金子ノブアキが、ドラマ『今際の国のアリス』出演の反響や、SKY-HIとのコラボ楽曲『illusions』での気付き、ミュージシャンと俳優業の違いなどを語った。
金子が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『DIVE TO THE NEW WORLD』(ナビゲーター:SKY-HI)。ここでは1月21日(土)にオンエアした内容をテキストで紹介する。
金子:僕が演じたキャラが南米ですごい人気で。スゴいんですよ、DMとか。ファンアートっていうの。それが毎日送られてきて。最高だよね。SNSとか直でできるだけ返して会話するんだけど、マジでGoogle翻訳最高みたいな(笑)。
SKY-HI:あはは(笑)。
金子:やっぱり向こうの人って熱がすごくて。でも(返信を送ったら)「代理の人だろ?」とか言われて「本物だよ」って言って。そこからうちらの音楽聴いてくれたりとか、ストーリーをあげてくれたりとか、海外の人って拡散力がすごいから。
SKY-HI:自分が思っている以上に人っていっぱい生きてるんだなって。
金子:本当に。
SKY-HI:前にStray Kidsのメンバー内ユニットの3RACHAと曲をやったとき、こんなに世界中に言語ってあふれてるんだなって。
金子:そうだよね。メッセージが着てもすぐに翻訳ができるから、最高の時代だよね。
SKY-HI:あっくん(金子)がデビューしたとき、RIZEが1997年結成で、初めて見たのはテレビでMTVだったかな。
金子:MTVのVMAJ(MTV Video Music Awards Japan)が2002年から始まってデビューとちょうど同じくらいで、初年度から出させてもらって。
SKY-HI:間違いなくそれは見たんで。
金子:Jay-Zとか来てたもんね。Zeppで前夜祭やったんだけど、Oasis、Jay-Z、RIP SLYME、Dragon Ash、RIZEみたいな。意味わからないでしょ。
SKY-HI:昔の日本の音楽ってそんなにガラパゴってなかったですよね。
金子:そうね。今はもはやガラパゴス通り越して独自の生態系ができ始めてる気も、この数年は(あって)。バンドカルチャーとかロックバンドとかって世界的には下火だけど、日本はすごくフレッシュだし。coldrainがPapa Roachのイベントにゲストで行くことになったりとか、すごいんだよね。
SKY-HI:YUNGBLUDとかも、ロックバンドではないけど、ロックマナーだしラップするし、でもヒップホップではないしみたいな。オルタナティブな人がすごく増えたなって印象がありますね。
金子:トラップとかもロック系だと絡みやすいもんね。
SKY-HI:日本の中でも、ラッパーとかとよく絡んでくれるバンドとロックシーンでやっているロックバンド、フェス出るバンドと出ないバンドとか、すごく多様な音楽スタイルがありますよね。
金子:ガラパゴスと思いきや謎の島みたいな(笑)。
SKY-HI:越境もラクになった気がしますしね。
金子:それこそ距離は近くなったしスピードも早くなったし、いいマルチタスクが伸びてくれるといいよね。
金子:たまたまどこかでバッタリ会ったときに「そろそろやりましょうよ」とか言ってくれて「じゃあトラックを送るよ」って、まだドラムがないデータを送って。あの曲が俺はすごくターニングポイントで。ドラムを録る前にラップを録ったじゃん。それでラップに合わせてビートを作ったんだよ。
SKY-HI:そうなんですよ。
金子:その手法が、RED ORCA(金子、草間 敬、PABLO、来門、葛城京太郎、同道公祐による6人組バンド)とかにつながってったんだよ、地続きで。
SKY-HI:本当ですか。
金子:豊洲でMIYAVIと3人で出させてもらったときに。
SKY-HI:俺とMIYAVIとあっくんのスリーピースで(笑)。
金子:すげえ盛り上がるじゃん、いけるもんだなって思って、こういうのたくさん作りたいと思ったんだよね。すごく感謝してるんです。
SKY-HI:そんなことを言っていただけるとは。
SKY-HIが「あっくんはいつも楽しそうにしている」と親交を深める中で受けた金子の印象を語ると、「こっちのセリフだよ」と金子は笑う。
金子:たぶん日高くん(SKY-HI)とは似てるとこあるから。
