加藤和樹の「人生に影響を与えた」出会い、そして学びとは？

俳優業や音楽活動など多岐にわたって活躍する加藤和樹が、人生に影響を与えた出会いについて語り、おすすめの楽曲を紹介した。

加藤が登場したのは『STEP ONE』のワンコーナー「LISTEN AND LEARN」（ナビゲーター：サッシャ、中田花奈）。ここでは2月20日（月）のオンエア内容をテキストで紹介する。

【radikoで聴く】
20日（月）OA分：https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20230220093536
21日（火）OA分：https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20230221093621
22日（水）OA分：https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20230222093538
※それぞれ再生期限はオンエアの一週間後まで。

「人のために生きる」ことを教えてくれたマネージャーとの出会い

2005年、『ミュージカル テニスの王子様』の跡部景吾役で脚光を浴び、2006年にCDデビューを果たした加藤。現在もミュージカルを中心に、俳優として活躍中だ。

そんな加藤の人生に影響を与えた出会いについて訊くと、「マネージャーとの出会い」との答えが返ってきた。

加藤：今のマネージャーとの出会いは19歳のときで、拾ってもらったというか（笑）。僕が芸能界を離れている時期に出会いまして、今も共にいるんですけど、ちょうど「音楽を始めたい」と思っていた時期で、マネージャーが「じゃあ一緒にやってみる？」ということで、お声がけをいただいたのがきっかけでした。僕は音楽活動をしたことがなかったので、アーティストとしての在り方などを学びました。いちばん彼女から学んだのが「人のために自分が生きる」ということです。やはり表に出る人間、アーティストとして、自分のためではなくて聴いてくださるお客さん、応援してくださるファンの皆さんのために何ができるかっていう。「自分のためではなく人のために生きなさい」ということをすごく教えられたので、それが今の自分を形作るものになっています。

音楽の道への1曲を生み出したアーティスト

さらに加藤は、自身の人生に影響を与えたロックバンド「ザ・ベイビースターズ」との出会いについても、教えてくれた。

加藤：僕が音楽を始めたいと思ったきっかけは、ザ・ベイビースターズの『去りゆく君へ』という楽曲を聴いたことです。当時、僕はちょっとしたことから芸能界を離れていまして、目標ないまま地元の名古屋から東京に出てきてしまったものですから、宙ぶらりんな状態だったんですね。そのときにこの1曲に出会って、自分も「歌を歌うことで誰かに感動や、自分が変わるきっかけを与える存在になりたいな」と思いました。

「この曲を聴いていなければ、アーティストとしての自分は誕生していなかった」とまで語った加藤。何がそこまで心に響いたのだろうか？

加藤：この楽曲は渋谷を舞台にした恋愛の歌なんですが、当時、地元から上京してひとりぼっちだった自分とすごく重なる部分があって。音楽は人の心を変えるというか、心に響くんだなということを、すごく学びました。

バーのマスターとして、観客をおもてなし

加藤には毎日、おすすめの楽曲も紹介してもらう。この日選曲したのはもちろん、ザ・ベイビースターズ『去りゆく君へ』。



加藤：この曲がなければ、アーティスト・加藤和樹は多分いなかったであろうという、僕の始まりの歌でもあります。僕自身もカバーさせていただいているんですが、ぜひオリジナルの楽曲を聴いていただきたいです。

ザ・ベイビースターズは1996年結成。2002年にリリースされたメジャーファーストシングル『ヒカリへ』は、アニメ『ONE PIECE』のオープニングテーマにも起用された。加藤の紹介した『去りゆく君へ』は、2003年リリースの楽曲となる。

そんな加藤は、3月19日にライブイベント『加藤和樹のミュージックバー「エンタス」ON STAGE』を開催する。加藤がバーのマスターとして、観客の前で豪華ゲスト陣との熱いトークを繰り広げたり、おもてなしの1曲を披露したりするという設定の、エンターテインメントステージだ。

J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「LISTEN AND LEARN」では、さまざまな業界のトップランナーが、これまでの経験から得た学びをシェアする。放送は月曜～木曜の9時35分ごろから。