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崎山蒼志が「聴いたことがない感じのフレーズ」に魅了されたアーティストは?

崎山蒼志が「聴いたことがない感じのフレーズ」に魅了されたアーティストは?

シンガーソングライター・崎山蒼志がとっておきのアナログレコードを紹介し、自身の音楽ルーツや表現への想いを語った。

崎山が登場したのは、J-WAVEで放送中の『WOWOW MUSIC // POOL』(ナビゲーター:中田クルミ)。ここでは11月19日(金)のオンエアをテキストで紹介する。

崎山蒼志の“とっておきレコード”

崎山は静岡県浜松市出身、2002年生まれの19歳。2018年、インターネット番組の出演をきっかけにその才能が世に知られ、2021年1月にアルバム『find fuse in youth』でメジャーデビュー。独自の世界観でいま最も注目を集めているシンガーソングライターのひとりだ。9月リリースの『幽けき』は映画『かそけきサンカヨウ』の主題歌に、10月リリースの『風来』はドラマ『顔だけ先生』の主題歌に起用されている。

『WOWOW MUSIC // POOL』では、ゲストが毎回とっておきのアナログレコードを持参する。崎山は、ラッパー・JPEGMAFIAが2019年にリリースしたアルバム『All My Heroes Are Cornballs』の収録曲『Jesus Forgive Me, I Am A Thot』を紹介した。

JPEGMAFIA - Jesus Forgive Me, I Am A Thot

中田:映画『サマーウォーズ』の仮想現実「OZ」みたいな、インターネットの仮想現実のなかでいろいろなアバターや情報がブワーってなって、バズるもの、散るもの、そして交流するものみたいな世界が想像できました。めちゃくちゃじゃないですか? 入ってくる音も。
崎山:すごくミステリアスというか。
中田:なんか怖いといったら怖いけれど。
崎山:本当にカオスです。
中田:まさにカオスです。声の荒々しさと、うしろに流れているビートの優しさとクラッシュ音みたいなのも心を揺さぶられますね。この曲を選んだ理由を教えてください。
崎山:ストリーミングやYouTubeもそうなんですけど、Twitterとかで音楽を知ることが多くて。2年前ぐらいに音楽好きの人のあいだでけっこう話題になっていて、聴いてみたら最初は「ええ?」って。ヒップホップもあまり聴いたことがなかったので、そういう新鮮さもあって「え、なんだこれ」と思って、どんどん聴いていくうちにすごく強い魅力に惹かれていって、アナログも購入したんです。
中田:もともとヒップホップは?
崎山:あんまり聴いてなくて。でも同じ年にTyler, the Creatorという方のアルバムも出ていて、すごくいいと思ったのと、あとは日本国内でも3人クルーのDos Monosを聴いて、ヒップホップめちゃくちゃかっこいい世界だなと思って。その流れでJPEGMAFIAさんでした。
中田:まさかヒップホップが飛び出してくるとは思わなかったですね。

続いて崎山が選んだアナログレコードは、Nick Drakeの2枚目のアルバム『Bryter Layter』。崎山は3枚目のアルバム『Pink Moon』が好きだったそうで、音楽関係者から「これも聴いてみて」と渡されて聴いたそうだ。

崎山:自分は3枚目のアルバムの印象が強かったので。3枚目はギターの音と歌しかないというか、あとはピアノがちょっと入っていたぐらいだったので、(2枚目のアルバム『Bryter Layter』は)けっこうアレンジが入っているんだなと思いました。
中田:これはまた優しい感じ。
崎山:優しいんだけど、だいぶ暗い。気分がわりとダークな、内向きの感じがあって。3枚目は特にそうなんです。

型破りな4人組 black midi

続いて崎山はblack midiのアルバム『Schlagenheim』をピックアップ。崎山は2019年のblack midiの来日公演を、高校の授業が終わったあとに浜松から新幹線に飛び乗って観に行ったのだとか。

black midi - Schlagenheim (full album)