SKY-HI:キャリアを進めても絶対に新しいことをやるとか、成功を焼き直さない感じにシンパシーを感じますし、胸が躍りますね。
金子:この間、J-WAVEで(シシド)カフカちゃんの番組に出たときに「あらためて訊きたいんですけど、趣味って何ですか?」って言われて困っちゃって。
SKY-HI:あはは(笑)。
【関連記事】金子ノブアキ、20代に伝えたいことは…「好きなこと」「好きな友だち」を大切に
https://news.j-wave.co.jp/2023/01/content-1192.html
金子:「いや……音作ってドラム叩いて……」って。だからラッキーだなって。たぶん一緒だと思うんだけど。
SKY-HI:そうですね。
金子:それが見つかったから良かったねって感じですね。
金子:RED ORCAのメンバーは2人くらい25歳とかすごく若くて、ベースの(葛城)京太郎は、もともとうちの弟のKenKenの一番弟子なんだよ。
SKY-HI:そうなんだ。
金子:もともとやってたユニットがあるんだけど、今はストップしてる状況で、偶然道で会ったときに「スタジオ入ってくださいよ!」って言われて。あいつもスゴいのよ、グイグイきて。
SKY-HI:あはは(笑)。
金子:だったらちょっとやってみようってことで(RED ORCAは)始まったみたいな感じだったんだけど、俺としてはあいつらにも感謝してる。RIZEはしばらく止まってる状態が続いてるから、スパーリングって言ったら贅沢すぎるけど、体のキレが落ちない状態というか、そういう相手が常にいるっていうのは、バンドマンとか演奏家としてありがたい限りだね。体って一瞬で忘れていくから。
SKY-HI:しばらく人前に出てなくて、人に久しぶりに会うと現役感が急になくなるっていうのがまわりで出始めてますね。
金子は「人から当てられる気みたいのってあるし、その交換もある」と言うと、SKY-HIが同調する。
金子:ライブはその最たるものだから、直でもらい合うみたいな。こっちがあげてるだけじゃないもんね。ライブやるとケガとか治るし。
SKY-HI:ははは(笑)。
金子:ツアーないとすごく調子狂っちゃうんだよね。
SKY-HI:そうですよね。ロックバンドってツアー期間が長いところは長いじゃないですか。
金子:すごい話だよね。全国まわって人が入るってすごいことで、普通は無理なことだからさ。大いなる奇跡というか。
【関連記事】金子ノブアキ「役者一本というのは絶対に無理」 DEAN FUJIOKAも共感
SKY-HI:メンタルコントロールというか、使う神経も満たされる感動も(ミュージシャンと俳優では)種類って違うじゃないですか。
金子:違うけど、面白いのは、無理やり音楽じゃないところに自分が置かれるじゃん。物理的に耳が休まるし、逆サイドのことを思いつくかもしれない。失礼な話、たとえば撮影中に頭の中に台本も絵で出てくるじゃん。それも面白いけど、やっぱり俳優さんとか役者さんとかって強烈に運気が強くて、めちゃめちゃパワフルな人が多いから御利益はあるよね。そういう人はパワースポットとしてとらえて(笑)。それをいちばん近くで当たれるでしょ。
SKY-HI:確かにミュージシャンの人って、音楽をやってないときもミュージシャンっぽいですけど、俳優さんも別に演技してるわけじゃないけど俳優さんっぽい人が多いですよね。
金子:あれ、何なんだろうね。俺も根本的に人種違うから。とにかくみんな人前に立ってる人たちだから、ものすごいストレスを抱えているだろうし、監督も常に決断を迫られているから、そういう人は多いね。
SKY-HI:俳優さんの目の当たり方って特殊ですしね。
金子:特殊だよね。
SKY-HI:ミュージシャンって見せにいってるところがあるけど。
金子:そうね。自分だもんね。だから面白い。全然違うけどマジでパワースポットがいっぱいって感じだよね。
RED ORCAは3月から4月にかけてワンマンツアー「beyond the darkn(Es)s」を開催する。
RED ORCAの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
金子ノブアキの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
