サニーデイ・サービスの曽我部恵一(Vo/Gt)が、アナログレコードや音楽へのこだわりについて語った。
曽我部が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『WOWOW MUSIC // POOL』(ナビゲーター:中田クルミ)。オンエアは2月18日(金)。
サニーデイ・サービスは、3月4日(金)にワンマンライブを控える。『WOWOW MUSIC // POOL』とのコラボレーションだ。詳細は以下から。
・ライブ特設ページ
https://pool.wowow.co.jp/sds2022/
『WOWOW MUSIC // POOL』では、ゲストが毎回とっておきのアナログレコードを持参する。曽我部が1曲目に選んだのは、レイ・パーカー・ジュニア『Ghostbusters』のアナログレコードだった。
中田:ワオ! この番組をやっていて、知っている曲がすぐにかかったのは初めてかも。めっちゃうれしい!
曽我部:これはわかりますよね。僕が中学1年生ぐらいのときのヒット曲です。映画『ゴーストバスターズ』が公開されると同時にこの曲も大ヒットしたんですよね。だから子どものときから何十回も聴いていると思うんですけど、いま聴いてもアガりますね。
中田:アガります。これは私も大好き。シリーズ最新作『ゴーストバスターズ/アフターライフ』が公開されたばかりですよね。
曽我部:いまやってますよね。すごくよかったです。
中田:レイ・パーカー・ジュニア『Ghostbusters』は、世代を超えて聴いても古くならない感じもいいですよね。
曽我部:いまの子どもたちもひょっとしたら知っているかもしれない曲じゃないですか。
中田:絶対に知ってますよね。
曽我部:映画を最初に観たのは中学生のときだけど、50歳過ぎた今もまた観られる。それでまたこの曲が流れて。
中田:めちゃくちゃ聴きました。うれしい! 心躍ります。
曽我部:セックス・ピストルズは最高ですよね。
中田:リアルタイムで聴いてたんですか?
曽我部:リアルタイムじゃなくて、僕が聴いたのは中学2年生のときだから1985年かな? 僕が『Ghostbusters』とかを聴いていたら、先輩か誰かがカセットに録ってくれて、それで初めて聴いたんです。再生したらこれが流れ始めて、本当に背筋に電流が走るというんですか、衝撃を受けて「かっこいい!」と思って。
中田:そのときは音楽をやられていたわけではないんですよね。
曽我部:やってなかったですけど、これを聴いてやろうと思いました。
中田:じゃあ初期衝動ですね。
セックス・ピストルズのビジュアルにも魅了されたという曽我部は、彼らのファッションをマネしていたのだとか。
曽我部:ファッションもかっこよかったし、音も少年の心に直球ですよね。ひずんでいて、思いっきり言いたいことを言うぜ、みたいなことがね。思い切り言いたいことが言えない時代じゃないですか、子どものときって。まだ何を言いたいのかがわからないでしょ。もやもやしたものだけが心のなかにあって。それをうまく形にしてくれたのがセックス・ピストルズの音楽だったんです。
中田:その辺りのイギリス音楽を聴いて育った感じですかね。
曽我部:そうだね。だからヒットチャートを聴いていたんですけど、パンクを聴いて以降は「かっこいいロックンロールがあるんだ」みたいな。それでレコードを買ったり、バンドでギターを弾いてみたりしはじめた感じです。
曽我部:こだわりというより、買うのも聴くのも基本的にアナログばかりなので。
中田:メインがアナログなんですね。ずっとですか?
曽我部:ずっとですね。当時はレコード屋さんにレコードしかなかったから(笑)。高校2、3年生ぐらいのときにCDに変わり始めて、新譜がCDしか出なくなったんですよ。それはすごく寂しかった。
中田:そのときからレコードが特別だったんですね。
曽我部:やっぱりレコードが大好き。ジャケットがデカいのも好きだし、針を落とす行為も好きだし。CDって当時から全然好きになれなかった。
中田:いまもサブスクの音楽は聴かないですか?
