シンガーソングライターのCoccoが、25周年アニバーサリー作品であるアルバムに込めた思いを語った。
Coccoが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)のワンコーナー「TALK TO NEIGHBORS」。ここでは、3月22日(火)のオンエアをテキストで紹介。
クリス:お祝いはするんですか?
Cocco:3月21日はYouTubeの配信があったから、ファンのみんなと同時にお祝いした気持ちになったというか。スタッフがケーキを買ってくれたり、朝から友だちが送ってくれた花束が届いたりしていました。誕生日みたいな気持ち(笑)。おめでたい日でした。
クリス:ファンもお友だちもずっと(Coccoさんの)音楽を聴いてきているから、みんなの記念日って感じなんでしょうね。
Cocco:みんなの記念日でした。
MVで約30人のダンサーを率いていたのは、ダンサーでありコレオグラファーの重下真由さん。Coccoからダンスのオファーをしたのだという。
Cocco:2021年の夏、我が家にインターネットがやってきました。コロナ禍でフェスとかライブツアーとかが中止になっちゃって、時間ができたからインターネットに挑戦してみようと思ったんです。Instagramも始めました。そうしたら重下真由ちゃんの「ダンスのレッスンで『強く儚い者たち』を踊りました」っていう投稿をたまたま見かけて。『強く儚い者たち』は自分にとって古い付き合い過ぎて、新しいアルバムを出してプロモーションをするときでも、絶対『強く儚い者たち』をリクエストされるのが決まっているから。「またかあ」みたいな気持ちがどうしてもある。
クリス:いい曲だけどねえ。
Cocco:いい曲なんだけど、自分としてはもっと歌いたい他の曲がある。『強く儚い者たち』はなんて言うのかな、“倦怠期の夫婦”みたいな感じ。好きなんだけど、ちょっと距離を置きたい気持ち。
クリス:なるほどね。
Cocco:そういうときに真由ちゃんがこの曲で踊ってくれたことで、いつも同じお弁当の中身をいいお皿に盛り付けてもらったみたいな気持ちになった。見栄えがいつもとちょっと違うというか。歌を踊ってくれるっていうのは自分にとって初めての経験だったから、「Coccoで踊ってくれる人がいるんだ」ってすごく嬉しかった。
重下さんのダンスを練習したCoccoは、自身が踊っている姿をInstagramに投稿したそうだ。 Cocco:25周年をどうするかっていう会議になったときに、「新しいアルバムを出しても『強く儚い者たち』がリクエストされるのを私はわかっている。だったら楽しいことにしたい」と思ったんです。私にとって楽しいって思えることはダンスだったから、「このダンスを見られるんだったら私はいくらでも歌える気がする。新しいMVを作りませんか?」と言ったらみんなが「いいね!」と。結局、みんなこの歌が好きだから。
クリス:(笑)。
Cocco:それで真由ちゃんにMV出演のお願いをしました。
さまざまな年代の人たちのダンスをまとめた重下さんに対し、Coccoは「すごく感謝しています」とコメントした。
クリス:真由さんにとってもびっくりしたことだと思います。インターネットのご縁といいますか。
Cocco:すごいなって思う。
今作はハマ・オカモト、BEGIN、スガ シカオ、亀田誠治といった、さまざまなアーティストたちが参加している。クリスは「新しい風が入ってくる感じがしました」とコメントした。
Cocco:元々は「25周年でCoccoのカバー曲のトリビュートみたいなものをやりたい」ってことをスタッフに言ったんです。
クリス:他のアーティストの曲のカバーね。
Cocco:自分の曲を誰かが歌っているのはすごく好きだから(お願いしたけど)、「そんなのサザンオールスターズでもやってもらってないよ」って言われた。
クリス:(Coccoと同じ)ビクターエンタテインメントですよね(笑)。
Cocco:頼めないんだってことがわかったから、こっちからお願いして、いろんな人と遊んでもらおうっていう方向に変えました。25年も活動していると、フェスで会ったりだとか一度だけお手合わせしたけど、作品づくり自体はしていない人っていうのがけっこう出てきて。そういう人と一緒にやりたいなって思ったんだけど、普通のときにやるとちょっととっ散らかる感じがしたから、「25周年っていう“パーティ感”があるときにやってみるのはどうでしょうか」っていう企画を出したらそっちは通った。
クリス:通ったんだ(笑)。
Cocco:「身の丈に合っているんじゃないですか」ってことで了承してもらえた感じです。
クリス:さっきスタジオに届いたとき、お菓子が入った缶だと思いました。
Cocco:そうそう! クッキーの缶みたいな感じ。
クリス:そんな感じ。シンプルでゴールドな缶ですね。アルバムのブックレットのなかは、いろんなアートワークが載っています。
Cocco:Instagramで「#coccoartwork」という呼びかけをして、アーティストのみなさんがたくさん投稿してくださったものからフィットするものを使わせてもらいました。
クリス:へええ! 「#coccoartwork」がきっかけでいろんな人との出会いがあったんですか?
