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今年のサウナのトレンドや注目施設、そして来年への期待…専門誌の編集長が語る

タナカカツキ総合プロデュースの「渋谷SAUNAS」。 2022年12月23日(金)にオープンを控える。施設情報はコチラ

今年のサウナのトレンドや注目施設、そして来年への期待…専門誌の編集長が語る

2022年のサウナトレンドと2023年のサウナへの期待を、「SAUNA BROS.」編集長の篠崎 司(まもる)さんが語った。

篠崎さんが登場したのは『STEP ONE』のワンコーナー「SAISON CARD ON THE EDGE」(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)。ここでは12月13日(火)のオンエア内容をテキストで紹介する。

サウナの魅力やトレンドを伝える「SAUNA BROS.」

サウナに関するさまざまな情報を届ける雑誌、「SAUNA BROS.」の編集長を務める篠崎さん。まずは、「SAUNA BROS.」の内容について伺った。

篠崎:「サウナイズピースフル」をキャッチコピーとした、すべてのサウナ好きに送るサウナ雑誌です。サウナの心地よさをいろいろな方と共感したい、サウナがもたらしてくれる素晴らしい時間や楽しみを少しでも多くの人に伝えていきたいと、サウナの最新トレンドから、ローカルに愛される銭湯サウナなどを幅広く紹介しています。

そんな「SAUNA BROS.vol.5」が12月20日(火)に発売する。そこで篠崎さんに、2022年のサウナのトレンドについて振り返ってもらい、特徴を語ってもらう。

篠崎:全体的には、個室サウナや貸し切りのサウナが増えたかなと思っています。あとは銭湯や施設をリノベーションすることが多く、それによって生まれ変わって改めて注目されるっていう流れも、けっこうあるのかなと思っています。

ノイハウス:うちの近くにもあります。急にすごくおしゃれになって、ちょっとのぞこうかなという流れになりますよね。

篠崎:そうですね。あとは、今までも人気施設だった施設も、リニューアルや新しいサウナを作ることで、常に進化し続けているというところも、注目です。

サッシャ:たとえばどんなところですか?

篠崎:ニューウイングさんやマルシンスパさん、神戸サウナさんとかは、新しいサウナを作られたり、日々新しいことにチャレンジしているのかなと思います。

サッシャ:このコーナーでも取り上げた、建築家の隈 研吾さんが手がけた香川県・直島にある「SANA MANE」もありますね。旅感覚でサウナに行く「サ旅(たび)」も増えた気がします。

篠崎:サウナを目的に旅をする方が本当に増えているなと思っています。私たち「SAUNA BROS.」も提供させていただいた、SPRING JAPANさんの佐賀成田便が「サウナ路線宣言」をするなど、やっぱり旅行会社さんもサウナ旅企画をするのが定着したように感じます。自分も取材で地方に行ったときに1日5~6軒ぐらい回るんですけど、地方のサウナも魅力があって、楽しみが尽きないです。

サッシャ:取材に行くときはサウナに入るんですか?

篠崎:私は必ず入ります。

サッシャ:整いすぎませんか!

ノイハウス:6回も整っちゃう(笑)。

篠崎:実際に取材してみて、経験したことをお伝えしたいので。

人気、注目のサウナは…

サウナ旅をする人が増えていると語る篠崎さん。具体的に人気のスポットは。

篠崎:全国区となっていて、サウナ好きなら皆さん行きたいと思っているでしょうが、御船山温泉の「らかんの湯」ですとか、あとは長野県の「The Sauna」もすごく人気なのかなというところと、最近は温泉が人気の大分県豊後大野市にある「REBUILD SAUNA」もけっこう注目されているかなと思います。

ノイハウス:この3つに限らないと思うんですけど、共通した人気の要素はあるんですか。

篠崎:それぞれコンセプティブというか、方向性がしっかりされているというか、行って帰りたくなくなる、ずっといたくなるっていうところは共通している部分かなとは思いますね。

さまざまな地域にあるサウナが注目を浴びるなか、サッシャは「都心でここがアツい」というサウナはないか、質問する。

篠崎:タナカカツキさんが総合プロデュースされた「渋谷SAUNAS(サウナス)」、12月下旬オープンで、私も最終的な完成形はまだ見られてないんですけど、取材でお伺いさせていただきました。すべてに工夫されていて、今までのサウナ好きからこれからサウナに興味を持つ方にも、本当に楽しんでいただけるのかなと思います。

サッシャ:どういう施設なんですか?

篠崎:外観から若い方も入りたくなるような雰囲気で、実際になかに入ってもそういうイメージがあるんですけど、3階建てで9つもサウナがあって、コンセプトが違うので同じサウナがないというか、一つひとつが楽しめるっていうところですね。

ノイハウス:施設としても、貸切会議室があったりミシュランシェフによるカジュアルヴィーガンメニューのレストランがあったりとか、仕事をしながらサウナに入りながら1日過ごせますね。

篠崎:そうですね。渋谷という立地上、サウナだけじゃなくていろんなことを楽しめる場所になるのかなと、私たちも期待しています。

サッシャ:ミシュランメニューは、テイクアウトもできるんだね。あとはワーキングスペース、整ったあとにオンライン会議に使えたりとか、すごいなぁ。

「歴史あるサウナ」から「新しいサウナ」へ

コロナ禍以降、「密」を避ける意味でも、1人で入れるソロサウナが増加傾向にある。ソロサウナや貸切サウナは、予約をすれば入れるという需要があると、篠崎さんは語る。また、歴史あるサウナ店が、新しいサウナを提供してくれる楽しみも、トレンドとしてあるという。

ノイハウス:歴史あるサウナと新しいサウナの違いは、どういうところですか?

篠崎:昔はカラカラの熱いサウナ(ストロングサウナ)が主流だったんですけど、最近はフィンランドサウナといって、湿度があって90度くらいの、サウナを始めたばかりの方でも比較的入りやすいサウナが主流です。

サッシャ:来年のサウナ界は、どうなっていくのでしょうか。

篠崎:日本は自然がとても豊かで、きれいな水と空気が全国各地にあるのが財産であり、魅力なのかなと思っています。実際は当たり前ではあるんですけど、きれいな水と空気があるところには最高の水風呂と外気浴があって、それが格別なものになるのかなというところもあって、現に山梨県とか、サウナを意欲的に捉えている地方自治体も増えているので、地方の魅力を生かしたサウナやアウトドアサウナがもっと増えていくのかなと予想しています。なので、先ほどお伝えしたサウナ旅というのも、もっと楽しくなっていくのかなと思います。

最後に、12月20日発売の最新号の内容について、教えてもらった。

篠崎:オープンされていない「渋谷SAUNAS」さんや話題の「SANA MANE」さんもご紹介させていただいていますし、一方で、いまリニューアルしている王道サウナのご紹介もしていたり、幅広くトレンドを追いつつも、昔からあるサウナもしっかりとご紹介させていただいています。

ノイハウス:個人的に気になるのが、もちろん業界的ベストはあると思うんですけど、編集長として「ここはおすすめ」というところはありますか。

篠崎:けっこう浮気性なんで、いちばん最近入ったサウナがいいなっていうことになってしまいますね(笑)。

サッシャ:来年もさらなる自然と、サウナをたくさん楽しみたいなと思いました。

話題のサウナ、お近くのサウナで1年の疲れを癒し、整ってみては。

J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「SAISON CARD ON THE EDGE」では、毎回ニューノーマル時代のさまざまなエッジにフォーカスする。放送は月曜~木曜の10時10分ごろから。

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