曽我部:聴くけど、忘れちゃうかな。「いいな」って聴くんだけど、本当にいいなと思ったらレコードで探す。買って持っておかないと忘れちゃうので。
中田:買って持つ経験って違いますよね。
曽我部:全然違います。
曽我部は「気になる曲を買うところまでが仕事」だと自身のこだわりを語った。
曽我部:喫茶店とかで流れている曲がすごくいいと、アプリでチェックします。それでよかったらレコードを探して。
中田:モノでゲットするんですね。
曽我部:車でラジオを聴いていても気になる曲が流れたら調べて、レコードがあったら買う。買うところまでが仕事です。じゃないと忘れちゃうんですよね。だからぜひミュージシャンの方は、CDでもカセットでもレコードでもいいんだけど出してほしい。形として残るでしょ? 別に形として残らなくてもいいんだけど、僕がうれしいという。
中田:曽我部さんに喜んでもらいたい人は盤を出しましょうということですね(笑)。
曽我部:出してください。僕は対バンした人とかでもレコードが出ていたら物販コーナーで買って帰ります。
中田:曽我部さんに憧れのある若いアーティストはすぐに盤を作りますね。
曽我部:レコードは好きですね。思い出すでしょ。「あのとき買ったな」とか。
中田:思い出します。「ここで買ったな」「誰にもらったな」とか。あとは手触りを覚えています。
曽我部:質感とかね。あと外国で買ったやつとかめっちゃ覚えてますね。「あそこの裏通りのちっちゃいレコード屋さんで買ったな」とか。
曽我部のプレイリストも公開中。
POOL、それは誰もが音楽を自由に楽しめる場所。『WOWOW MUSIC // POOL』では毎週、音楽好きがとっておきのアナログを持って登場。放送は毎週金曜日22時から。
曽我部が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『WOWOW MUSIC // POOL』(ナビゲーター:中田クルミ)。オンエアは2月18日(金)。
サニーデイ・サービスは、3月4日(金)にワンマンライブを控える。『WOWOW MUSIC // POOL』とのコラボレーションだ。詳細は以下から。
・ライブ特設ページ
https://pool.wowow.co.jp/sds2022/
大ヒット映画のテーマ曲
曽我部はサニーデイ・サービスのボーカリスト・ギタリストとして1992年から活動を開始。70年代の日本のフォークロックを90年代のスタイルで解釈・再構築した、まったく新しいサウンドが、聴くものに強烈な印象を与えた。2004年に自主レーベル「ROSE RECORDS」を設立し、形態にとらわれない表現を現在も続けている。『WOWOW MUSIC // POOL』では、ゲストが毎回とっておきのアナログレコードを持参する。曽我部が1曲目に選んだのは、レイ・パーカー・ジュニア『Ghostbusters』のアナログレコードだった。
Ray Parker Jr. - Ghostbusters (Audio)
曽我部:これはわかりますよね。僕が中学1年生ぐらいのときのヒット曲です。映画『ゴーストバスターズ』が公開されると同時にこの曲も大ヒットしたんですよね。だから子どものときから何十回も聴いていると思うんですけど、いま聴いてもアガりますね。
中田:アガります。これは私も大好き。シリーズ最新作『ゴーストバスターズ/アフターライフ』が公開されたばかりですよね。
曽我部:いまやってますよね。すごくよかったです。
中田:レイ・パーカー・ジュニア『Ghostbusters』は、世代を超えて聴いても古くならない感じもいいですよね。
曽我部:いまの子どもたちもひょっとしたら知っているかもしれない曲じゃないですか。
中田:絶対に知ってますよね。
曽我部:映画を最初に観たのは中学生のときだけど、50歳過ぎた今もまた観られる。それでまたこの曲が流れて。
『ゴーストバスターズ/アフターライフ』予告3 2022年2月4日(金)全国の映画館で公開
「かっこいい!」と衝撃を受けたセックス・ピストルズ
続いて曽我部は、セックス・ピストルズ『Anarchy In The U.K』を紹介。曲との出会いを振り返った。Sex Pistols - Anarchy In The UK
曽我部:セックス・ピストルズは最高ですよね。
中田:リアルタイムで聴いてたんですか?
