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磯村勇斗、共演者の奮闘に「俺は何をやっているのか」 挑戦したい楽器は…

磯村勇斗、共演者の奮闘に「俺は何をやっているのか」 挑戦したい楽器は…

主演:阿部寛&原案・脚本・監督:内田英治で贈る、人生大転換エンターテインメント映画『異動辞令は音楽隊!』(8月26日公開)の完成披露試写会が7月28日(木)都内ホールで行われ、主演の阿部寛、共演の清野菜名、磯村勇斗、高杉真宙、見上愛、内田英治監督が出席した。

警察音楽隊に異動を命じられる鬼刑事・成瀬司を演じた阿部は「台本を読んで泣けないだろうと思ったところで泣けたり、些細なことが自分の涙ポイントになったりした」と内田監督によるオリジナルストーリーに自信。約3か月の練習を経てドラム演奏にも初挑戦したことから「この役はなかなか大変でした。ドラムは手数が多くてどれを叩けばいいのかわからず、しかも足もありますから。しかもドラムは音が出る楽器なので家ではゴムパットを代用して木魚を叩くように練習しました」と苦労を明かしつつ「手が慣れるまで1か月くらいやって、そこからドラムが叩きやすくなって火が付いた」と手応えを明かした。

成瀬と深く関わる音楽隊の一員・来島春子役の清野は、阿部のドラマーぶりに「凄くカッコよかった。練習時からどんどんアップデートされていく阿部さんを見てプロ根性と尊敬を感じました」とリスペクト。音楽隊の一員・北村裕司役の高杉も「阿部さんがドラムを叩いている姿を生で見られただけでもこの撮影に参加することができて良かったと思えた」と感動。共演者からの絶賛の声に阿部は「もう……何も言えません!」と満面の笑みを見せた。

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清野もトランペット、高杉もサックスに初挑戦。清野が「音を出すのが難しい楽器で演奏するのも初めてでしたが、私も上手く弾いてやるぞ!という気持ちで練習できた」と振り返ると、高杉も「皆さんがいたから何とか頑張れた。これが自分一人だったら……きっと練習できていなかったはず」とチームプレイを実感。

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阿部は「久しぶりに部活に出ているみたいな感じ。練習1か月半後に監督から無茶ぶりされてセッションをしてみたけれど、みんなで助け合ってのセッションになっていた。そのときにこの映画の意味を掴んだ気がした。汗水共にしてきた感じがあった」と初挑戦の楽器演奏を通してキャスト陣との絆も深まったようだった。

実際に俳優陣に楽器演奏をさせた狙いについて内田監督は「登場人物が楽器を弾きながら成長する話なので、実際に弾いてもらいました」と説明しながら「撮影のときに3人とも楽器演奏ができるようになっていて正直ビックリしました」とその努力に舌を巻いていた。

一方、鬼刑事時代の成瀬の部下・坂本翔太役の磯村は、阿部に確認したいことがあるという。それは「阿部が撮影現場でカブトムシを見つけてポケットに入れていた」というスタッフからの目撃談。これに阿部は「たしかに。夏場の撮影で肩にクワガタが飛んできました。小さかったので、これは入れておこうと。それを見た照明さんが『もっと飛んできていますよ』と教えてくれてカブトムシを3匹くれました」と認めて、磯村を「本当だったんだ!」と爆笑させていた。

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磯村は楽器演奏には挑戦していないことから「刑事をしている自分が申し訳なくなった。皆さんが音楽を練習している姿や音楽隊のチームの団結力を見ると『俺は何をやっているのか。早く事件を追えよ!』と思った。役としても僕自身としても演奏シーンは感動しました」と楽器に挑戦した共演者を讃えた。すると阿部は「楽器は何をやりたいの?」と磯村に聞いて、磯村が「阿部さんの横でパーカッションをやりたい。マラカスをシャカシャカ鳴らしたい」と楽な方に逃げようとするも、内田監督からは「この作品は僕の中ではシリーズ3まで構想があるので、その際には難しそうな楽器をあえてお願いしたい」と約束されていた。

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成瀬の一人娘・法子役の見上は実際に劇中でギターを弾き、ドラムを叩く阿部とセッションした。見上が「阿部さんはアイコンタクトをしながらドラムのリズムをキープされていて、私も心が動きながら撮影することができて素晴らしいと思いました」と当該シーンを振り返ると、阿部も「そこは良いシーンでした。内田監督からも褒められました。カメラワークを含めてばっちり決まった!」と自画自賛して笑いを取っていた。

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(取材:石井隼人)

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