Cocco:そうです。アーティストを探している方は、「#coccoartwork」をぜひ検索してほしいです。ブックレットに載りきれていない、素晴らしいアーティストの方々がたくさんいます。
クリス:Coccoの歌にいろんな絵があるのはいいなって思う。すごく多くのインスピレーションに繋がる気がします。
Coccoは5月16日(月)からライブツアー「Cocco Live Tour 2022 “プロム”」を開催予定。開催会場やチケットの詳細はビクターエンタテインメントの公式ページをチェック。
Coccoの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
J-WAVE『GOOD NEIGHBORS』のワンコーナー「TALK TO NEIGHBORS」では、さまざまなゲストから「とっておきの話」を訊く。放送は月曜~木曜の14時10分頃から。
Coccoが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)のワンコーナー「TALK TO NEIGHBORS」。ここでは、3月22日(火)のオンエアをテキストで紹介。
デビュー25周年を迎えた心境は?
3月21日にデビュー25周年を迎えたCoccoは、「自分の誕生日よりもドキドキした」とコメントした。クリス:お祝いはするんですか?
Cocco:3月21日はYouTubeの配信があったから、ファンのみんなと同時にお祝いした気持ちになったというか。スタッフがケーキを買ってくれたり、朝から友だちが送ってくれた花束が届いたりしていました。誕生日みたいな気持ち(笑)。おめでたい日でした。
クリス:ファンもお友だちもずっと(Coccoさんの)音楽を聴いてきているから、みんなの記念日って感じなんでしょうね。
Cocco:みんなの記念日でした。
25周年で新たな広がりを見せた『強く儚い者たち』
デビュー25周年を記念して、2月に『強く儚い者たち』の特別バージョンのMVが公開された。Cocco:2021年の夏、我が家にインターネットがやってきました。コロナ禍でフェスとかライブツアーとかが中止になっちゃって、時間ができたからインターネットに挑戦してみようと思ったんです。Instagramも始めました。そうしたら重下真由ちゃんの「ダンスのレッスンで『強く儚い者たち』を踊りました」っていう投稿をたまたま見かけて。『強く儚い者たち』は自分にとって古い付き合い過ぎて、新しいアルバムを出してプロモーションをするときでも、絶対『強く儚い者たち』をリクエストされるのが決まっているから。「またかあ」みたいな気持ちがどうしてもある。
クリス:いい曲だけどねえ。
Cocco:いい曲なんだけど、自分としてはもっと歌いたい他の曲がある。『強く儚い者たち』はなんて言うのかな、“倦怠期の夫婦”みたいな感じ。好きなんだけど、ちょっと距離を置きたい気持ち。
クリス:なるほどね。
Cocco:そういうときに真由ちゃんがこの曲で踊ってくれたことで、いつも同じお弁当の中身をいいお皿に盛り付けてもらったみたいな気持ちになった。見栄えがいつもとちょっと違うというか。歌を踊ってくれるっていうのは自分にとって初めての経験だったから、「Coccoで踊ってくれる人がいるんだ」ってすごく嬉しかった。
重下さんのダンスを練習したCoccoは、自身が踊っている姿をInstagramに投稿したそうだ。 Cocco:25周年をどうするかっていう会議になったときに、「新しいアルバムを出しても『強く儚い者たち』がリクエストされるのを私はわかっている。だったら楽しいことにしたい」と思ったんです。私にとって楽しいって思えることはダンスだったから、「このダンスを見られるんだったら私はいくらでも歌える気がする。新しいMVを作りませんか?」と言ったらみんなが「いいね!」と。結局、みんなこの歌が好きだから。
クリス:(笑)。
Cocco:それで真由ちゃんにMV出演のお願いをしました。