金子が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『DIVE TO THE NEW WORLD』(ナビゲーター:SKY-HI)。ここでは1月21日(土)にオンエアした内容をテキストで紹介する。
日本はガラパゴスと思いきや謎の島
まずは金子が出演したドラマ『今際の国のアリス』(Netflixオリジナルシリーズ)の話題になった。『今際の国のアリス』予告編 – Netflix
SKY-HI:あはは(笑)。
金子:やっぱり向こうの人って熱がすごくて。でも(返信を送ったら)「代理の人だろ?」とか言われて「本物だよ」って言って。そこからうちらの音楽聴いてくれたりとか、ストーリーをあげてくれたりとか、海外の人って拡散力がすごいから。
SKY-HI:自分が思っている以上に人っていっぱい生きてるんだなって。
金子:本当に。
SKY-HI:前にStray Kidsのメンバー内ユニットの3RACHAと曲をやったとき、こんなに世界中に言語ってあふれてるんだなって。
金子:そうだよね。メッセージが着てもすぐに翻訳ができるから、最高の時代だよね。
SKY-HI / JUST BREATHE feat. 3RACHA of Stray Kids (Prod. UTA) -Music Video-
金子:MTVのVMAJ(MTV Video Music Awards Japan)が2002年から始まってデビューとちょうど同じくらいで、初年度から出させてもらって。
SKY-HI:間違いなくそれは見たんで。
金子:Jay-Zとか来てたもんね。Zeppで前夜祭やったんだけど、Oasis、Jay-Z、RIP SLYME、Dragon Ash、RIZEみたいな。意味わからないでしょ。
SKY-HI:昔の日本の音楽ってそんなにガラパゴってなかったですよね。
金子:そうね。今はもはやガラパゴス通り越して独自の生態系ができ始めてる気も、この数年は(あって)。バンドカルチャーとかロックバンドとかって世界的には下火だけど、日本はすごくフレッシュだし。coldrainがPapa Roachのイベントにゲストで行くことになったりとか、すごいんだよね。
SKY-HI:YUNGBLUDとかも、ロックバンドではないけど、ロックマナーだしラップするし、でもヒップホップではないしみたいな。オルタナティブな人がすごく増えたなって印象がありますね。
金子:トラップとかもロック系だと絡みやすいもんね。
SKY-HI:日本の中でも、ラッパーとかとよく絡んでくれるバンドとロックシーンでやっているロックバンド、フェス出るバンドと出ないバンドとか、すごく多様な音楽スタイルがありますよね。
金子:ガラパゴスと思いきや謎の島みたいな(笑)。
SKY-HI:越境もラクになった気がしますしね。
金子:それこそ距離は近くなったしスピードも早くなったし、いいマルチタスクが伸びてくれるといいよね。
SKY-HIとのコラボがターニングポイントになった
金子ノブアキは2018年にSKY-HIを迎えたコラボ楽曲『illusions』をリリース。金子はこの曲がターニングポイントになったと明かす。金子ノブアキ「illusions feat. SKY-HI」MV
SKY-HI:そうなんですよ。
金子:その手法が、RED ORCA(金子、草間 敬、PABLO、来門、葛城京太郎、同道公祐による6人組バンド)とかにつながってったんだよ、地続きで。
SKY-HI:本当ですか。
金子:豊洲でMIYAVIと3人で出させてもらったときに。
SKY-HI:俺とMIYAVIとあっくんのスリーピースで(笑)。
金子:すげえ盛り上がるじゃん、いけるもんだなって思って、こういうのたくさん作りたいと思ったんだよね。すごく感謝してるんです。
SKY-HI:そんなことを言っていただけるとは。
SKY-HIが「あっくんはいつも楽しそうにしている」と親交を深める中で受けた金子の印象を語ると、「こっちのセリフだよ」と金子は笑う。
金子:たぶん日高くん(SKY-HI)とは似てるとこあるから。
SKY-HI:キャリアを進めても絶対に新しいことをやるとか、成功を焼き直さない感じにシンパシーを感じますし、胸が躍りますね。
金子:この間、J-WAVEで(シシド)カフカちゃんの番組に出たときに「あらためて訊きたいんですけど、趣味って何ですか?」って言われて困っちゃって。
SKY-HI:あはは(笑)。
【関連記事】金子ノブアキ、20代に伝えたいことは…「好きなこと」「好きな友だち」を大切に
