきっかけ、歌への目覚めはありましたか？

iri：私は歌い手さんになりたいとかアーティストになりたい、みたいな感じで始まったというよりは、最初はスクールカウンセリングというか「カウンセリングの仕事をしたい」みたいなのが小学生のときにあったんです。自分がスクールカウンセラーの先生とかにすごく支えられていたから、カウンセリングをしたいというのがあって。でもそれから音楽に触れて、いろいろな音楽を知っていくなかで、音楽にも人をカウンセリングできる力があるなと思って。そこから音楽を始めようと思ったという流れでしたね。

MANATO：もともと自分で歌っていたり、習い事をしていたりした経験はあるんですか？

iri：習い事は母親に「ピアノをやったらどう？」と言われて「嫌だ」って言ったり……。

MANATO：最初は「嫌だ」だったんですね（笑）。

iri：そのときはあまり自分で音楽をやることにそんなに興味がなくて。それは小学生ぐらいのときだったんですけど。そこから自分でMTVとか音楽番組を観て「このアーティストかっこいいな」と思って憧れるようになったりしていって、自分で歌を習おうかなと思ったのが高校生ぐらいのときでした。

MANATO：音楽番組を観ていて一番影響を受けたアーティストの方はいますか？

iri： Alicia KeysとかJennifer Hudsonとか、ブラックミュージックとかのソウルフルな歌い方をされる歌い手さんに憧れていました。歌のエネルギーというか、Alicia Keysは歌声を聴いただけですごくエネルギーを感じて、体に響くというか。そういうアーティストさんに憧れていました。

アナログ盤を作る理由

2月22日にリリースされたiriの新曲『Go back』について、曲ができるまでの経緯や、同曲アナログ盤を制作した理由などについて語った。

MANATO：サウスロンドンのトラックメイカーのedbl（エドブラック）と、国内外で活躍されているギタリストのKazuki Isogaiの共同プロデュースの楽曲です。海外アーティストとは初のコラボなんですか？

iri：初ですね。リミックスしてもらったりはあったんですが、一緒に作るのは初めてでした。

MANATO：一緒にブースに入って？

iri：いや、まったく会ってなくて完全にオンラインで。もともとedblがめちゃくちゃ好きで、ラジオとかでもよく紹介していて、自分でもめちゃくちゃ聴いていたアーティストさんなんです。Kazukiくんはもともとサポートメンバーでギターを弾いてくれていて、Kazukiくんがedblと一緒によく曲を作っているのかな、それで仲がよかったのでつなげてもらって作ったという流れです。もともと作ってあったトラックがあって、そのなかから「それがいい」と言って、それに歌を乗せて。

MANATO：edblとKazuki Isogaiさんが、もう作られていた楽曲から？

iri：そう、いくつかトラックを作っていたみたいです。

MANATO：今回の『Go back』は7インチアナログ盤と配信の同時リリースということで。アナログ盤のほうには2022年に配信されている『friends』も収録されています。アナログを発売することにこだわりはあるんですか？

iri：私はシンプルに「レコードをかける」という行為が好きなんです。配信されたものをイヤホンで聴くよりは、レコードでちょっといいスピーカーで聴くほうがすごくワクワクしますよね。あとジャケもこだわって作ってるから飾っておけるし。ぜひみなさんにも聴いて飾ってもらいたいな。

MANATO：いいですね。BE:FIRSTはまだアナログは出していないので。

iri：出してほしいです。

MANATO：いつか出したいなと思いました。

iriの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。

BE:FIRSTがナビゲートする『GYAO! MILLION BILLION』の放送は毎週土曜日の17時から。