さまざまな年代の人たちのダンスをまとめた重下さんに対し、Coccoは「すごく感謝しています」とコメントした。
クリス:真由さんにとってもびっくりしたことだと思います。インターネットのご縁といいますか。
Cocco:すごいなって思う。
ニューアルバム『プロム』制作エピソード
3月23日、Coccoのアニバーサリーイヤーを記念したアルバム『プロム』がリリースされた。初回限定盤Aには「25周年2525(ニコニコ)セット」が特典に同封。Cocco自身が作成した缶のなかにはCDとBlu-ray(紙ジャケ入り)、25周年Tシャツ ・タオルが入っており、豪華な内容となっている。今作はハマ・オカモト、BEGIN、スガ シカオ、亀田誠治といった、さまざまなアーティストたちが参加している。クリスは「新しい風が入ってくる感じがしました」とコメントした。
Cocco:元々は「25周年でCoccoのカバー曲のトリビュートみたいなものをやりたい」ってことをスタッフに言ったんです。
クリス:他のアーティストの曲のカバーね。
Cocco:自分の曲を誰かが歌っているのはすごく好きだから(お願いしたけど)、「そんなのサザンオールスターズでもやってもらってないよ」って言われた。
クリス:(Coccoと同じ)ビクターエンタテインメントですよね(笑)。
Cocco:頼めないんだってことがわかったから、こっちからお願いして、いろんな人と遊んでもらおうっていう方向に変えました。25年も活動していると、フェスで会ったりだとか一度だけお手合わせしたけど、作品づくり自体はしていない人っていうのがけっこう出てきて。そういう人と一緒にやりたいなって思ったんだけど、普通のときにやるとちょっととっ散らかる感じがしたから、「25周年っていう“パーティ感”があるときにやってみるのはどうでしょうか」っていう企画を出したらそっちは通った。
クリス:通ったんだ(笑)。
Cocco:「身の丈に合っているんじゃないですか」ってことで了承してもらえた感じです。
アートワークにさまざまなアーティストが参加
2人はスタジオで「25周年2525(ニコニコ)セット」を広げてトークを展開。クリスは「缶にいっぱい入ってる」と、その盛りだくさんな特典に驚いた。缶自体が好きだというCoccoは、「缶を作りたいと思ったから、入れるものはあとで考えた感じ」と語った。クリス:さっきスタジオに届いたとき、お菓子が入った缶だと思いました。
Cocco:そうそう! クッキーの缶みたいな感じ。
クリス:そんな感じ。シンプルでゴールドな缶ですね。アルバムのブックレットのなかは、いろんなアートワークが載っています。
Cocco:Instagramで「#coccoartwork」という呼びかけをして、アーティストのみなさんがたくさん投稿してくださったものからフィットするものを使わせてもらいました。
クリス:へええ! 「#coccoartwork」がきっかけでいろんな人との出会いがあったんですか?
Cocco:そうです。アーティストを探している方は、「#coccoartwork」をぜひ検索してほしいです。ブックレットに載りきれていない、素晴らしいアーティストの方々がたくさんいます。
クリス:Coccoの歌にいろんな絵があるのはいいなって思う。すごく多くのインスピレーションに繋がる気がします。
Coccoは5月16日(月)からライブツアー「Cocco Live Tour 2022 “プロム”」を開催予定。開催会場やチケットの詳細はビクターエンタテインメントの公式ページをチェック。
Coccoの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
J-WAVE『GOOD NEIGHBORS』のワンコーナー「TALK TO NEIGHBORS」では、さまざまなゲストから「とっておきの話」を訊く。放送は月曜~木曜の14時10分頃から。
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