https://news.j-wave.co.jp/2023/01/content-1192.html
金子:「いや……音作ってドラム叩いて……」って。だからラッキーだなって。たぶん一緒だと思うんだけど。
SKY-HI:そうですね。
金子:それが見つかったから良かったねって感じですね。
道でバッタリ会って…RED ORCA結成秘話
続いてRED ORCAの話題に。RED ORCAは2019年に始動、昨年12月には新曲『Buddhism(The shine will comeback)』を配信リリースした。RED ORCA - Buddhism(The shine will comeback) [Official Music Video]
SKY-HI:そうなんだ。
金子:もともとやってたユニットがあるんだけど、今はストップしてる状況で、偶然道で会ったときに「スタジオ入ってくださいよ!」って言われて。あいつもスゴいのよ、グイグイきて。
SKY-HI:あはは(笑)。
金子:だったらちょっとやってみようってことで(RED ORCAは)始まったみたいな感じだったんだけど、俺としてはあいつらにも感謝してる。RIZEはしばらく止まってる状態が続いてるから、スパーリングって言ったら贅沢すぎるけど、体のキレが落ちない状態というか、そういう相手が常にいるっていうのは、バンドマンとか演奏家としてありがたい限りだね。体って一瞬で忘れていくから。
SKY-HI:しばらく人前に出てなくて、人に久しぶりに会うと現役感が急になくなるっていうのがまわりで出始めてますね。
金子は「人から当てられる気みたいのってあるし、その交換もある」と言うと、SKY-HIが同調する。
金子:ライブはその最たるものだから、直でもらい合うみたいな。こっちがあげてるだけじゃないもんね。ライブやるとケガとか治るし。
SKY-HI:ははは(笑)。
金子:ツアーないとすごく調子狂っちゃうんだよね。
SKY-HI:そうですよね。ロックバンドってツアー期間が長いところは長いじゃないですか。
金子:すごい話だよね。全国まわって人が入るってすごいことで、普通は無理なことだからさ。大いなる奇跡というか。
俳優をパワースポットととらえる
ミュージシャンの傍ら俳優としても活躍する金子。その2つの活動にはどんな違いがあるのだろうか。【関連記事】金子ノブアキ「役者一本というのは絶対に無理」 DEAN FUJIOKAも共感
SKY-HI:メンタルコントロールというか、使う神経も満たされる感動も(ミュージシャンと俳優では)種類って違うじゃないですか。
金子:違うけど、面白いのは、無理やり音楽じゃないところに自分が置かれるじゃん。物理的に耳が休まるし、逆サイドのことを思いつくかもしれない。失礼な話、たとえば撮影中に頭の中に台本も絵で出てくるじゃん。それも面白いけど、やっぱり俳優さんとか役者さんとかって強烈に運気が強くて、めちゃめちゃパワフルな人が多いから御利益はあるよね。そういう人はパワースポットとしてとらえて(笑)。それをいちばん近くで当たれるでしょ。
SKY-HI:確かにミュージシャンの人って、音楽をやってないときもミュージシャンっぽいですけど、俳優さんも別に演技してるわけじゃないけど俳優さんっぽい人が多いですよね。
金子:あれ、何なんだろうね。俺も根本的に人種違うから。とにかくみんな人前に立ってる人たちだから、ものすごいストレスを抱えているだろうし、監督も常に決断を迫られているから、そういう人は多いね。
SKY-HI:俳優さんの目の当たり方って特殊ですしね。
金子:特殊だよね。
SKY-HI:ミュージシャンって見せにいってるところがあるけど。
金子:そうね。自分だもんね。だから面白い。全然違うけどマジでパワースポットがいっぱいって感じだよね。
RED ORCAは3月から4月にかけてワンマンツアー「beyond the darkn(Es)s」を開催する。
RED ORCAの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
金子ノブアキの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
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