崎山:どうしても観たくて。2019年春ぐらいにYouTubeでライブ映像を見つけて。まだアルバムは出ていない段階だったんですけど、すごく素敵なバンドだなと思って。しかもすごく若くて年も近いんですよ。そういう意味でも刺激的で、アルバムも出てめちゃくちゃかっこいいなと思ったので、これはもう見逃すわけにはいかないという気持ちで行って、このアナログを買いました。
中田:じゃあライブが終わったあとに。いいですね、思い出とともに盤もあるみたいな。ちょうどJPEGMAFIAと同じ時期ぐらいに出会っているんですね。本当に全然違うジャンルをたくさん吸収する時期だったんですか?
崎山:そうですね。でもTwitterとかも大きいです。いろいろ話題になった作品を聴いていたというか。
中田:Twitterの投稿って面白いですよね。
崎山:音楽好きとか音楽評論的な人をけっこうフォローしていて、そういう人たちがわりと話題にしていた作品です。そのなかでも自分がすごくアガったというか。
中田:どういうポイントがアガったんですか?
崎山:black midiに関しては、曲によってはダークで激しいサウンドなんですけど、ギターで大サビがくるみたいな瞬間があって。EDMじゃないですけど、それがすごくかっこいい。聴いたことがない感じのフレーズで、ギターをやっている者としても「こういうフレーズがあったんだな」みたいな感じもありますし、Morgan Simpsonさんのドラムが鬼タイトで、ベースの方も打ち込みやってみたらめちゃめちゃすごいとか、わけがわからない可能性を秘めている4人組で、これからもずっと注目です。カオスなんですけど。
中田:型破りなんですね。

母と一緒に聴いてハマったthe GazettE

崎山に音楽のルーツを尋ねると、the GazettEだったと回答する。4、5歳のころにたまたま母と観たthe GazettEのミュージックビデオにハートを射抜かれたそうだ。

崎山:そこでギターをやろうと思って。
中田:4、5歳で!?
崎山:母親がもともとBUCK-TICKさんとかが好きで。GazettEは母親も射抜かれて、隣で僕も射抜かれて。
中田:親子で射抜かれたと(笑)。私は中学生のときによく聴いていました。
崎山:めっちゃかっこいい。大好きです。
中田:まさかGazettEが飛び出すとは。私が音楽を好きになったきっかけもビジュアル系だったので。ちょっとドキドキしちゃいました。

そんな崎山が曲を作り始めたきっかけはなんだったのだろうか。

崎山:ギターをやりたいとギター教室に通い始めました。音楽も好きだったんですけど、先生に会いに行くのが楽しくて、みたいな感じで。
中田:いい先生だったんですね。
崎山:普通に習い事として行っていて、そこでいろいろな人の曲をカバーしていくなかで「このコード進行で自分もメロディーラインを乗せられるんじゃないかな」と思ったりして。それは小学校4、5年生ぐらいから適当にやっていたんですけど、ちゃんと詞も書いて構成を考えたのは小学校6年生とかでした。
中田:カバーしたなかで思い出はありますか?
崎山:ビジュアル系やハードな音楽をずっと聴いていて。4年生ぐらいのときにSEKAI NO OWARIさんが流行ったので聴いたら、こういう音楽もすごくいいと思ってカバーしたのが印象的です。クリープハイプさんとかもすごくカバーして影響を受けていると思います。
中田:そのときにはJ-POPも聴いていたんですね。いいですね、ギター教室。いまでも先生に会いますか?
崎山:会います。
中田:恩師ですね。
崎山:すごく自由にやらせてくれる人でした。

崎山の最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。

POOL、それは誰もが音楽を自由に楽しめる場所。『WOWOW MUSIC // POOL』では毎週、音楽好きがとっておきのアナログを持って登場。放送は毎週金曜日22時から。

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2021年11月26日28時59分まで

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WOWOW MUSIC // POOL
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22:00-22:30