アーティゾン美術館で開催中の展覧会「アートを楽しむ ―見る、感じる、学ぶ」の見どころを紹介した。
内容をお届けしたのは、J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)のワンコーナー「MORI BUILDING TOKYO PASSPORT」。ここでは、3月7日(火)のオンエアをテキストで紹介。
クリス:ラーニングプログラムというのは、作品の前でおこなわれるギャラリートーク、作品に関連するものを制作するワークショップなど、作品をより深く理解するための体験を楽しめるプログラムです。アーティゾン美術館が展覧会と並んでおこなってきた活動の1つとなります。
「アートを楽しむ ―見る、感じる、学ぶ」は、3つのセクションで構成された展覧会となっている。アーティゾン美術館教育普及部学芸員の江藤祐子さんから、1つ目のセクション「肖像画のひとコマ ―絵や彫刻の人になってみよう」の詳細を聞いた。
江藤:自画像画家が自分自身を描いた作品、モデルを描いた画家とモデル、サーカスの道化師を描いたものの3つのテーマにわけてご紹介をしています。小出楢重の『帽子をかぶった自画像』を展示しているお部屋では、小出楢重のアトリエを再現しております。『帽子をかぶった自画像』は、小出楢重が自分のアトリエであえて帽子をかぶり、パレットと筆を持っている姿を鏡で写したものを描いている作品です。それと同じように、帽子をかぶったりパレットと筆を持って、鏡の前に立ち、自画像の小出になりきることができるセクションとなっております。写真を撮って楽しむこともできますので、絵のなかの人物になりきることができるコーナーとなっております。
クリス:画家の岸田劉生は、美術館にも近い銀座に実家があったんですね。セクション2「風景画への旅 ―描かれた景色に浸ってみよう」では、劉生の描いた当時の銀座と今の銀座の風景を照らし合わせるような展示もあります。セクション3「印象派の日常空間 ―近代都市パリに行ってみよう」では、19世紀パリの印象派の画家であるギュスターヴ・カイユボットの『ピアノを弾く若い男』で描かれているものと同じピアノが展示されています。絵の背景をより想像しやすくするためのアイテムも用意されています。タイトルのとおり、見て、感じて、学べる展覧会となっております。
江藤:作品を見て「これはどういうことなのか」「なぜこれが描かれているのか」と疑問に感じることがあると思いますが、(理由が)その作品の周りに紹介されていることが多いんですね。かゆいところに手が届くと言いますか、みなさんが知りたいポイントを、作品と一緒に紹介しているのが見どころの1つとなっています。いろんな方にとってわかりやすい展示になっているんじゃないかなと思います。ぜひ、小さいお子さんから大人の方まで見に来ていただきたいです。
クリス:アーティゾン美術館では学生は大学院生までチケット料が無料となっています。入館時間枠の予約は必要となるので、公式ウェブサイトをご確認ください。中学生以下の方は入館時間枠の予約は必要ありません。春休み、ぜひアートの世界に触れてみてください。見るだけじゃなく、絵の世界に入っていく体験ができると思います。アーティゾン美術館ではほかにも、日本のアート・コレクティブの先駆け的な存在である、ダムタイプの展示も開催されています。坂本龍一さんがダムタイプのメンバーとして初めて制作に関わった作品も展示されているので、ぜひこちらもご覧ください。
アーティゾン美術館公式サイト
J-WAVE『GOOD NEIGHBORS』のワンコーナー「MORI BUILDING TOKYO PASSPORT」では、東京をもっと面白くする、さまざまなトピックスを紹介する。放送は月曜~木曜の13時15分頃から。
内容をお届けしたのは、J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)のワンコーナー「MORI BUILDING TOKYO PASSPORT」。ここでは、3月7日(火)のオンエアをテキストで紹介。
アートの世界を体感できる展覧会を開催
東京・京橋にあるアーティゾン美術館では、2月25日から5月14日(日)まで展覧会「アートを楽しむ ―見る、感じる、学ぶ」を開催。前身であるブリヂストン美術館時代から実施してきたたくさんのラーニングプログラムの成果をもとに、所蔵作品のなかから選りすぐりのものを展示している。クリス:ラーニングプログラムというのは、作品の前でおこなわれるギャラリートーク、作品に関連するものを制作するワークショップなど、作品をより深く理解するための体験を楽しめるプログラムです。アーティゾン美術館が展覧会と並んでおこなってきた活動の1つとなります。
「アートを楽しむ ―見る、感じる、学ぶ」は、3つのセクションで構成された展覧会となっている。アーティゾン美術館教育普及部学芸員の江藤祐子さんから、1つ目のセクション「肖像画のひとコマ ―絵や彫刻の人になってみよう」の詳細を聞いた。
江藤:自画像画家が自分自身を描いた作品、モデルを描いた画家とモデル、サーカスの道化師を描いたものの3つのテーマにわけてご紹介をしています。小出楢重の『帽子をかぶった自画像』を展示しているお部屋では、小出楢重のアトリエを再現しております。『帽子をかぶった自画像』は、小出楢重が自分のアトリエであえて帽子をかぶり、パレットと筆を持っている姿を鏡で写したものを描いている作品です。それと同じように、帽子をかぶったりパレットと筆を持って、鏡の前に立ち、自画像の小出になりきることができるセクションとなっております。写真を撮って楽しむこともできますので、絵のなかの人物になりきることができるコーナーとなっております。
クリス:画家の岸田劉生は、美術館にも近い銀座に実家があったんですね。セクション2「風景画への旅 ―描かれた景色に浸ってみよう」では、劉生の描いた当時の銀座と今の銀座の風景を照らし合わせるような展示もあります。セクション3「印象派の日常空間 ―近代都市パリに行ってみよう」では、19世紀パリの印象派の画家であるギュスターヴ・カイユボットの『ピアノを弾く若い男』で描かれているものと同じピアノが展示されています。絵の背景をより想像しやすくするためのアイテムも用意されています。タイトルのとおり、見て、感じて、学べる展覧会となっております。
江藤:作品を見て「これはどういうことなのか」「なぜこれが描かれているのか」と疑問に感じることがあると思いますが、(理由が)その作品の周りに紹介されていることが多いんですね。かゆいところに手が届くと言いますか、みなさんが知りたいポイントを、作品と一緒に紹介しているのが見どころの1つとなっています。いろんな方にとってわかりやすい展示になっているんじゃないかなと思います。ぜひ、小さいお子さんから大人の方まで見に来ていただきたいです。
クリス:アーティゾン美術館では学生は大学院生までチケット料が無料となっています。入館時間枠の予約は必要となるので、公式ウェブサイトをご確認ください。中学生以下の方は入館時間枠の予約は必要ありません。春休み、ぜひアートの世界に触れてみてください。見るだけじゃなく、絵の世界に入っていく体験ができると思います。アーティゾン美術館ではほかにも、日本のアート・コレクティブの先駆け的な存在である、ダムタイプの展示も開催されています。坂本龍一さんがダムタイプのメンバーとして初めて制作に関わった作品も展示されているので、ぜひこちらもご覧ください。
アーティゾン美術館公式サイト
J-WAVE『GOOD NEIGHBORS』のワンコーナー「MORI BUILDING TOKYO PASSPORT」では、東京をもっと面白くする、さまざまなトピックスを紹介する。放送は月曜~木曜の13時15分頃から。
この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。
番組情報
- GOOD NEIGHBORS
-
月・火・水・木曜13:00-16:00
-
クリス智子