曽我部:リアルタイムじゃなくて、僕が聴いたのは中学2年生のときだから1985年かな? 僕が『Ghostbusters』とかを聴いていたら、先輩か誰かがカセットに録ってくれて、それで初めて聴いたんです。再生したらこれが流れ始めて、本当に背筋に電流が走るというんですか、衝撃を受けて「かっこいい!」と思って。
中田:そのときは音楽をやられていたわけではないんですよね。
曽我部:やってなかったですけど、これを聴いてやろうと思いました。
中田:じゃあ初期衝動ですね。
セックス・ピストルズのビジュアルにも魅了されたという曽我部は、彼らのファッションをマネしていたのだとか。
曽我部:ファッションもかっこよかったし、音も少年の心に直球ですよね。ひずんでいて、思いっきり言いたいことを言うぜ、みたいなことがね。思い切り言いたいことが言えない時代じゃないですか、子どものときって。まだ何を言いたいのかがわからないでしょ。もやもやしたものだけが心のなかにあって。それをうまく形にしてくれたのがセックス・ピストルズの音楽だったんです。
中田:その辺りのイギリス音楽を聴いて育った感じですかね。
曽我部:そうだね。だからヒットチャートを聴いていたんですけど、パンクを聴いて以降は「かっこいいロックンロールがあるんだ」みたいな。それでレコードを買ったり、バンドでギターを弾いてみたりしはじめた感じです。
買うのも聴くのも、基本的にアナログばかり
下北沢にあるレコードショップ「PINK MOON RECORDS」を運営している曽我部に、アナログへのこだわりを訊いた。曽我部:こだわりというより、買うのも聴くのも基本的にアナログばかりなので。
中田:メインがアナログなんですね。ずっとですか?
曽我部:ずっとですね。当時はレコード屋さんにレコードしかなかったから(笑)。高校2、3年生ぐらいのときにCDに変わり始めて、新譜がCDしか出なくなったんですよ。それはすごく寂しかった。
中田:そのときからレコードが特別だったんですね。
曽我部:やっぱりレコードが大好き。ジャケットがデカいのも好きだし、針を落とす行為も好きだし。CDって当時から全然好きになれなかった。
中田:いまもサブスクの音楽は聴かないですか?
曽我部:聴くけど、忘れちゃうかな。「いいな」って聴くんだけど、本当にいいなと思ったらレコードで探す。買って持っておかないと忘れちゃうので。
中田:買って持つ経験って違いますよね。
曽我部:全然違います。
曽我部は「気になる曲を買うところまでが仕事」だと自身のこだわりを語った。
曽我部:喫茶店とかで流れている曲がすごくいいと、アプリでチェックします。それでよかったらレコードを探して。
中田:モノでゲットするんですね。
曽我部:車でラジオを聴いていても気になる曲が流れたら調べて、レコードがあったら買う。買うところまでが仕事です。じゃないと忘れちゃうんですよね。だからぜひミュージシャンの方は、CDでもカセットでもレコードでもいいんだけど出してほしい。形として残るでしょ? 別に形として残らなくてもいいんだけど、僕がうれしいという。
中田:曽我部さんに喜んでもらいたい人は盤を出しましょうということですね(笑)。
曽我部:出してください。僕は対バンした人とかでもレコードが出ていたら物販コーナーで買って帰ります。
中田:曽我部さんに憧れのある若いアーティストはすぐに盤を作りますね。
曽我部:レコードは好きですね。思い出すでしょ。「あのとき買ったな」とか。
中田:思い出します。「ここで買ったな」「誰にもらったな」とか。あとは手触りを覚えています。
曽我部:質感とかね。あと外国で買ったやつとかめっちゃ覚えてますね。「あそこの裏通りのちっちゃいレコード屋さんで買ったな」とか。
曽我部のプレイリストも公開中。
POOL、それは誰もが音楽を自由に楽しめる場所。『WOWOW MUSIC // POOL』では毎週、音楽好きがとっておきのアナログを持って登場。放送は毎週金曜日22時から。
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2022年2月25日28時59分まで
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番組情報
- WOWOW MUSIC // POOL
-
毎週金曜22:00-22:30
-
中田クルミ